初夏の磯には微小貝の貝殻(ヤドカリさん)がいっぱい!
6/3(日)初夏の貝殻拾いに、ソレイユの丘→和田長浜→黒崎の鼻→三戸浜に行って、貝殻あんまりないね~ ホリホリしても微小貝すら出てこないよ~(^^; と思ってたら…
こんなところに微小貝がいっぱいw(*゚o゚*)w
色んな微小貝がいっぱい!もそもそ動いてますよ。
そして、互いに押し合いへし合い、時々 押し出されてポロッと落ちます。
落ちてひっくり返ったところを見ると… あ、ヤドカリさんだ!
ここにいるの全部ヤドカリさんだ~w(*゚o゚*)w
アラレタマキビの殻にお住いのヤドカリさんもいますね~
こちらは、ムギガイの殻にお住いのヤドカリさんたち。
いつも見かけるヤドカリさんは、イシダタミやスガイやクボガイなどの殻にお住まいのが多いですけど、その大きさの物件に住めるようになる前は小さかったんだから、小さいときは微小貝にお住まいだったのですね。
ヤドカリの産卵期は春~らしく、初夏のこの時期は「はじめてのお住まい探し」で、微小貝物件の需要が急上昇してるのかな(^o^)
↓こちらはスガイの殻にお住いのヤドカリさん。
打ち上げられたミズクラゲに群がっていますが、ヤドカリさんはお食事中?
ヤドカリ - Wikipediaによりますと…『食性は雑食性で、藻類、生物遺骸、デトリタス等を食べる。』
あ、その下に面白い記述がありました。引用させていただきます。
『海岸での観察においては、目につく場所で動いている貝はほとんどがヤドカリ入りである。』←ん、そうそう!
『これは生きている貝が物陰に隠れている事が多いからでもあるが、ヤドカリが常に「住宅難」に晒されているためでもある。一般に生物の個体数は、限定要因と呼ばれる、その生物が必要とする諸条件のうち最も限られた資源の量によって決まると言われる。ヤドカリにとって限定要因になっているのが食物などではなく、巣として使える殻であると考えられる証拠がいくつか知られている。』
あ~微小貝の殻もヤドカリさんにとっては貴重な資源なのですね。
※関連記事:ヤドカリさんが出てくるもの…
2016/09/17 秋の貝殻拾い2016…和田長浜海岸(三浦半島)
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コメント
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小さなヤドカリさん、水につかっていないのもいますね。大丈夫でしょうか。
オカヤドカリならともかく。
ヤドカリの「住宅難」が深刻とのことで、
レアではない巻貝は海に返すか、今後は大量には拾わない方が良いかな。
でも、貝殻い拾いヤーが100人来たとして、ひとつの海辺でさえ拾いつくすのは無理ですし、
常に新しい貝殻がどんどん「供給」されているから、気にする必要はないでしょうね。
投稿: EVA | 2018年6月10日 (日) 11時54分
EVAさん
> 小さなヤドカリさん、水につかっていないのもいますね。大丈夫でしょうか。
この時は干潮の引き潮で、水位がどんどん下がって行って、ほとんどのヤドカリさんが水の上でしたよ。
> 常に新しい貝殻がどんどん「供給」されているから、気にする必要はないでしょうね。
はい、貝殻拾いヤーの行動の影響を気にする必要はないと思います。
それより、新しい貝殻の供給に影響する人間の行動「CO2排出」を抑制すべきだと思います。
このままCO2排出が続くと・・・
→地球温暖化
→海洋酸性化
→海から貝がいなくなる!? かも知れないので。
投稿: あうるの森 | 2018年6月10日 (日) 22時39分