貝殻の標本作り
こういう貝殻の標本を、8/2(土)府中グリーンプラザにて『ふしぎ発見科学教室』で作ります。私はその講師をするので、作り方を載せておきます。
※2015年バージョン…標本箱を変えて、作りやすくなりました。
→貝殻の標本作り2015…標本箱を変えてみた
貝殻拾いや木の実拾いをしていると、家の中に貝殻や木の実があふれかえってきます。
このままにはしておけない(汗)ので、貝殻や木の実の使い道を考えなければ…
その使い道の一つが、科学イベント/科学教室などで標本作りを子供たちに指導すること。
木の実の標本作りは2012年に『府中市青少年のための科学体験フェスティバル』で実施したことがある。
貝殻拾いは去年からのマイブームなので、まだ標本作りを科学教室で実施したことはない。
貝殻拾いまだまだ初心者なんですが、貝殻拾い2年生になって、貝殻のことが少しは分かってきて、少し分かってくると、そのことを誰かに教えたくなるんですよね(^o^;
貝殻コレクションも溜まる一方で、貝殻を多少なりとも使って減らさないと次の貝殻拾いに行けないし~(^^;
そこで、府中グリーンプラザで行っている『ふしぎ発見科学教室』に「貝殻の標本作りとタカラガイのストラップ作り」やりま~す!と手を挙げまして~
科学体験クラブ府中の6月の研修では「貝殻の標本作りとタカラガイのストラップ作り」を取り上げていただき、ん、これで子供たちを対象にできる!と確認しました。
「タカラガイのストラップ作り」については、昨日のブログに載せました。
→貝殻(タカラガイ)ストラップの作り方
今日は「貝殻の標本作り」を説明します。
貝殻の標本は仕切りのある箱の中にコットンを敷いて並べようと…
百円ショップに行って見つけたのが↓この箱
これまでに拾い集めた貝殻は百種類ぐらいはありますが、科学教室で25人の子供たちに何種類かの貝殻を提供するには、少なくとも25個以上ある貝殻じゃないといけない。
だから、標本用には十数種類の貝殻をそろえ、その中から6種類の貝殻を選んで「貝殻の標本」を作ってもらう。
この箱は約15cm×10cmの大きさで、一マス5cm角よりやや小さい。
そこに同じく百円ショップで買ったコットンパフを敷こうとすると、5cm×6cmのサイズだったので、かなりはみ出す。
そこで、コットンをマスにぴったり収まる大きさに切って敷いた。
そうやって6月の研修で作った貝殻の標本を見てみたら…
コットンの端がめくれ返ってる~
厚みのある巻貝を平らに敷いたコットンの中に埋め込むようにすると、コットンの端がめくれ返っちゃうのか~
コットンをマスにちょうど収まるように切るのもめんどくさかったんだよね~
それと、標本箱を立てて置いといた場合、マスの中央に置いた貝殻が下にずり落ちてしまっているのがあった。
ならば…
コットンをハサミで切るんじゃなくて、手でちぎって「フワフワ~」に詰め込めばいいんじゃない?
コットンが仕切りからはみ出してますけど、周辺部分を楊枝などでツンツン押し込むと…
キレイに収まります。
コットンはマスの中心部分は少なめに、周辺部分は厚めに敷きます。箱の高さからややもりあがるくらいがちょうどいい。このあと貝殻を入れるとコットンが押しつぶされますから。
それと、白いコットンの上に白い貝殻を置くと~
白い貝殻(ヤカドツノガイ)が見えない(^^;
だから、白い貝殻を入れるマスには、色つきのコットンを薄~く敷くようにしました。
これで白い貝殻がよく見えるようになりました(^^)v
その他の貝殻も各マスに並べます。
箱の上に、箱のサイズに切ったプラ板を載せ、周囲をマスキングテープで留めます。
さらに「標本ラベル」を貼れば、「貝殻の標本」の出来上がり~(^o^)
標本の作製において「標本ラベル」は重要です。
このラベルは、貝殻の名前と採集年と採集場所しか書いてませんが…色んな海岸(おもに三浦半島)で拾った貝殻の寄せ集めなので(^^;
貝殻と標本ラベルは別々に渡します。
そして…←クリックするとPDFが開きます。
この様な貝殻の写真と名前を載せた資料を配るので、これを見て自分が選んだ貝殻が何ていう名前の貝殻か見つけて、それで標本ラベルを貼ってもらいます。
私は去年貝殻拾い1年生で貝殻の名前もろくに分からなかったのですが、『海辺で拾える貝ハンドブック』やネットで検索して、自分が拾った貝殻の名前をこつこつと覚えていきました。
貝殻の標本作りに来る子供たちも、去年の私と同じようなレベルだと思いますので、自分で探して「この貝殻の名前分かった~!(^o^)」っていう体験をしてもらいたいのです。
そういう体験をすることで、「貝殻って色んな種類があるんだね~」「貝って面白いね~」と貝に興味を持ってくれる子供が増えてくれたらと思います。
「ふしぎ発見科学教室」での実施報告
→貝殻の標本とタカラガイのストラップ作り…ふしぎ発見科学教室|府中グリーンプラ
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