岩に穴を掘る貝がいるんですって〜!【イシマテ】
貝殻拾い…一色海岸(葉山町)に行って…「これ不思議だな〜」と思うもの↓
穴の開いた石です!この穴、誰が開けたんでしょう?
波の浸食作用でこんな穴が空くわけはないですよね。すると、動物が開けた穴?誰が、どうやって、何のためにこんな穴を開けるのでしょう?疑問???
海岸からの帰りに葉山しおさい博物館に寄ったら、その答えがありました〜!
『二枚貝の穿孔』 わ!二枚貝が開けた穴だったんですか〜w(*゚o゚*)w
『岩に穴を掘る軟体動物』イシマテ
『カモメガイやニオガイの仲間は、殻の前域にあるヤスリ状の部位を用いて、物理的に岩に穴を開け棲息します。』
Wikipedia「イシマテ」より…『酸を分泌して石灰岩、サンゴなどを穿孔し、一生をその中で過ごす。…このような生態から一見天敵不在のように思われるが、サンゴを噛み砕く歯を有するブダイなどの前では何ら抵抗する術はなく、また胃を体外に露出できる特技を有するヒトデなどが狭い入口から侵入して襲ってくる場合がある。』
へ〜!ビックリですが、謎が一つ解けてスッキリ(^o^)
しかし、新たな疑問が・・・
私が拾った穴の開いた石は、小石です。イシマテは岩場の大きな岩に穴を掘るんですよね。その大きな岩から、穴の開いた部分だけが小石となって砂浜に打ち上げられるまでには、どんなことが起きたのでしょう??
再びWikipedia「イシマテ」より…
『人間との関係:食用に漁獲される。本種が美味であることは多くの図鑑でもその旨が一言添えられているほどで、特に出汁は食用二枚貝中最高とされる。
しかし採集には磯や海中の岩石をノミ、タガネ、鶴嘴などで破壊せねばならず、多大な手間と労苦がかかる。日本では市場に流通することはほぼなく、漁師の間で自家消費される程度である。』はは〜ん、イシマテを食べようとした人間が、磯や海中の岩石をノミ、タガネ、鶴嘴などで破壊して、穴の開いた小石になり、それが海底でコロコロして角がとれ、やがて砂浜に打ち上げられました〜ってことですね!たぶん(^^) ←この推測は違うようです。三浦半島の「隆起」が関係しているようです。←これも推測ですけど(^^; そうじゃないかな~って思ったのは、関連記事で…
※関連記事
・岩に穴を掘る貝【カモメガイ】…三浦・岩礁のみち
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