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2018年5月26日 (土)

貝人列伝-時代を作った貝コレクション-LIXILギャラリー

【シオヤガイ】を拾って『平瀬與一郎』を知る のコメントで『東京・京橋のLIXILギャラリーで「ニッポン貝人列伝」という展示が5月26日まで』との情報をいただき、「あ~それ!気になっていたんだけど、まだ行ってなかった~」ので、5月26日(最終日)に行ってきました~(^o^)



展示は撮影可能で写真はいっぱい撮ってきましたが、
まずは LIXIL BOOKLET『ニッポン貝人列伝』の方から…
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表紙を開くと~
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精緻な貝の線画にワクワクです。
巻貝を模した紫色の螺旋は、光を反射して輝きますよ~(^o^)
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ページをめくると…
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平瀬與一郎から始まる十人の『貝人』の名前が並んでいます。
平瀬與一郎
平瀬信太郎
黒田徳米
菊池典夫
鳥羽源藏
吉良哲明
山村八重子
波部忠重
櫻井欽一
河村良介

そしてブックレットの中には↓こんなページもありました。
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「木版刷りの風雅な図譜『貝千種』を刊行」
『貝千種(かいちぐさ:1914)』の図譜を4ページほど、時を経た紙の色で復刻してます。

さて、LIXIL GALLERY の展示の様子も…
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ギャラリーに入ると、まず目を引くのが…
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半球形のドーム内に展示されてる「リュウグウオキナエビス
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所蔵:国立科学博物館(河村コレクション) 蓋つきです!

ハグルマミズガイ(産地:土佐沖之島)
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所蔵:国立科学博物館(河村コレクション)
こんな形の貝があるんだ~w(*゚o゚*)w
「歯車」と言うより、「花」に見えますけど。

リュウキュウアオイモドキ
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所蔵:国立科学博物館(河村コレクション)
ハート型の貝ですね。しかもピンクのグラデーション!
ハート型の貝がもう一つあった。
ハートガイ ←名前(和名)がまんまじゃん(^^;
(産地:フィリピン バシラン島)
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所蔵:国立科学博物館(山村コレクション)
山村さんは貝人(Shell Men)の中の紅一点 山村八重子さんです。

オオイトカケ(産地:紀伊辰ケ浜)
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所蔵:国立科学博物館(河村コレクション)
はぁ~ 自然の造形美にため息が出ちゃいますね。 拾ってみた~い。

▼『夢蛤』100号(1959年11月)
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所蔵:大阪市立自然史博物館
『1946年4月の第1号から終刊の100号まで、この同好会連絡誌は吉良が一人で心血を注いで発刊した。』
▼『夢蛤』10号(1947年1月)
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ガリ版刷りで写真は切って貼ってますよ~w(*゚o゚*)w

オオベッコウガサ
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所蔵:陸前高田市立博物館(鳥羽コレクション)
『笠貝の中では、殻が5cmを超える大型種。』
大きくて、模様が面白い。

▼キイロダカラ(産地:鹿児島県奄美大島)
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所蔵:西宮市貝類館(菊池コレクション)
黄色いキイロダカラだ~!

▼貝殻の重箱だ~!
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ラベルには『天然色 緋扇 安房産』
所蔵:西宮市貝類館
『販売用の貝類セット
平瀬與一郎は資金調達のため、収集した貝類を販売する標本商も手がけていた。これらは販売用の貝類セット。5段重ねの木箱に貝が収められている。』

ん~『貝人列伝』なかなか良い企画、展示でした。

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貝殻拾い」カテゴリの記事

コメント

最終日に展示に行かれたとのことで、つついてしまったようですみません。
「貝殻拾いヤー」の先達の方々を身近に感じられてよかったですね。

ブックレットは「表紙の右下の貝殻は他のブログで見たチョウセンフデだなー」と思いつつ、
先程、Amazonでポチりました。

EVAさん
コメントいただいたおかげで、後になって「あ~行きそびれた~(涙)]ってことにならずに済みました。なかなか良い企画展だったし。コメントありがとうございました。

LIXILギャラリーの企画展は、なかなか質が高いな~って思います。
って、私は今回でまだ2回目ですけど(^^;
最初に行ったのは『種子のデザイン‐旅するかたち‐ 展』(2011)でした。
こういう質の高い企画展が入場無料なんですから、もっと行かなくちゃ!と、過去の企画展のブックレットを閲覧していて思いました。

はじめまして。「あうるの森」をいつも楽しく拝見している74歳のバァです(東京住まい)。8年ほど前から主に三浦半島で貝拾いをしています。タカラ貝がメインですが、ほかのものもチラホラと。拾うことが嬉しい私には“貝拾いヤー”は、何よりステキなネーミングに感じられます。ありがとうございます。
貝人列伝、行かれたのですね。私も先人たちの熱意に感動して見入ってしまいました。階下の本屋さんも魅力的ですね。
いつも精力的に貝拾いなさっていて、すばらしいなぁ、と思っています。写真もきれいですね。
きのうは荒崎でタカラ貝は全く拾えず、バスで逗子(私の育ったところです)に行って、桜貝とツノ貝に癒されました。
長くなってしまいました。すみません。次のご報告を楽しみにしています。

のんのんばぁさん、はじめまして。
> 拾うことが嬉しい私には“貝拾いヤー”は、何よりステキなネーミングに感じられます。
「貝拾いヤー」に賛同コメント2件目です。ありがとうございます。
これからも「貝拾いヤー」使ってみよ(^_^)

貝人列伝で驚いたのは、黒田徳米さんです。100歳の誕生日直前まで研究と指導、講和を続けていたというのがスゴイです!
貝殻拾いで体を動かし、貝殻の同定で脳を使うので、貝殻拾いは健康的な趣味ですよね(^o^)

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