【ニオガイ】志賀島…冬の貝殻拾いの旅
福岡県・志賀島(しかのしま)まで貝殻拾いに~行って拾った「初物」シリーズ
今日は「ニオガイ」です。どこかで既に拾ったことあるかもしれないのですが、あうるの森 初登場です。
白くて薄い貝殻が、冬の日の光にキラキラしていて綺麗だったので、ついつい拾っていたら、こんなにいっぱい(^o^)
並べて見ると~
48個ありました。
ニオガイの大きさは…3cmぐらい
実は拾っているときは「この貝 なんだろう?」状態だったんですが、
カモメガイをスリムにしたような貝だね~
カモメガイに似てるってことは、この貝も岩に穴を掘る貝?
岩に穴を掘る貝で、葉山しおさい博物館の説明にあった貝で、まだ拾ったことないのは~
「ニオガイ」かも!
「ニオガイ」で画像検索すると…(最初にカモメガイの画像が出てきますが、これは「ニオガイ科」でヒットしたようで)私の拾った貝殻は「ニオガイ」ですね。
ニオガイってことは「岩に穴を掘る貝」なんですよね。葉山しおさい博物館の説明より…『カモメガイやニオガイの仲間は、殻の前域にあるヤスリ状の部位を用いて、物理的に岩に穴を開け棲息します。』
ところで、ニオガイの殻ってとっても薄いのですが、こんな薄い貝殻で岩に穴を掘れるのでしょうか?ニオガイの貝殻をアップで観察/鑑賞~
あ~ヤスリのような棘がいっぱい生えてますね~!これで岩を削るのか~
でも、このヤスリ状の棘のある殻で岩を削ったら、棘/殻の方も摩耗しますよね。そこんとこはどうするのでしょう? ん~生き物なのだから、補修するのかな?外套膜をベロ~ンって出して?
もひとつところで、なんで「ニオガイ」という名前なのでしょう?
貝の名前は何かに「見立て」てつけられたものが多いですけど、ニオガイは何に見立てたの?
その答えがこちらにありました。⇒身近な貝殻図鑑:ニオガイ(1) - そらいろネット
それによりますと…『[名前の由来] 鳰貝。殻の輪郭が水鳥のカイツブリを連想させることから。ニオはカイツブリの古名。』 あ~!言われてみれば、殻の輪郭と表面の模様が水鳥の羽みたいですね。
※岩に穴を掘る貝の記事
・岩に穴を掘る貝がいるんですって〜!【イシマテ】
・貝殻拾い【イシマテ】【シオツガイ】七里ヶ浜
・【ヤエウメ】【カモメガイ】千葉・館山…貝殻拾いの旅
・岩に穴を掘る貝【カモメガイ】…三浦・岩礁のみち
※「鳰貝」ですが、これで「におがい」と読むんですよね。すると、鳰(にお)ですよね。
「鳰」で検索すると… カイツブリ - Wikipediaがトップに出てきます。それによりますと…『古名の「ニオ(にほ)」は水に入る鳥が転じたのが由来。奈良時代には「にほどり」「みほとり」と称されていた。漢字「鳰」も「水に入る鳥」を意味する会意字。和製漢字である。』 へ~!!!(3へぇ)
さらに「鳰」で画像検索すると…アニメの一人の女の子の画像ばかり出てきます。この子、誰?
漫画/アニメ『悪魔のリドル』の登場人物で『走り鳰 (はしりにお)』っていう名前なんだ~。
ん~最近の漫画/アニメって登場人物の名前ひとつでも色々調べて名付けてるんでしょうね。だって「鳰」なんて字、ふつう知らないですよね?
「走り鳰」で検索したら…⇒走り鳰とは (ハシリニオとは) [単語記事] - ニコニコ大百科によりますと…『走りという名字は非常に珍しいが実在しており、鳰という名は滋賀県の県鳥に指定されている。』 ありゃ、滋賀県の人は「鳰」知ってるんだ~(^o^;
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