茎の長いタンポポ … じゃなくて「ブタナ(豚菜)」
シロバナタンポポの綿毛を探しに行ったときに、茎の長~いタンポポ?が群生していました。
花はタンポポに似ていますが…
これタンポポじゃなくて「ブタナ(豚菜)」です。
タンポポはキク科、ブタナもキク科です。だから花の形が似てるのかな。
ブタナの茎は途中で枝分かれします。(最初の写真をご覧下さい)
タンポポの茎は中空ですが、ブタナの茎は中実です(中が詰まってます)。
ところで、なんで「ブタナ(豚菜)」なんて名前なんでしょうね? 「タンポポ」という可愛らしい名前と比べると、名前でのイメージダウン甚だしいですよね。
⇒ブタナ - Wikipediaによりますと…『和名の「ブタナ」は、フランスでの俗名 Salade de porc(ブタのサラダ)を翻訳したものが由来となっている。』…だそうです。
ブタナの茎がどれくらいひょろ長いか計ってみました~
約60cmでした~(^o^)
ちなみに、近くに生えていたタンポポの高さは…
約20cm。既に綿毛になっちゃってますけど(^^;
あれ? タンポポの茎って花の時より綿毛の時の方が2倍ぐらいに高くなるんですよね?
黄色い花もまだ咲いてますが、その茎の高さは低いし~
でも、普段よく見かけるセイヨウタンポポの茎って、花の時でも20cmぐらいはありますよね。すると、このタンポポは何? セイヨウタンポポではない可能性もありますね~ カントウタンポポかしら?
↑これはカントウタンポポではなく、セイヨウタンポポでした。花の下の部分の総苞片(そうほうへん)が反り返っているのでセイヨウタンポポです。背が低いのは木陰で日当たりが良くなかったからでした。
カントウタンポポはこちらです。→カントウタンポポの群生…野川公園で
※和名「タンポポ」の由来は諸説ある(Wikipedia)ようですが、その中の一つに『タンポポが鼓を意味する小児語であったことから、江戸時代にツヅミグサ(鼓草)と呼ばれていたものが、転じて植物もタンポポと呼ばれるようになったとする説』があり、江戸時代に江戸に咲いていたであろうカントウタンポポを下から見ると~
鼓の形してる~!(=^ェ^=)
※「タンポポ」の記事
2013/04/28 タンポポの綿毛
2014/04/05 シロバナタンポポ~ 多磨霊園で
2014/04/30 シロバナタンポポの綿毛
※「ブタナ」の他にもタンポポに似た花がありました。
2016/08/01 タンポポに似た花【オニノゲシ】…エビカの浜(三浦半島)
« シロバナタンポポの綿毛 | トップページ | 黄色~白グラデーションのタンポポ …野川公園で »
「草花実」カテゴリの記事
- 【テイカカズラ】定家葛の種髪@多摩森林科学園(2023.01.13)
- ケサランパサラン【キジョラン】を探しに多摩森林科学園へ行ったら【アサギマダラ】の幼虫に遭遇(2023.01.12)
- ケサランパサラン!?ではなくて【キジョラン】の綿毛(種髪)@自然教育園(2023.01.07)
- 【シモバシラ】茎に霜柱の華を咲かせる植物@野川自然観察園(2022.12.20)
- 晩秋の雨上がりの朝に紅と白…手向山紅葉、山茱萸、山茶花、柊(2022.11.24)
コメント