【ハナガイ】千葉・館山…貝殻拾いの旅2
11/20(金)・21(土)で千葉・館山に貝殻拾いの旅に行って拾った初物シリーズ…
ハナガイ(マルスダレガイ科)です。
板状の成長肋が面白い貝です。そこんとこ、もうちょっとアングルを変えて…
ハナガイの大きさは… 1cm~1.5cmぐらい。ちっこい。
ところで、ハナガイ=花貝の名前の由来は?
⇒ハナガイ | 軟体 | 市場魚貝類図鑑 この画像を見ると、板状のヒダが「ひだひだ~~」って華麗ですね。これを花びらに見立てて「花貝」なのでしょうか。
ハナガイの学名は… Placamen tiara です。tiara=ティアラですよ~!
「花貝」という和名は『六百介品(ろっぴゃくかいひん)』天保7年(1837)によるものらしく、Placamen tiara という学名が入ってくる以前に「花貝」という和名がつけられていたんですよね。ということは…花貝の板状のヒダヒダが綺麗~という感性が和洋をとわず同じだったということですね(^o^)
私が拾ったハナガイを改めてアップで見ると…
あ~、ヒダヒダ~~の薄くて繊細な部分が欠けちゃってるんですね。
あ!板状のヒダが欠けてるといえば… サツマアサリも板状のヒダが欠けてました。
ということは、ハナガイとサツマアサリは近縁なの?
ハナガイ:マルスダレガイ科
サツマアサリ:マルスダレガイ科
⇒マルスダレガイ科 - Wikipediaによりますと…『二枚貝最大の科で、約500–800種が属す。』ということで、科が同じだから似てるとは言えませんね。アサリもハマグリもマルスダレガイ科だし~
亜科まで分類すると…
ハナガイ:マルスダレガイ科・ハナガイ亜科
サツマアサリ:マルスダレガイ科・マルスダレガイ亜科
…亜科では違う。でも…『これらのうちハナガイ亜科とマルスダレガイ亜科は特に近縁で、分離できない、もしくは、…』と書かれてますね~。まぁ、ハナガイとサツマアサリのヒダヒダには「なんとなく近縁」の関係があるのでしょう(^o^;
え~と、私が貝の「科」について調べているのは~
貝殻拾い三年生のテーマを「貝の名前だけじゃなく、科名も知る!」にしたからです(^^)
科名を知るといっても、受験勉強のように本を見てただ覚えるのではありません。そのなのつまんないし、覚えられませんから。貝殻を拾ったときに貝の名前を調べると同時に科名も知っておきましょうってこと。科名を知ると…「あ!この貝、この前拾ったあの貝と同じ科だ!だから○○の特徴が似てるんだね~」ってことが何度もあり、貝の名前と科名を調べるのが楽しくなりました(^o^)
※関連記事:千葉・館山…貝殻拾いの旅2…まとめ
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