トチの実拾い2015…完全に出遅れましたが、7個ほど「とちの実笛」にできる実を拾ったので、とちの実に穴をあけて、ホジホジして、とちの実笛を作りました~(^o^)

今年作ったとちの実笛は6個。7個ホジホジしたのですが、1個はホジホジしている途中で殻を破いてしまいました(^^;
拾ってきたときは表面がツルツル・テカテカのとちの実ですが…

そのまま放っておくと乾燥してシワシワ凸凹になってしまします。
とちの実の中身をホジホジして、とちの実笛にすると、ツルツルの状態は保存できませんが、コロコロ丸い形は保てます。毎年とちの実笛を作ってますが、笛にするためというより、とちの実をコロコロ丸い形で保存するために「とちの実笛」を作ってます。
とちの実笛を作るには~
とちの実を拾ってきたら、まずはドリルで穴をあけます。

「ドリルで穴をあける」といっても、反対側まで突き抜けてはいけません。紙一重(殻一重)のところで止めます。
穴をあけたら一日乾燥させます。拾ってすぐのとちの実の中身はフレッシュで彫刻刀でホジホジするには一日乾燥させたぐらいのときが一番ホジホジしやすいです。
↓翌日、ホジホジしたとちの実です。

↓ホジホジして掻き出したとちの実の中身

薄い黄色と茶色の部分がありますが、茶色の部分は中身と殻の境の部分。殻に近い部分は金属製の耳かきでホジホジしてます。中身と殻の間に耳かきを差し込んで…ペリ~って剥がれると気持ちがいいんです(^o^; ここがペリ~っと剥がれないと、中身をキレイにホジホジに時間がかかります。ドリルで穴をあけて、一日乾燥させると、ペリ~っと剥がれるいい具合にになるのです。私の場合、1個ホジホジするのに30分ぐらいかかります。
作り方の詳細はこちらをご覧ください。⇒【とちの実笛】の作り方

とちの実は拾った時、ホジホジした直後は濃い茶色なんですが、ホジホジして一週間ほど乾燥させると最初の写真のような茶色になります。
それと、ホジホジして乾燥したとちの実は~

この部分が↑ 凸っとなります。こうなるってことは、ここが何か特別な部分なのだと思うのですが~ 実はこの凸の下に幼根がある(あった)んです。とちの実が発根すると、この部分が破れて根が出てきます。
何年か前、拾ってきたとちの実が発根したことがあるのですが、その頃はブログしてなかったから写真がない。。。
「とちの実 発根」で画像検索すると~ ありました。なかなか良いページです。
⇒ドングリとトチノキの芽生え
知っているようで知らない芽生えの様子|続・樹の散歩道
「トチノキ種子の発根の様子」と「トチノキ種子の断面」の画像があります。
あ~私、色々な木の実の断面を観察してますが、とちの実の断面を観察してなかった~
十年以上とちの実拾いをしていて、あまりに慣れ親しんだ木の実なので、断面を見てみたい~っていう発想が湧かなかった。ふしぎ~(^^;
※これまでの「とちの実笛」の記事
2011/10/16 とちの実笛 約50個
2012/10/13 とちの実笛 1個
2013/10/05 とちの実笛を作りました~ 13個
去年(2014年)はとちの実笛を作ってなかった(^^;
※木の実を切ってみました~記事(2つほど)
2013/02/07 ハンカチノキの実を切ってみました〜
2014/08/22 リンゴツバキの実を切ってみました~
※あれ?「木の実の断面」で画像検索すると、木の実より「パンの断面」の画像が多く出てくるのですが~?
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