タカラガイの摩耗
貝殻拾い…三戸浜(三浦半島)に行って、タカラガイが大!大収穫〜\(^o^)/だったので、その中のレア物の名前を知りた〜いと、まず取り出すのはこの本…
『海辺で拾える貝ハンドブック』池田等著
「海辺で拾える貝ハンドブック」はコンパクトな本なので、貝殻拾いに携帯して、海辺で「この貝なに?」ってときにもサッと取り出せるので、なかなか重宝しています。
また、私のような貝殻拾いまだまだ初心者には、何百種もの貝が載っている本より、海辺で普通に拾える貝だけが載っている「海辺で拾える貝ハンドブック」の方が探しやすいです。
また、タカラガイは摩耗の過程で色や模様が変わるらしいので、美しい殻の写真だけの図鑑より、「海辺で拾える貝ハンドブック」にはタカラガイの摩耗の過程が↓こんな風に載っており…
「このタカラガイ なに?」って調べるときに大変役立ちます(^^)
でも、三戸浜で拾ったレア物の中には、ん〜これだと思うんだけど、確信には至らない。そこで…
「タカラガイ・ブック―日本のタカラガイ図鑑」登場〜(って、図書館から借りてきました(^^;)
この本、なかなか見やすい・調べやすいです。あ〜「摩耗の過程32種」も載ってます!
例えば↓クロダカラは…
…こんなに変わるんですよ。ビックリですね。クロダカラといっても「黒」い状態の方が少なくない? だからタカラガイの同定は難しいんでしょうね〜
ところで…摩耗の過程を示す矢印(→)が、一番摩耗した状態→…→新鮮な状態に向かっているんですけど、なんで?
「海辺で拾える貝ハンドブック」の矢印も同じ向きでした。これは「タカラガイ界のお約束」なの?
あ、「海辺で拾える貝ハンドブック」も「タカラガイ・ブック―日本のタカラガイ図鑑」も著者に「池田 等」の名前がありました。なんだ、そういうことか〜。
「タカラガイ・ブック―日本のタカラガイ図鑑」の「摩耗の過程32種」には『海岸に打ち上がる個体は破損もしくは摩耗が激しいため、矢印を追うにしたがって新鮮な個体になるように配列した』とのこと。
改めて著者略歴を見ると…『池田 等 … 現在、葉山しおさい博物館館長』
あ〜あの、葉山しおさい博物館の館長さんなんですか〜
岩に穴を掘る貝がいるんですって〜!【イシマテ】で「へ〜!ビックリですが、謎が一つ解けてスッキリ(^o^)」した葉山しおさい博物館です(^^)
さらに「タカラガイ・ブック―日本のタカラガイ図鑑」の「はじめに」と「あとがき」を読んでみると… ん〜いいこと書いてあります。
『タカラガイ・ブック―日本のタカラガイ図鑑』←この本、私の評価は★★★★★です(^o^)
※「タカラガイ・ブック―日本のタカラガイ図鑑」には、カタラガイの外套膜の「うにょうにょ〜」写真も載ってます。ん、タカラガイって貝殻だけじゃなくて、生態も面白いですよね〜(^^)
→タカラガイの外套膜が凄すぎます〜!
※関連記事
2017/09/17 タカラガイ・ブック(改訂版)は緑・黒
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