8/2(土)府中グリーンプラザの『ふしぎ発見科学教室』で『貝殻の標本とタカラガイのストラップ作り』を実施しました。その内容を記録しておきます。
日時:2014/08/02(土) 13:30~16:00(2時間半)
場所:府中グリーンプラザ B1学習室
参加者:23人(24人で満員御礼…一人体調不良で当日キャンセル)
科学体験クラブ府中の協力者:6人
▽実施内容
・タカラガイのストラップ作り(2種)
作り方…→貝殻(タカラガイ)ストラップの作り方
→貝殻(チビダカラ)ストラップの作り方
・貝殻の標本作り
作り方…→貝殻の標本作り
※ここまでで、約1時間半
・貝殻のお話
「ふしぎ発見科学教室」は2時間半もの時間があり、かなり内容の濃い科学教室を実施しなければなりません。ストラップと標本を作っておしまい~とはできないので、科学的な?貝殻のお話もします。←こういうの私はちょっと苦手(^^;
なので、科学体験クラブ府中の関野さんにお願いしました。
関野さんより「30分ぐらい貝殻のお話するけど、お話だけだと子供たちがダレるから、お話をちゃんと聞いていて時間が余ったら、もう一個ストラップを作ります。ってしましょう」との提案… そういうやり方もアリだね(^o^)
残り45分で、お話は30分かかり、残りの15分でストラップをもう一個作りました~(^^)v
あ、子供たちはお話を聞く間にダレたりしてませんでした。しっかり話を聞いて、ノートを取っている子もいました。
▽この日の科学教室に来た子供たちの学年内訳…
小学3年生:5人
小学4年生:6人
小学5年生:10人
小学6年生:1人
中学1年生:1人 ※いつもの科学教室では中学生が参加することなんてないのですが、弟(小学生)と一緒に、お姉ちゃん(中学生)も参加してくれました(^_^)
夏休みに「貝殻の標本作り」という自由研究のネタにぴったりなテーマでしたので、「作ってるところを写真撮ってもいいですか?」と確認してくる子や、ノートを取っている子など、この日の科学教室は参加者のモチベーションが高い教室でした。
また、子供に人気の高いキーワード「ストラップ」もありましたので、科学教室への申し込みは定員24人を超えて、8人のキャンセル待ちがあったそうです。
▽貝殻の標本作りの詳細…
今回使った貝殻の標本箱は(百円ショップで購入した物で)6個のマスがある。そこに6種類の貝殻を並べるのですが、20種類の貝殻の中から自分が気に入った6種類を選んでもらう。その20種類の貝殻を一箇所にまとめておいて「この中から6種類選んで~」とやったら、24人もの子供たちが詰めかけて大変だし、一列に並べて順番にというのも時間がかかる。
そこで…
一人分ずつカップに分けて各自に配るようにしました。
この日の貝殻の「おしながき」…
←クリックするとPDFが開きます。
そして↓こういう標本ラベル・シールも配布…
子供たちは自分が選んだ6種類の貝の名前を写真を頼りに探し出し、
標本箱にプラ板でフタをしたら、その上に標本ラベル・シールを貼って、出来上がり~(^o^)
▽みんなが作った貝殻標本~
※参加者全員(23人)分は撮影しなかったので、17人分です。
子供たちが作った貝殻標本の写真を並べていて思いつきました!
貝殻の人気投票ができる~(^o^)/
貝殻の種類別にカウントしてみました…
↓得票数上位からのランキングです!
13 ヤカドツノガイ
12 トコブシ
10 クチベニガイ
8 アシヤガイ
8 ナミマガシワ
8 バフンウニ
8 フジノハナガイ
7 カバザクラ
6 アマオブネ
5 イシダタミ
4 オオヘビガイ
4 ツタノハガイ
3 チャイロキヌタ
3 ネズミガイ
3 ヤエウメ
2 ウノアシ
2 クズヤガイ
1 オミナエシダカラ
1 メダカラ
0 ナツメガイ
ヤカドツノガイが1位です←これは予想通り。なじみのある巻き貝(腹足綱)とも二枚貝とも違う、見慣れぬ掘足綱の貝殻というのが人気の秘密でしょう。
トコブシはその形と、内側の真珠光沢のキレイさでの得票でしょう。トコブシの殻の内側を上に向けてるのが8に対し、外側を上に向けているのが4です。
クチベニガイが上位に来るとはやや予想外。白い貝殻にピンク色(紅色)が惹きつけたのかな?
ナツメガイが0というのも予想外。くりっと丸くてカワイイ貝殻だと思うのですが…
▽トピック/感想
・貝殻の名前をよく知ってる女の子が一人いました。
『貝殻の標本作りに来る子供たちも、去年の私と同じようなレベルだと思いますので、自分で探して「この貝殻の名前分かった~!(^o^)」っていう体験をしてもらいたいのです。』と思っていたのですが、私と同じくらい貝殻の名前を知ってる女の子でした。
この子はチビダカラのストラップを作って「ハナマルユキ見つけた~!」ってw(^o^)w
チビダカラ(チャイロキヌタ/メダカラ)がゴチャッと何百個もある中から、よくハナマルユキを見つけ出したね~ 私も気づいてなかったのに(^^;
・ストラップを作るとき「順番に前に材料を取りに来て~」としたのですが(2時間半もあるから時間稼ぎ(^^;)これは失敗だった。順番待ちをしている子供たちがダレてしまう。
テーブル別(6人毎)に材料を持っていって、そこで貝殻を選ばせた方がよかった。
・作り方は、まず一通り説明して、後は各テーブル毎に協力者が指導というやり方の方がよい。ストラップ作りの時に私が順を追って説明したのですが、23人の子供たち全員ができるのを待って次のステップに進むというやり方では、早い子と遅い子の差が大きく進行が難しかった。
・ふしぎ発見科学教室は2時間半あるので、協力者(指導者)は事前に進行内容を知っていてもらい、どこでどんな指導をするのか、事前研修を開始前の30分ほどでやっておく必要があると思った。
クラブ外の人が協力者の場合は必ず事前研修をしているのですが、クラブの人が協力者の「ふしぎ発見科学教室」では事前研修をすることがない(まれ)。
・上の「みんなが作った貝殻標本」の画像から貝殻の人気度をカウントしていたら、貝殻とラベルの間違いが2箇所あった。メダカラとオミナエシダカラの間違い。ツタノハガイとウノアシの間違い。標本ラベルを貼った後に、ラベルが間違っていないかチェックすべきでした。
・今回の「ふしぎ発見科学教室」は、私としては成功!だと思います(^o^)
来年もまた夏休みに「貝殻の標本とタカラガイのストラップ作り」をやりたいな!
今回と7/28戸田少年少女サマーフェスティバルで『タカラガイ・ストラップ作りと貝殻標本の展示』で、私が拾い集めた貝殻をかなり放出しました。
戸田で約300個、今回約600個、6月の研修でも100個ぐらいは使ってるから、全部で約千個の貝殻を放出しました!
わ~い(^o^)これでまた貝殻拾いに行けます。家の中が貝殻であふれかえる心配がかなり減少したから(^^;
それにまた来年、科学教室でやりたい!という思いがありますので、貝殻拾いのモチベーションアップです(^o^)
※関連記事
・貝殻の標本作り2015…標本箱を変えてみた
・タカラガイ貝殻ストラップの作り方(2015改良バージョン)
・タカラガイ・ストラップの作り方(2021年版)
最近のコメント