【サキグロタマツメタ】千葉・館山…貝殻拾いの旅2
11/20(金)・21(土)で千葉・館山に貝殻拾いの旅に行って拾った初物シリーズ…
サキグロタマツメタ (タマガイ科)です。
サキグロタマツメタという名前の通り、殻頂は黒いです。
でもタマガイ科のツメタガイのように丸くはなく、ツメタガイの殻が厚いのに対して、殻は薄いです。
色や形的にあまり拾って嬉しい~貝ではないのですが、初物なので(^^;
↓殻口側
↓殻頂側
↓大きさ
右側の小さいのはサキグロタマツメタかどうか?形が似てるので並べてしまった(^^;
「サキグロタマツメタ」で検索すると… 約 3,560 件 ←意外と多い。
そして、トップは⇒サキグロタマツメタ - Wikipedia ←これも意外。
Wikipedia の説明を読んでみると…
『しかし、1990年代後半になって中国からの輸入アサリに混入して入ってきたと考えられる大陸側の海域に由来する外来個体群が日本列島に侵入し、急速に各地で分布を広げ、深刻な漁業被害を招いている。』 ありゃ、またしても外来侵入生物。。。
そして…『日本には古くから有明海や瀬戸内海の軟泥干潟に在来個体群が分布していたが、』…『2012年に公表された環境省の第4次レッドリストでは絶滅危惧I類に指定された。』
え~!在来個体群は絶滅危惧種で、外来個体群が爆発的に増殖してるんですか~!
Wikipediaの参考文献⇒注目される種のカテゴリー(ランク)とその変更理由|環境省[PDF] によりますと…『日本在来の個体群の存在はもはや明確に認識することができず、消滅したか又は国外からの移入個体群と混ざり合ってしまった可能性が高い。』だそうです。
だから、私の拾ったサキグロタマツメタは外来個体群なんですね。
ハマグリも絶滅危惧種
注目される種のカテゴリー(ランク)とその変更理由|環境省[PDF] のサキグロタマツメタの下には「ハマグリ」が出ていました。
『かつては青森県の陸奥湾から九州地方にかけての内湾、河口域に広く分布していたが、1980年代以降の干潟の干拓や埋め立て、海岸の護岸工事等により生息環境が悪化したため日本各地で急減した。仙台湾や東京湾にも大きな個体群があったが、現在はほとんど見られなくなっており、各地の漁獲量は1970年代の5~20%まで落ち込んでいることから、今回新たに絶滅危惧II類(VU)に選定した。
なお、食用に「ハマグリ」として国内で流通しているものの多くは、中国や韓国等から輸入される外来種の「シナハマグリ」や、国内にも自然分布する外洋性の「チョウセンハマグリ」である。』
ハマグリが日本在来種のハマグリではないってこと、今年7月に貝殻の先生をお訪ねしたときに教えて頂きました。
※関連記事:千葉・館山…貝殻拾いの旅2…まとめ
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