北陸 貝殻拾いの旅2022(2日目)休暇村 能登千里浜で桜貝【カバザクラ】大量打ち上げ~

休暇村 能登千里浜の前の海岸に桜貝【カバザクラ】が
👇こ~んなにいっぱい打ち上がってました~😃
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北陸 貝殻拾いの旅2022(1日目)は、能作で鋳物製作体験して、氷見市 漁火ロードの海岸で【サクラガイ】を拾い、その日の宿 休暇村 能登千里浜に着いたときは日没直前で、もう海岸に貝殻拾いに行ける明るさではなかったので、翌朝 日の出とともに海岸へ…(06:45)
▼日の出の海は、雲の下側が朝焼けしてますが
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▼海岸はまだ薄暗い
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でも、
ハスノハカシパン見っけ!
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▼桜貝(カバザクラ)がこんなに打ち上がってる!
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そして、
▼桜貝の打ち上げラインがず~っと続いてる~ 凄い!
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もう桜貝(カバザクラ)拾い放題です😃
ハスノハカシパンも打ち上げラインのなかに点々と…
▼拾い始めてから45分で二人ともタッパー一杯に
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朝食前の軽い貝殻拾いのつもりで出てきたから、私もお友達もタッパー1つしか持ってこなかった。
まだまだ拾えるのに、もうこれ以上拾えないよ~😅
朝飯前にこんなに拾えるとは(いい意味で)想定外😊
宿に戻って朝食を済ませて続きを拾わなくちゃ!

今日の貝殻拾いのために、しっかり朝食をいただき、チェックアウトも済ませ、再び海岸へ…(09:40)
▼今度は明るい海岸です
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▼打ち上げラインもよく見えます
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▼打ち上げラインにはカバザクラがいっぱいだ~
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拾い始めてから1時間弱で、
▼プラカップ一杯のカバザクラ(約800個)
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先ほどのタッパーの中身はチャック袋に移し空にしてきたのですが、それではぜんぜん足りないと分っていたので、昨日の夜のおつまみのサキイカのプラカップを貝殻拾い用に転用。それでも足りないだろうから、ペットボトルのキャップ部分を切ったカップも用意して~
カバザクラを千個拾うゾ!と、引き続き拾います😃

11時頃
▼日が高くなって桜貝のピンク色がよく見えるようになってきました。
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▼こんなにいっぱい!桜貝(カバザクラ)が打ち上がってるんですよ~
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鎌倉・由比ヶ浜の「さくらがいの唄」の歌碑には
『…「さくら貝の歌」は昭和14年にこの由比ヶ浜海岸のさくら貝に魅せられて、作曲家 八洲秀章氏が詩った短歌をもとに土屋花情氏が作詞、八洲秀章氏自身が作曲して誕生したものです。当時の由比ヶ浜は、さくら貝の絨毯といわれるほど美しく輝いていたといわれております。』
「さくら貝の絨毯」って、どれくらい打ち上がっていたの?と思っていたのですが、👆これくらいなら「さくら貝の絨毯」ですね。そうか、昭和初期までの由比ヶ浜にもこんなにたくさんの桜貝(たぶんカバザクラ)が打ち上がっていたのか~
そして、
▼桜貝(カバザクラ)が「美しく輝いて」います✨
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▼能登千里浜に打ち上がっていた桜貝(カバザクラ)は…
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ほとんどが合弁(二枚貝の貝殻が左右くっついている状態)でした。
また、ピンク(桜色)より、オレンジ(蒲色)の方が多かったです。カバザクラはピンク~オレンジの色のバリエーションがありますが、蒲色(オレンジ)が「カバザクラ」の名前の元になった色です。

ところで、貝殻を拾うときはしゃがみます。そして立ち上がって移動し、またしゃがんで拾います。
立って小さな貝殻は探せないから、かがんだ姿勢で探しながら移動します。すると、腰の筋肉が長時間緊張した状態になるので、腰痛・筋肉痛にならないように、100個拾ったら腰を伸ばして小休止😅
上の画像の中のカバザクラを数えてみると… 300個以上あります! つまり、しゃがんだまま100個拾えることもある。感動の大量打ち上げ😃
桜貝(カバザクラ)は殻が薄くて繊細な貝殻なので、指でつまみにくいし、時には割れてしまうこともあります。なので、竹ピンセットで一つ一つ拾います。千個拾うことを目標にしたので、それはもう「拾うことに没頭できる」楽しい時間でしたが、拾っていて思った…クマデがあったらもっと効率よく集められたかな~ クマデで貝殻集めたら文字通り“Beach combing”ビーチコーミングだね😅 ※“combing”🔍 あ、combing には「くしで髪をすく」だけでなく「捜索」の意味もあるんだ⇒combing – 日本語への翻訳 – 英語の例文 | Reverso Context
え~と、私が欲しいクマデは潮干狩り用のクマデではなく、竹製の爪の間隔が1cm以下の携帯できる大きさの物。そういうの無いですよね~😅 無ければ自分で作ろうか!とも思ったんですが、こんなカバザクラの大量打ち上げに出会える幸運は(たぶん)もう無いだろうし、桜貝専用熊手の出番は無いでしょう💧

ところで、能登千里浜で拾えたのはカバザクラとハスノハカシパンだけではありません。
他にも…

ウラシマガイトウカムリ科
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カズラガイトウカムリ科
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ウラシマガイとカズラガイは(模様は違うけど)形が似ているな~と思っていましたが、どちらもトウカムリ科だったのですね。
「トウカムリ」って何?⇒「唐冠」で画像検索

はぁ~能登千里浜での貝殻拾いを堪能しました。時刻は12時を過ぎました。
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そろそろ浜をあがって、次の海岸を目指しましょうか。
でも、ちょっと疲れたから、休暇村能登千里浜のカフェで一休み☕
▼ホットコーヒーが金箔入りでした~😃
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あ、金箔で思い出しました。
私が貝殻拾いに愛用している👇この竹ピンセットは…
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箔箸」というもので、金箔を扱うときに使う竹製のピンセットです。
桜貝のような薄い貝殻や、コメツブウニの様な微小なウニ殻を拾うとき、この長さと、力加減が絶妙によいのです😊
これを今回も旅に同行してくれるお友達にも薦めようと「竹ピンセット」で検索したのですが、同じものが出てきません。
これは天王洲アイルの画材屋さん PIGMENT で購入したものなので、PIGMENTのオンラインショップを探してみると… ありました。
箔箸|PIGMENT この20cmのが貝殻拾いに絶妙です。お薦めです😃



カバザクラの学名は?
1日目に氷見市の海岸でサクラガイを拾って学名を調べていて、あれ?と思ったのですが…
GBIF でカバザクラの学名は
Nitidotellina iridella (Martens, 1865) はシノニムで、
Nitidotellina valtonis (Hanley, 1844) がアクセプトされた学名になっています。
でも、いくつかのページを見ていると シノニムの方が記載されています。
ん~ こういうときは Google先生に件数を教えてもらいましょう。
シノニム「Nitidotellina iridella (Martens, 1865) カバザクラ」で検索… 約 53 件
アクセプトされた学名「Nitidotellina valtonis (Hanley, 1844) カバザクラ」で検索… 10 件
アクセプトされた学名が記載されているページの方が少ないです!
これは、学名を調べるときに参照した図鑑にシノニムの学名が記載されていたからでしょうね?
どの図鑑にどちらの学名が記載されているか? ちょっと気になりますが、それを調べるのは後で。
今は、北陸 貝殻拾いの旅2022 のブログのつづきを書かなくちゃ!

つづきは→ 北陸 貝殻拾いの旅2022(2日目)琴ヶ浜で【白樺浮き】


カバザクラはなぜ大量漂着するの?
カバザクラの学名を検索していて目にとまったこちらのページ
渦中の「ハチの干潟」(広島県竹原市)から サクラガイ属二枚貝の新種を発見!|岡山大学[PDF]
『サクラガイは主に波穏やかな内湾に棲息するのに対し、カバザクラは外洋に面した海岸に産して砂浜へ大量に漂着する』
あ~!それで、富山湾内の氷見ではサクラガイが少々。日本海に面する千里浜ではカバザクラが大量漂着するのですね。
あ、でもこれは一般的傾向を示しているだけで、なぜ「大量」漂着するのか?までは説明していませんね。

2022年11月24日 (木)

晩秋の雨上がりの朝に紅と白…手向山紅葉、山茱萸、山茶花、柊

昨日は一日中雨でしたが、今日は晴れ。雨上がりの空は真っ青で、植物の色も映えます😊

手向山紅葉タムケヤマモミジ)の紅葉~
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タムケヤマモミジが真っ赤に紅葉してる~
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タムケヤマモミジの紅葉をさらにアップで…
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タムケヤマモミジの紅葉した葉が落ちてました。
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黄色~赤のグラデーションです。
一枚拾って紅葉した葉を観察…
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タムケヤマモミジの葉は、パッと見は🍁もみじ型じゃないのですが、よくよく見れば…
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イロハモミジの葉の切れ込みを深くしていけば、こういう形になりますね。構造は同じなんだ~

※初めてタムケヤマモミジを見たときに、葉っぱが🍁モミジじゃない【タムケヤマモミジ】手向山紅葉 とか書いてた私😅

タムケヤマモミジの手向山は、菅原道真が「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」と詠んだ手向山です。

山茱萸サンシュユ)の赤い実がいっぱいだ~
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サンシュユの実ってグミみたい。
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食べられるのかな?
サンシュユの木ってどんな木?生薬になりヨーグルトも作れちゃう?|田舎センセイによる田舎暮らしでの悩み解決情報サイト
食べられるんだ! 今度試してみよう😋
山茱萸 さんしゅゆ
は読めない/書けない/発音しにくいので、牧野富太郎が付けた別名 ハルコガネバナ(春黄金花)と呼ぼうと思っていたのですが、春に黄色い花が咲いてるときは ハルコガネバナ(春黄金花)のイメージがピッタリですが、赤い実を見ると「サンシュユ」でいいか~😅

▼白い山茶花サザンカ)の花
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いっぱい!
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ヒイラギ
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ところで、
ひいらぎ は「木へんに冬」ですが、なぜ「冬」なのでしょう? 冬の植物というイメージは無いですよね?
ヒイラギでクリスマスリースを連想する人もいるでしょうが、こちらはセイヨウヒイラギ(西洋柊)モチノキ科。
ヒイラギ(柊)はモクセイ科で、科が違います。
セイヨウヒイラギは冬に赤い実をつけますが、ヒイラギは春に紫色の実をつけます。

「木へんに冬 なぜ」で検索したら、なるほど!な解説ページがありました。
木へんに冬(木冬)と一文字で書く漢字「柊」の読み方、使い方、意味等を解説!|ワードクリップ によりますと…
『「冬(winter)」ではなく、「疼(トウ)」からきているためです。「疼」は、痛みを意味する言葉です。』あ~ 柊の葉は痛いよね~😃
「ひいらぎ」という名前は「疼ぐ(ひいらぐ)」からきているんだ。



※関連記事
2021/10/14 葉っぱが🍁モミジじゃない【タムケヤマモミジ】手向山紅葉
2022/03/03【キセキレイ】黄色いお腹、【サンシュユ】黄色い花、【ハコベ】春の七草の一つ

北陸 貝殻拾いの旅2022(2日目)琴ヶ浜で【白樺浮き】

石川県 琴ヶ浜で【白樺浮き】を拾いました~
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「白樺浮き」とは…『生の白樺の樹皮を剥ぎ取り、剥ぎ取った樹皮がひっくり返って丸くなる性質を利用して作られた漁業用の浮きである。』 林 重雄 2015 福井県美浜町に白樺浮きの漂着 漂着物学会誌 第13巻 より

「白樺浮き」で検索すると、こちらのブログ記事が楽しいです😊
あこがれの白樺の浮き - 私の拾いもの
このブログの 春さんは白樺浮きに相当思い入れがあるらしく、ビーチコーミングに行く前から「拾いたい、拾うぞ」と、期待に胸をふくらませていたそうです😃
ビーチコーマーのこだわりの品は人それぞれですからね~
春さんは『持って帰れないほどの白樺の浮き囲まれてみたかった』そうです😃
私なんて「ご飯茶碗一杯のコメツブウニ」が夢ですから😅



琴ヶ浜の記録…
北陸 貝殻拾いの旅2022(2日目)は、能登千里浜で【カバザクラ】大量打ち上げ~だったため、そこで半日使ってしまった(貝殻拾いを堪能した)ので、他に行って見ようと予定していた2つの海岸(柴垣海岸千鳥ヶ浜)はパスして、琴ヶ浜へ。
琴ヶ浜を選んだのは「鳴き砂」の海岸であることと、🅿と🚻が完備されていること。車で海岸巡りをするときは🅿と🚻の事前チェックが重要です。と書いていて気づいたのですが、海岸の🚻より、道の駅の🚻の方がよくない? 今頃それに気づくなんて💧

Googleマップで「琴ヶ浜鳴き砂海岸駐車場」を見ていたら… 地図の上に「カ」とか「ヲ」とか、カタカナ1文字が表示されるのですが、これって住所?
「住所 カタカナ1文字」で検索すると、
石川県の質問です。住所の表記にカタカナの入る地域がありますが何故でしょうか?|Yahoo!知恵袋
へ~!面白い😃

▼琴ヶ浜(右側)
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打ち上げは何にもありません💧
足跡はありますけど、砂は鳴きませんでした💧 でも、歩いているうちに砂の鳴かせ方が分りました!(後半参照)
琴ヶ浜におりてすぐ白樺浮きを見つけました。

▼琴ヶ浜(左側)
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こちら側にも何もありません。でも、わの岩の向こうにも砂浜あるから行って見ましょうか。

▼琴ヶ浜の岩~
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この柱状になってる岩…
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これって「柱状節理」ですよね?
そんなゴツゴツした岩の中に、丸く面白い形の石を見つけました。
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▼たまご石~🥚
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▼ハンバーグ石(調理中
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「卵石」で画像検索すると、これは「あるある」なんですが、
「ハンバーグ石」で画像検索しても出てきたよ~! 半焼のハンバーグと焼いた石がセットで出てきて、焼石の上にハンバーグを置いて、お好みの焼き加減でどうぞ🍴という嗜好らしい。
白樺浮き以外に何にも拾えないから、石で遊んでます。
ちなみに、卵石とハンバーグ石は持ち帰りました😅

▼琴ヶ浜の乾いた砂
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▼琴ヶ浜の濡れた砂
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日本海側の海岸の砂は石英の混じった白い砂なんですよね。太平洋側の砂鉄の混じった黒い砂と違って。
海岸の砂の色は日本海側の方が好き😊

▼琴ヶ浜の端から望む砂浜
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端まで来たけど何もないから戻ろうか~と歩いていたら…
砂がキュキュと鳴きました!
靴の裏で砂を擦るようにして歩くと砂が鳴きます!


さて、これで(2日目)の海岸巡りは終わりです。
2日目の宿はシーサイドヴィラ渤海  増穂浦が目の前のホテルです。
西能登 増穂浦海岸で貝殻を拾うひとり旅|4travel.jp にはベニガイいっぱい!の画像が出てきます。私も増穂浦でベニガイいっぱい拾うゾ!とワクワクしながらホテルにチェックインしようとしたら、ここで今回の旅で最大のアクシデント発生!
ホテルのフロントの人が「あれ~」と首をかしげてる。そして「〇〇さん、本日ご予約が入っていないのですが」 え~!
予約確認メールを印刷してきたのを差し出すと・・・「明日の予約になっているのですが」 え~! 予約日付を見れば、18日でなく19日なってる💧 日付を間違えて、それに気付かなかったんだ~💦 どうしよ😢と途方に暮れている私たちに「本日は部屋の空きがありますので」と救いの言葉が👼 よかった~ ありがとうございました m(_ _)m

2022年11月17日 (木)

北陸 貝殻拾いの旅2022(1日目)能作で鋳物製作体験

2022/11/17(木)~21(月) 北陸(富山~石川~福井)に貝殻拾いの旅に行ってきました~😊
今回の旅も木の実・貝殻拾い好きのお友達にドライバーをお願いして、北陸の海岸(増穂浦、千里浜、水晶浜、若狭和田)を巡ってきましたが、1日目のメインは貝殻拾いではなく、能作
ドライバーをしてくれるお友達が「北陸に行くなら能作に行きたい! 工場見学して、鋳物製作体験もしたい~😃」と言うので…(私は一刻も早く貝殻拾いをしたいのですが、5日間も運転してもらうのだから、お友達の希望も叶えなくちゃね)
ということで、貝殻拾いの旅 1日目は能作での鋳物製作体験リポートです。制作したのは「ぐい吞み」です。貝殻拾いのあとの「お疲れさま~」1杯目はビール🍻ですけど、〆は自分で作った ぐい吞みで🍶 …というのもイイじゃない😊

鋳物製作体験では、砂を押し固めて鋳型を造型します(生型鋳造法)。

▼木枠の中に型(ぐい吞み)と湯道を置きます
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鋳物は溶かした金属を型に流し込んで作りますが、溶けた金属のことを「湯」と呼ぶそうです。そして、砂の中の鋳型まで「湯」を流し込むための経路が「湯道」です。

型と湯道を置いた木枠の中に「鋳物砂/鋳砂」を押し込み…
▼ひっくり返します
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砂を詰め込んだ木枠の上下を板で挟み、それを両手でひっくり返す!👈これ大変でした💦
白い粉は何て言ってたっけな? 離型剤の役目をするものです。

このあと、この上にもう一段木枠を重ね、砂を押し込み…
▼上の枠/鋳型を本を開くように「そ~っと」慎重に開き、型と湯道を取り外します
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湯道の先に空いてる穴は「湯口」です。上側(画像では左側)の砂を押し込む前に、湯道の上にパイプを立てていたので湯口もできてます。
ぐい吞みの凹みと湯道の境目に砂がありますね。これでは湯が流れ込まないので、この砂は削りとります。ここは鋳型を壊してしまわないように、インストラクターのお姉さんがやってくれました。
さて、それでは、上側(左側)の鋳型を、下側(右側)の鋳型の上に、本を閉じるように「そ~っと」慎重に重ねます。緊張しました~💦 無事に鋳型ができました🙂

このあとは、湯口から湯(溶けた錫)を注ぎます。
あ、能作は錫100%の曲がる器で有名になったメーカーなので、鋳物製作体験の金属は「」です。

スズ(錫)の融点は 231.9℃と金属の中では低いですが、それでも素人が安易に扱える温度ではありませんから、インストラクターのお姉さんが
▼湯口から溶けたスズを流し込みます。
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流れ出る溶けたスズが「湯」のように見えますね~
湯口からあふれたスズが表面張力で盛り上がってます。

さて、暫く待てばスズは固まりますから、重い鋳型をもって各自のテーブルに戻り、木枠を外すと
▼砂の中から鋳物が出てきた~
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鋳物には湯道・湯口が繋がってますから、これを切り離します(インストラクターのお姉さんが)
そして、
▼ぐい吞みが姿を現した~
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内側に砂が貼りついて残っている部分がありますが、これは「砂焼け」と言って、鋳物砂の状態や何やかやで、砂が焼き付いてしまうことがあるそうです。
砂を落としたあとには砂焼けの跡が残ってます。
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鋳物の表面には「鋳肌」という独特のざらつきがあり、それが鋳物の味わいになるのですが、砂焼け・鋳肌の荒れは「味わい」というより「欠陥」💧 でも、手作りの場合は同じ型から作っていても「世界に一つだけの」印ですから、これはこれで「味わい」があります😅

このあとは、湯道と繋がっていたところの出っ張りを削り、ぐい吞みなら唇の触れる縁をサンドペーパーで磨き、スチールウールで仕上げし、最後に底に刻印を打って
▼「あうるの森」ぐい吞み 完成です!
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鋳物製作体験は10:30~12:00の90分。鋳物はこうやって作るんだ~ということが分って、面白かったです。



能作はこれでおしまい?かと思いきや「13:00~の工場見学もあるから」ということで💧
能作カフェでランチ
▼氷見うどんのカルボナーラセット
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注目して欲しいのは「氷見うどんのカルボナーラ」ではなく、
サラダの皿と小鉢が錫製だということです。
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小鉢には先ほど私が作ったぐい吞みの肌荒れ/砂焼けはありません(あたりまえか)。
それと、小鉢の錫が薄いです。製作体験のは失敗しにくいように厚手になっていたのかな?
製作体験してからプロの作った錫の器を見ると、その違い、完成度の高さが分ります😅

ランチの後は、能作の観光案内ページに『そんな富山県の工芸に触れることができる施設が能作から徒歩3分のところにあります。ぜひ足を運んでみてください。』とあった 富山県総合デザインセンターに行き、
▼フクロウさんを描き
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あうるの森 画

▼こんな形も鋳造できるんだ~(ロストワックス精密鋳造
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13:00~13:30 能作工場見学
▼通路には仕上げ加工を待つ鋳物が並ぶ
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▼鋳型の工程に置かれていた、富士山 FUJIYAMA ぐい吞み
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▼花器(フラワーベース)そろり - S の仕上げ
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仕上げ後の花器
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ところで、花器の中は空洞ですよね。それを鋳造でどうやって作るのでしょう?
それは~「中子(なかご)」を使うそうです。
でも花器の口はすぼまっているから中子(なかご)を取り出せないのでは? と思ったら、中子も砂で作られているから、金属を流し込んだ後は、砂として出てくるんだって!

能作の工場見学は職人さんが作業している様子を間近に見ることができます。
お友達が「能作に行きたい!」と強く思ったのは、カンブリア宮殿で「能作」を見て感動したからだそうで、「ガラス越しでない工場見学はスゴイよ!」と言うのだけど、それは あなたの行ってる工場見学がビール工場ばかりだからじゃないの? まぁ、私もビールの試飲につられてお付き合いしてますけど😅

さて、能作のスケジュール終了です。最後に能作のショップをもう一度見て回り…
そうだ、
▼能作のショップ・カフェの天井が素敵でした
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それと、能作のエントランスには鋳物の木型がズラーっと並んでいるのですが
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どれも、この型は何だろうね? な中、これは分る!のが…
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…鯛焼きの型だよね😃

そして、遊び心のある能作の展示の中で一番ウケたのが…
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トイレの入口のマークが能作の代表作の一つ 風鈴 - ホルン になってる~🤣


ただいま能作では映画『すずめの戸締まり』グッズ 期間限定特別コラボレーションを行っています。

ところで、能作と『すずめの戸締まり』にどういう関係があるの?

あ~ 錫(すず)か!😃


能作のあとは貝殻拾い😊→富山県氷見市 漁火ロードの海岸で【サクラガイ】
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北陸 貝殻拾いの旅2022(1日目)富山県氷見市 漁火ロードの海岸で【サクラガイ】

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北陸 貝殻拾いの旅2022(1日目)は能作で鋳物製作体験をして、
この日の宿は休暇村 能登千里浜
能作(富山県高岡市)から能登千里浜(石川県羽咋市)まで移動する間に立ち寄れる貝殻拾いできそうな海岸は~?
Googleマップで🔍すると… 氷見市の海岸かな。
Googleマップの航空写真で見ると長い砂浜があり「氷見市海浜植物園 シーサイドパーク」があります。👈ここの駐車場に車をとめられそうです。レンタカーで海岸巡りをするときの課題が、カーナビの目的地を駐車場のあるところに設定すること。これまでのレンタカーを使った貝殻拾いの旅では、毎度カーナビの目的地設定で苦労してますから、Googleマップの航空写真を拡大して駐車場の位置を確認し、それを印刷して持って行ってます。👈これが貝殻拾いの旅に出る前の重要な事前調査です😅

さて、事前調査していた氷見市海浜植物園シーサイドパークの駐車場に車をとめ、海岸に向かいます。
ここの海岸沿いの道路は「漁火ロード」と呼ばれているようで、道路沿いには…
👇こんな魚の形?をしたオブジェが立っていました。
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これ何? 等間隔に何本も立っているから街灯かな?
「漁火ロード 街灯」で検索したら、出てきました!
No.082-3:幻想的な光を放つ、「氷見ブリ」の照明灯|トヤマ ジャストナウ
『氷見市では、ブリをデザインした歩道照明灯70基を、湾岸沿いの「漁火ロード」に設置した。』
魚の形?とは思いましたが「氷見ブリ」だったのですね!😃 しかも『アルミ合金鋳物』です。さすが、鋳物の町 高岡の隣の氷見市ですね。

さて、その「氷見ブリ」照明灯の立つ「海浜散策園」入口から入って~
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海岸に出ました。
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でも、貝殻の打ち上げは、あんまり無さそうだね~
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あら、彼方に見えるあの橋は?
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新湊大橋」だそうです。

ところで、貝殻は?
ありました! 桜貝🌸
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この形は~ サクラガイかな?
桜貝と呼ばれる貝には、サクラガイカバザクラモノノハナガイ(エドザクラ)オオモモノハナガイ などがあって、私が見慣れたカバザクラとは違うから~
サクラガイの画像検索結果と見比べると~
サクラガイですね!🌸

この海岸で拾った桜貝はサクラガイが多く、カバザクラが少々(黄色〇で囲ったのがカバザクラ)。
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他には、クチベニガイ(右側 9個)、アケガイ(右下 1個)、カガミガイ(右上 白 1個)
※カガミガイとヒナガイは似ていて、拾うといつもどっちだろう?と悩むのですが、「ヒナガイ カガミガイ」で検索したら、えのしま貝散歩さんが見分け方を載せてました。
そっくりさんの見分け方 : えのしま貝散歩

私はサクラガイを拾ったことがあまりなくて、今回サクラガイを画像検索していて、面白いページを見つけました。
幸せを呼ぶ、海の中のサクラ!|株式会社エコにクス|エコニュース
え~!サクラガイ(ニッコウガイ科)の水管って、こんなに長いんですか!
サクラガイについて|由比ヶ浜貝殻図鑑
へ~!サクラガイの学名は Nitidotellina hokkaidoensis (Habe, 1961) で「北海道」の Nitidotellina属なんだ~!
命名者は Habe で「波部」さんの様なので🔍してみると…
波部忠重 - Wikipedia
『(1916 - 2001)日本の貝類学者。20世紀後半の日本における代表的貝類学者の一人として知られ、日本産の貝類の分類学的研究を主に手がけ、1600以上の分類群(科、属、種など)を記載した。』へ~ 存じ上げませんでした。👈『ニッポン貝人列伝』に波部忠重さん載ってました。私が忘れていました💧

BISMaL で学名(命名年)を🔍すると…
カバザクラNitidotellina iridella (Martens, 1865) で、1865年に記録されていたのに
サクラガイNitidotellina hokkaidoensis (Habe, 1961) で、およそ百年もあと(比較的最近)だったんですね。
GBIF で「座標ありのレコード」の分布を見ると…
あれ、カバザクラの Nitidotellina iridella (Martens, 1865) はシノニムで、
アクセプトされた学名は Nitidotellina valtonis (Hanley, 1844)になっています。
そして、座標ありのレコードは日本近海だけでなく、オーストラリア北部、紅海、マダガスカルに広がっていますが、
サクラガイ Nitidotellina hokkaidoensis (Habe, 1961)は、日本近海と、朝鮮半島南部、フィリピン、マレーシアあたりに限定されます。
あ~ やっぱり、サクラガイはレアものなんだ~
カバザクラは、この翌日、千里浜で大大収穫~!でしたから😃



ん~この海岸ではサクラガイ以外はほとんど拾えないね。日も傾いてきたし、そろそろ… と思ったその時(15:44)雲間から日が差して
👇私の影が「あしながおじさん」になった~ あ、「あしながおばさん」か😅
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漁火ロードは海越しに立山連峰を望める絶景スポットらしいのですが、
海越しに望む立山連峰 | とやま観光ナビ
この日の曇り空では対岸まで見えませんでした。
また、貝殻の打ち上げが少ないのは、富山湾は能登半島に抱きかかえられるような形なので、海は穏やかで、荒波にもまれた打ち上げは少ないのかな? と「富山湾 穏やか」で検索したら… え! 富山湾は危険なの?
富山湾の危険 - Nsknet
『海が穏やかで、天気も良いのに突然2~3メートルもの大波がきて、』 え、そうなの!
『富山湾では毎年この寄り回り波に何人かの釣り人が命を奪われています。』 😱
寄り回り波を知る-富山地方気象台 - 気象庁
あ~ Googleマップの航空写真を見ていると、海の部分は海底の地形図が表示されるのですが…
Toyamawangooglemap
👆この深い海が『日本海から富山湾の奥にまでのびる海域は1,000m以上の深海域のため、うねりのエネルギーを減衰させることが少なく』寄り回り波を発生させる一因なのですね。


北海道でサクラガイ?と🔍してみたら…
北海道石狩湾沿岸へ打ち上げられたサクラガイ - 漂着物学会[PDF]
あ~ 漂着物学会誌に報告されてますね。鈴木明彦さんが。

2022年11月15日 (火)

Qさま!!のおかげで『青緑色の卵…エミューの卵』のページビューが跳ね上がった件

2022/11/15 ブログの人気記事ランキング1位が『青緑色の卵…エミューの卵』になっていました。
Emu1712b
この記事がそんなに閲覧されるなんて珍しい。ブログのアクセス解析を見ると…
Emu221114b
2022/11/14に『青緑色の卵…エミューの卵』のPV(ページビュー)が 604 にもなっています。
PVの時間毎のグラフを見ると…
Emu221114pv
21時台にPVが跳ね上がっています。先週とのPVの差は 633 で、増えた分のほとんどがエミューの卵のPVだと思われます。
こんな風にPVが跳ね上がるのは~ TVでエミューの卵が放送されたのでしょうか?
🔍してみると… ありました!
Qさま!!で『エミュー』が話題に! - トレンドアットTV
こちらのページの『エミュー』を含むツイートの分析グラフを見ますと…
Emuqsama221114
21時台に『エミュー』を含むツイートが跳ね上がっています!
Qさま!!(クイズプレゼンバラエティー テレビ朝日)にエミューの卵が出てきたんですね。たぶん
どんなクイズだったのでしょう?
🔍してみると… ありました!


『何のたまごか 左から順に3つ全て答えよ』
ん~ そういう問題だったのか。
ところで、TVを見ていた人は問題が出てから出演者が回答するまでの間に、自分で答えを探すために🔍したのでしょうか?
それとも、回答を知った後に「エミューの卵」に興味を持って🔍したのでしょうか?
「エミューの卵」で🔍しても、あうるの森の記事は上位には出てこないのですよ。
「青い大きな卵」で🔍すると、画像検索結果の中にあうるの森のエミューの卵の画像が出てきます。
すると、クイズの問題が出てから答えが出る前に、自分で答えを探すために🔍してる人が多いのでしょうか? そういうクイズ番組の楽しみ方もあるんですね~



ところで、Qさま!!では ウズラ、ダチョウ、エミューの順に卵を並べていました。
私も卵の大きさ比べをするために、ダチョウ、エミュー、ニワトリの卵を並べて見たことあります😃
Ostrich_emu_egg
そうか、大きさを際立たせるにはニワトリの卵より、ウズラの卵の方が効果的だったかな。
あ、これを撮ったときは(冷蔵庫にニワトリの卵はいつでもあるけど)ウズラの卵は無かったんだ😅

※関連記事
2018/01/01 青緑色の卵…エミューの卵
2018/08/16 大和市・夏のおもしろ科学館2018に『たまごの謎を探る』で出展します
2018/08/18 大和市・夏のおもしろ科学館2018『たまごの謎を探る』…ダチョウの等身大画像
Yamato180818a

2022年10月30日 (日)

鯛中鯛(たいのたい)…季刊「銀花」1989 第80号 から…「丸に鯛の字」の家紋

神保町ブックフェスティバルに行って、季刊「銀花」1989 第80号を手に取ってペラペラめくっていたら…
鯛中鯛」が出てきた~!ので買いました😃
季刊「銀花」1989 第80号「鯛中鯛」Book221029e2
鯛中鯛(たいのたい) 大西彬

この記事の中で「へ~!」っと面白かったのが、「丸に鯛の字」という家紋があるんですって!
「丸に~の字」という家紋は丸の中にその文字が描かれているのが普通なのですが、「丸に鯛の字」という家紋は「鯛」の字ではなく「鯛の鯛」の図が描かれているんだって! その家紋は…
丸に鯛の字(まるにたいのじ)|家紋ずかん ←こちら、家紋の解説サイトかと思ったら「家紋のはんこ」屋さんなんですね。
丸に鯛の鯛|家紋のいろは ←こちらのサイトでは「丸に鯛の鯛」という名前になってます。
あ、👆このサイトでは「家紋名刺メーカー」を公開しています。
私も「丸に鯛の鯛」紋で「あうるの森」名刺を作ってみました~😊
Owlswoodstainotai
あ、鯛の鯛の目が単純な円ではなくて、リアルな鯛の鯛の穴の形をしてますよ!

「丸に鯛の字」または「丸に鯛の鯛」の家紋を見ていて思った… こういう家紋もアリなら、私も「マイ家紋」をデザインしてみようかな😃
あ!「マイ家紋」を描く講座があった。
コンパスで描こう!~新生活に「マイ家紋」はいかが?~|シブヤ大学
そうそう、家紋は定規とコンパスだけで描くんですよね。「デザインあ」で見たことある。
デザインあ 《森罗万象》 (By NHK)|YouTube

え~「鯛の鯛」に戻りまして…
銀花の「鯛中鯛」の記事の著者 大西彬さんは「鯛のタイ」という本を出しているんですね。

『鯛のタイ』(大西彬)の感想(2レビュー) - ブクログ 👈この本を読んでみたくなりました😊

「肉派」か「魚派」かと言えば、私はキッパリ「魚派」です🐟
美味しい魚を求めて居酒屋に行き、煮魚や焼き魚を食べるときの楽しみの一つが「鯛の鯛」探し。これまでにいくつもの「鯛の鯛」をお持ち帰りしているのですが、それが何という魚の「鯛の鯛」だったのか? 分らなくなってしまったもの多数💧 だから「鯛の鯛」ハンドブックがあったらいいな~と思っていたの😅



※関連記事
2010/06/02 キンメダイを食べに銚子まで~ そして『鯛の鯛』ゲット!
Kyuroku100602g

※2017/07/29に撮影していた「〇の〇」
Burinoburi170729
これ何だろ~? と思っていたのですが、銀花「鯛中鯛」の画像を見て分りました!
鰤の鰤(ブリ)ですね🐟

2022年10月29日 (土)

貝殻の蒔絵…受け入れられた異才 小川破笠…東京国立博物館 創立130周年記念特別展「江戸蒔絵」より

神保町ブックフェスティバルに行って、「江戸蒔絵」という本をペラペラめくっていたら…
貝殻の蒔絵があった~‼
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貝尽意匠料紙箱 小川破笠(おがわ はりつ)作 サントリー美術館
👆
これ楽し~😃 アオイガイ、ウニ殻(バフンウニ?)、タカラガイ(オミナエシダカラ?)、アワビ、サザエ、ハマグリ、アサリ、クボガイ … 色々描かれていて楽しい。

同じ意匠で一回り小さい「硯箱」もある。
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そして、この貝尽蒔絵料紙箱と硯箱の前のページには…
フクロウさんもいた~😃
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柏木菟意匠料紙箱 小川破笠作 出光美術館

私の好きな貝殻とフクロウの「蒔絵」というのは、ちょっとレアかも? コレクションに加えとこ! と思い、200ページの大判で重い(1.1kg)本を買ってしまった😅
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東京国立博物館 創立130周年記念特別展「江戸蒔絵」 2002年

この本「はじめに」によりますと、蒔絵には平安の昔から、時代と共に編み出された三つの基本的な技法があるそうです。
平安時代研出蒔絵(とぎだしまきえ) 漆で文様を描いてから金銀粉を蒔き付け、一度塗り込めてから研ぎ出す。
鎌倉時代高蒔絵(たかまきえ) 墨粉などで漆を練ったもので文様の一部を盛り上げ、そこに金粉を蒔き付けてから磨く。
安土桃山時代平蒔絵(ひらまきえ) 漆で文様を描き、蒔き付けた金銀粉を磨いて仕上げる。蒔絵の中では比較的平易な手法。この時期、城などの建築装飾、家具調度を飾る高台寺蒔絵、ヨーロッパに輸出された南蛮漆器… 特需ともいえるこの時期の大量生産を支えたのが平蒔絵
これら三つの技法が溶けあって再構成され、そのゆきついたところが「江戸蒔絵」だそうです。
江戸蒔絵の解説では…
一、究極の技を求めて 伝統様式の蒔絵師たち が語られるのですが、
二、受け入れられた異才 小川破笠と笠翁細工 が語られます。

小川破笠(おがわ はりつ)と笠翁(りつおう)細工については、こちらをどうぞ…
小川破笠 - Wikipedia
江戸時代の蒔絵と笠翁細工|京都国立博物館

江戸蒔絵をペラペラめくって、私の目にとまった貝殻とフクロウの蒔絵はどちらも小川破笠作です。
小川破笠は「受け入れられた異才」だったのですね。
『破笠の作品は、伝統様式の蒔絵を見慣れた目には、まことに奇異なものに映る。』と記されていますが、今の私たちの目には破笠の作品の方が楽しいよね😊

蒔絵は将軍家や大名、裕福な商人からの注文で作られ、蒔絵師は一介の職人という立場だったので、蒔絵には落款や銘があるものはほとんどないそうです。そんな中で、この常識の垣をいともたやすく乗り越えてしまったのが、小川破笠だそうです。
先ほどの貝尽意匠料紙箱の一番目立つアオイガイの横に…
Edomakie02c
「笠翁」の銘が入っています。笠翁は小川破笠の号の一つで、小川破笠の漆芸作品は「笠翁細工」と呼ばれているようです。



神保町ブックフェスティバル なかなか楽しかったです。
Jinbochobookfes221029a
人いっぱい! 久々に人混みの中に身を置いた。
すずらん通り」には出版社のワゴンが並び、古本ではない新書が50%OFFとかで売られているので、ついつい買ってしまうと…
数冊の本でもとっても重いので、買い過ぎないように注意しましょう😅

私がこの日買った本は~

フィールド図鑑 貝類
Book221029b

フィールド図鑑 海岸動物
Book221029a

天空のアリ植物 見上げる森には不思議がいっぱい
Book221029c
私、森口満=ゲッチョ先生ファンなので😊

ウニ学
Book221029d

季刊「銀花」1989 第80号
Book221029e
これを買ったのは、ペラペラめくっていたら…
「鯛中鯛」が出てきた~!から😅
この「鯛中鯛」の記事が面白かったのですが長くなりましたので、続きは次の記事で…
2022/10/30 鯛中鯛(たいのたい)…季刊「銀花」1989 第80号 から…「丸に鯛の字」の家紋

2022年10月 2日 (日)

博物ふぇすてぃばる!8 に『あうるの森』出展してきました~

博物ふぇすてぃばる!8出展し、2日間無事終了いたしました。『あうるの森』で購入して下さった皆様、応援してくださった皆様、スタッフの皆様本当にありがとうございました。メチャ疲れたけど楽しかった~ また来年お会いしましょう😊

それと「ブログ見てます」と声をかけて下さった皆様、ありがとうございました。ブログを見て博ふぇすに来てくれる人が何人もいる! ブログやSNSでの情報発信は大事ですね~

▼今年の出展ブース
Hakufes221001a
左側:あうるの森、右側:正多面体クラブです。
博ふぇす6(2019)で初出展博ふぇす7(2021)で2回目、そして今回が3回目ですが、今回も『正多面体クラブ&あうるの森』での共同出展です。

▼テーブルの上に並べた『あうるの森』の品々
Hakufes221001c

▼前回好評で2日目に完売した『ウニ殻観察キット』は…
Hakufes221001d
今回は1日目に完売しました~!
1日目の夜に『ウニ殻観察キット(ミニ)』を用意したけど、3セットしか作れず、2日目の早々に売れてしまいました。
次回はもっと多くの『ウニ殻観察キット』を用意したいのですが、LEDベースライトがDAISOで入手できないことと、ウニ殻自体が最近あんまり打ち上がっていないのが課題です💧(以前はこんなにいっぱい!ウニ殻が打ち上がることもあったのに…)

今年は夏休み中の科学イベントの出展が多く(あ、9月10日まで出展があって)それで燃え尽きてしまい💧 博ふぇす準備の9月に、いつもの締め切り間際のパワーが出せず、ブログ記事も書けず💧 やろうと思ってたのに出来なかったこと色々な出展になってしまいました。
「来年の課題」がいくつも出てきましたので、来年忘れないように😅 備忘録…
釣銭トレーのホタテの貝殻を忘れないこと!
去年、釣銭用トレーにホタテの貝殻を使ったらなかなかウケたので、今年も持って行くゾ!と思っていたのに忘れた💧
2日目は忘れないように!と思っていたのに忘れた💧💧
・夏休みの科学イベント出展を安易に請け負わない。その準備には手間がかかるし、中途半端な出展はできないから!と頑張り過ぎると燃え尽きる💧
・出品するものは1ヵ月前には揃えておく。
・開催1ヵ月前からはブログとTwitterでの情報発信に専念する!



※来年出展するときの参考資料として、今年売れたもの(用意した数)を記録しておきます。
・飛ぶ種の模型 3(30)
・松ぼっくりのせいくらべ 3(5)
・どんぐり小箱 2(10)
・風と旅するタネ 8(10)
・ウニ殻観察キット 10(10)
・ウニ殻観察キット(ミニ)3(3)
・キサゴ標本キット 5(6)
・タカラガイ標本キット 2(2)
・オミナエシダカラ標本キット 0(1)
・ミニ標本 8(35)
・海と森の福箱 4(4)
・ビンの中の松ぼっくり 2(5)
・グラスの中の松ぼっくり 0(1)


※関連記事
2019/07/21 博物ふぇすてぃばる!6『あうるの森』初出展してきました~
2021/09/12 博物ふぇすてぃばる!7 に『あうるの森』出展してきました~

2022年9月25日 (日)

ウニ殻ランプ『ウニ殻観察キット』を 博物ふぇすてぃばる!8 に出品します

9/11(土)12(日)科学技術館にて、博物ふぇすてぃばる!8 が開催されます。
あうるの森は前回に引き続き博ふぇすに出展します。ブース D-49 です。
博ふぇす開催まで残り5日! 只今💦💦準備中~

博ふぇすに出品するものの一つが『ウニ殻観察キット』(イメージ)
すみません。間際になってまだ中に入れるウニ殻が確定していないので、前回のプログ記事をコピペしてます💧 随時更新します💦
Unikit210903a
このキットに入れるウニ殻は…
Unikit220926a
シラヒゲウニ(または他の大き目のウニ)、コシダカウニ、バフンウニ、ムラサキウニ ・・・(確定したら更新します)
ナガウニは奄美や沖縄のような南の方で拾えるウニ殻なのですが、去年10月の奄美今年1月の石垣はどちらも軽石大量漂着のためにナガウニがほとんど拾えてません😢 なので、今回はナガウニは無し💧
(シラヒゲウニも三浦や房総で普通に拾えるものではないので、別途入手したものです。)

これらのウニ殻を、ウニ殻観察用のLEDベースライトの上に置いて観ると~

シラヒゲウニ
Unikit210903c

シラヒゲウニも数が揃えられなかったので「シラヒゲウニ または・・・」のウニ殻

ヒオドシウニ
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Uni2209a02

ラッパウニ
Uni2209b01
Uni2209b02

コシダカウニ
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バフンウニ
Unikit210903g

ムラサキウニ
Unikit210903f

はぁ~ ウニ殻の造形美にうっとり😊



私のこれまでのウニ殻ランプは…
Unilamp03Unilamp04
LEDライトの上にウニ殻を置いてました。
でも、これだと安定しないし、『ウニ殻ランプ』としてインテリアにはなりません。あくまでも撮影・観察用
でも、ダイソーでLED『ベースライト』というのを見つけました!
Ledbaselight
これだと、ベースライトの上にウニ殻を置くだけで『ウニ殻ランプ』になります。
Uniledlight210827c
ベースが鏡面になっているから、ウニ殻の下面も一部写りこんで、展示用にもイイですね。
このベースライト、単4電池3本で、約48時間連続点灯できますから、インテリア用にもイイよ🙂

ダイソーでLEDベースライトを見つける前に、キャンドゥで『LED Light Stand』を見つけてました。
Ledlightstand
似たような商品なんですが、こちらはボタン電池3個、約6時間点灯なので、ウニ殻ランプを点けたまま寝てしまうと… 自動消灯してます💧
また、単4電池3本とボタン電池3個では明るさが全然違うんです。
Uniledlight210828b
だから、この上にウニ殻を置くと…
Uniledlight210828a
全然違う!
私がウニ殻ランプで見たいのは、ウニ殻の管足の穴から漏れ出る光なんですが、LEDライトが明るくないとそこを十分に鑑賞できないんです。
それと『LED Light Stand』の方は光の色が七色に変わります。上の2枚の画像で台の色が変わってますね。つまり、光は上にあるものを照射するだけじゃなくて、周囲にも漏れ出てます。一方、LED『ベースライト』は全ての光が上に向かうようになってます。ということで、LED『ベースライト』は実用向き、『LED Light Stand』は雰囲気を楽しむためのライトと言えます。・・・あれ? いつの間にか百均LEDライトの評価記事になっちゃってますね😅

え~『ウニ殻ランプ』は雰囲気を楽しむという点も大事ですが、『ウニ殻観察』するにはライトの光は白!です。
ベースライトの上に載せたウニ殻の画像を見ていただくと分るように、それぞれの種のウニ殻には、それそれの色があるんです。自然のものに手を加えず、自然のままに観察して欲しい。それがこの『ウニ殻観察キット』に込めた想いです😊


※関連記事
2020/04/29 ウニ殻コレクション【まとめ】
Unilamp10a

2020/04/29 ウニ殻コレクション【ウニ殻ランプ】撮影方法


ウニ殻ランプの観察で特に注目して見て欲しいのが、ウニ殻ランプから光が出てる穴「孔対(こうつい)」です。
Tuikou210805cTuikou210805a
孔対は「管足(かんそく)」が出てくる穴で、2つの穴が対になっているので「孔対」です。孔対の並び方はウニの種類ごとに異なります。

ウニ殻ランプを観察すると、↓こんなことも見て取れます。
Unilamp_bafun01a
孔対から光が漏れて明るく光っているところが「歩帯」
「間歩帯」には孔対はないので、ウニ殻ランプすると暗い帯。
歩帯には歩帯板、間歩帯には間歩帯板がそれぞれ2列ずつ並ぶ。
歩帯板、間歩帯板どうしは交互に並び、そのつなぎ目はキザキザ模様となって見える。
ウニ(棘皮動物)は「五放射相称」で、歩帯(5つ)に歩帯板(2列)、間歩帯(5つ)に間歩帯板(2列)ずつ並ぶので、全部で20列の殻板の列がある。

この観察はルーペを使うか、撮影して拡大して見るのがいいですよ。


ウニ殻ランプをするには「キャンドルライト」を使うという方法もあります。私もキャンドルライトを試してみたのですが…
キャンドルライトはロウソクの炎を模した色のものが多く「白」じゃないんです。それと、ロウソクの炎のように揺らめくのを模して、明るさが一定ではありません。このへんがウニ殻観察向きではないのですが、もう一つ…
Uniledlight210831e
発光部分がロウソクの炎を模して出っ張ってます。大きなウニ殻なら問題ないのですが、小さなウニ殻だと…
Uniledlight210831f
ウニ殻のてっぺんからキャンドルライトの先端が出ちゃう💧

ということで、ダイソーのLED『ベースライト』はウニ殻観察に最適です😃
百円ショップって、時々「いいもの」があるんですが、「いいもの」はいつまでもないのですよね。
だから、前回の博ふぇすに出品した『ウニ殻観察キット』は 10個限定!でした。
博ふぇすのあとも、ダイソーに行くたびにLED『ベースライト』ないかな~?と探していて、入手できたのが10個。
今回も『ウニ殻観察キット』は10個限定!です😅

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