山の日の貝殻拾い…アカニシの卵嚢【ナギナタホオズキ】
8/8 台風13号が関東地方直撃の予報。そして台風12号のときの様に西に曲がったりせず、ちゃんと東に曲がる進路予報。これなら「台風一過の貝殻拾い」に行こうかな~
「台風一過の貝殻拾い」と言ったら「富津」だよね~
ということで、行ってきました千葉・富津岬に。(台風一過3日後の)貝殻拾いに!
これまで、富津岬に行けば「ナミマガシワ大収穫~!」がお約束だったのですが…
この日の富津岬には、貝殻が~ 無い・・・
驚くほどに無い。あんなにザクザクあった貝殻だ溜まりはどこに消えてしまったの~?
台風は貝殻を打ち上げてくれることもありますが、ごっそりさらっていってしまうこともあるんですね~
海って、来るたびにその様子がガラリと変わっていることがあって、ん~ 自然は奥深い。
今回「あうるの森」から千葉・富津岬まで4時間かけて行って、貝殻がほどんど拾えなくて、それはガッカリだったのですが、自然は代わりの贈り物を打ち上げていてくれてました。
それが…
ナギナタホオズキ~アカニシの卵嚢です。
この薙刀(なぎなた)のような形と紫色が、自然の造形美ですよね~(^o^)
ほら~
って、スマホだと小さい画像になってしまうので、鑑賞ポイントだけ切り出して…
こういう面白い生き物を見つけると、それで「夏の自由研究」ができますよ(^o^)v
ではちょっと、私の夏の自由研究~
ウミホオズキとは、Wikipediaによりますと…『巻貝の卵嚢(らんのう)のこと。植物のホオズキと使用方法が似ており、かつての日本ではグンバイホオズキ等の卵嚢が、口に含んで音を鳴らして遊ぶ使い捨ての玩具として縁日や海辺の駄菓子屋で売られていた。』
そして、コトバンク(百科事典マイペディアの解説)によりますと、貝の種類によって卵嚢の呼び方が異なり…
・ボウシュウボラ:トックリホオズキ
・ナガニシ:サカサホオズキ
・テングニシ:ウミホオズキ(グンバイホオズキ)
・アカニシ:ナギナタホオズキ
…それぞれに画像検索結果のリンクを張っておこうとしたのですが、意外と画像が少ないですね~
個別に見つけた画像へのリンクをご紹介…
●ボウシュウボラ:トックリホオズキ →見つからず。
●ナガニシ:サカサホオズキ
⇒サカサ?|今日も渚で日が暮れて
このページを読んで… さらに「~ホオズキ」があるらしい。
・コロモガイ:チャンチャンホオズキ
・ミガキボラ:マンジュウホオズキ
⇒ 謎の貝の卵嚢|天草の海の話
このページの謎の卵嚢はアカニシのナギナタホオズキですね。
で、ページの一番下(3枚目)の画像がナガニシの卵嚢
●テングニシ:ウミホオズキ(グンバイホオズキ)
⇒癒されたいのなら|えのしま貝散歩
5枚目の画像。見事に卵嚢が整列しています!
⇒海酸漿 その2|今日も渚で日が暮れて
うわぁ~!
卵嚢の中に稚貝がいる~!『稚貝は一つの卵嚢に13~18個入っていて』へ~そうなんだ。
ところで、「海酸漿」かいさんしょう…って何?
あ、「酸漿」って「ホオズキ」のことだから、海酸漿=ウミホオズキなんですね。
⇒海酸漿|今日も渚で日が暮れて
⇒クイを残さぬ、ビーチコーミング|今日も渚で日が暮れて
このページの下の方に、コロモガイのチャンチャンホオズキの画像があります。
●アカニシ:ナギナタホオズキ
「ナギナタホオズキ」で画像検索すると… これはこれまでより多くの画像が出てきますね。そして、白いナギナタホオズキと、紫色のナギナタホオズキがある。
私が拾ったナギナタホオズキは、紫色の画像を載せていますが、これは紫色の方が「ブログ映え」するから(^o^;
一つながりの卵嚢で、白い部分と、紫色の部分があります。
この卵嚢はアマモに産み付けられていました。
この日は大潮で、昼頃は潮が大きく引いていて、アマモ場が海面上に出ていました。
アカニシはこの辺のアマモ場で、アマモの根元に卵嚢を産み付けたんですね~
アマモを大きな画像で…
アマモの先、この画像の左上に何か丸い物体があるのですが、これは?
只今、謎の未確認生物(UMA)として調査中です(^o^)/~
「アマモ」で画像検索して、上の画像の場所に潮が満ちたらこんな感じなんだろな~という画像があったのでクリックしてみたら…
⇒「東京の海を知る」第3回「東京湾の干潟とアマモ場を訪ねる」|子どもとお出かけ情報「いこーよ」
へ~ 2015年の葛西臨海水族園のイベントですが、富津岬のアマモ場を訪ねる自然観察体験イベントをやってたんだね。こういうのイイね!
最後に、ナギナタホオズキが産み付けられている根本の画像を載せときます。
紫色鮮やかだったから(^_^)
※色々検索していたら、こんなの見つけた~
⇒チーバくん | Manachan's World-東京下町日記
私は度々千葉に貝殻拾いに行って、時々お土産コーナーもブラブラしてるから「チーバくん」は知ってますよ。
でも、チーバくんが千葉県の形をしていたとは…気づきませんでした。
しかも、富津岬を描くとチーバくんが出べそになっちゃうから、富津岬が描かれていないとは…(^o^;
※ツメタガイの卵塊(砂茶碗)も自由研究すると楽しいですよ。夏休みの海には無いと思いますけど(^^;
2018/06/27 梅雨明けの貝殻拾いで【砂茶碗】…鎌倉・材木座海岸
2018/07/05 梅雨明けの貝殻拾いで見つけた【砂茶碗】を観賞~
2018/07/08 ツメタガイの卵塊【砂茶碗】はどうやって作られるの?
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コメント
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こんばんは‼
たまに ハズレもあります⤵ まぁ〜 ハズレの日の方が 私は 多いですけど… (^^;
アカニシの卵嚢 初めて見ました! 綺麗な紫色しているのですね‼ 貝類の 卵 って なかなか見る機会って あまりないので ( 知らないで スル- してる こともあるかな ) こうやって 見せていただいて ありがたいと 思います (^-^)
えのしま貝散歩 の ブログは 毎日見させていただいて いるのですよ‼ 今年の8月7日付では ツメタガイの卵嚢に ナガニシの卵嚢が 産み付けられた 写真出てますし (今日のブログでは ナガニシの卵嚢ではない と 判明 ) 8月9日付では 自宅水槽で その ツメタガイの卵嚢から 幼生が ハッチアウトしたこと 書かれていました‼
先日、拾ったウミウサ系 名前が判明 少し? あり…
「 シュスヅッミ 」 赤系のすらっとしたボディーに 白の一本ラインが入った 綺麗な貝殻です‼ (^-^)🎵
投稿: ややねこ | 2018年8月12日 (日) 21時52分
ややねこさん、おはようございます。
えのしま貝散歩 8月7日 見てみました。
http://blog.livedoor.jp/enosima_kai/archives/2018-08-07.html
ツメタガイの卵塊の上にナガニシ?の卵嚢とは! 凄いレアものだ~
しかも卵嚢が透明での中の卵が見える~w(^o^)w
8月12日のブログでは…
http://blog.livedoor.jp/enosima_kai/archives/2018-08-12.html
透明卵嚢の中の卵が孵化して稚貝になってる~
ちっちゃい巻貝だ!面白~い(^o^)
投稿: あうるの森 | 2018年8月13日 (月) 05時41分
美しいナギナタホオズキに見惚れてます。貝拾いを始めるまで、ウミホオズキは海藻だと思い込んでました。
「かつての日本」…ハイ、65年ほど前には、よくウミホオズキを鳴らして遊んでましたよ。
ひとつひとつに小さな穴が空けてあって、グンバイホオズキがいちばんよく鳴りました。巻き貝の卵嚢だなんて知らないからよかったのかも(^.^)
投稿: のんのんばぁ | 2018年8月13日 (月) 13時59分
のんのんばぁさん、こんにちは
> ひとつひとつに小さな穴が空けてあって
へ~!そうだったんですか。
私は鳴らしたことはないですけど、子供のころ縁日で見かけたことはあります。
この記事書くのに「海ほおずき」を色々検索してたら…
今でも売ってました~!
★海酸漿★ほうずき市
http://blog.goo.ne.jp/ebisutabi/e/bb5a86437a0c5063b3ac255e11e23cce
浅草の「ほおずき市」で。赤や黄色に着色した海ほおずきの画像も大きく載ってます。
投稿: あうるの森 | 2018年8月14日 (火) 08時05分