沖縄 貝殻拾いの旅(恩納村・仲泊ビーチ~)
沖縄 貝殻拾いの旅
1日目は読谷村・残波岬~でしたが
2日目は恩納村・仲泊ビーチ~です。
宿泊ホテルは日航アリビラで、バスで移動する私はホテルから読谷バスターミナルまで歩かなくてはなりません。ニライビーチのホテルから読谷バスターミナルまでは、なだらかな上り道、2.6km。ふ~ バスターミナルまでの歩きで汗ばんでしまう。でも、昨日の夕飯のバイキングと、今朝の朝食のバイキングで、燃焼させなければならないカロリーが貯まってるから、このくらいの歩きは序の口ですね(^^;
読谷バスターミナルからバスで時間をかけずに行ける範囲で、貝殻拾えそうなビーチを事前に調べた結果、恩納村のビーチがいいかな~? ということで、仲泊バス停で降りて、そこから西に海岸伝いに約12km歩いてホテルに帰り着くというのが、2日目の貝殻拾いプラン(^o^)v
これまでの貝殻拾いで1日10km歩くのは普通だから、12km歩けばどこかで何か拾えるでしょう。という行き当たりばったりなプラン(^o^;
そして、やってきました仲泊ビーチ
この日は大潮前日、干潮は12時頃。海岸に着いたのが11時過ぎだったので、潮は大きく引いています。天気は一日曇りで、たまにポツポツ雨が~という天気。風もあるからウインドブレーカーを着て貝殻拾い。
まず見つけたのは…
▼クサビライシ
早速クサビライシを見つけたのでテンションアップ(^o^)
でもその後…もう1個クサビライシ! またクサビライシ、またまたクサビライシ…
な~んだ、沖縄の海岸にはクサビライシが石ころの様に転がってるんだ~ というか、石ころの方が少ない。
※以下、拾った貝殻の中には「これ何だろう?」が色々あったのですが、ミズゴマツボさんからのコメントで答え合わせをしていただきましたので、貝の名前を更新しています。
▼カワラガイ?(ザルガイ科)
カワラガイ | 軟体 | 市場魚貝類図鑑によりますと…『放射肋(縦に走る畝状の筋)に赤みを帯びる棒状の結節があり丸瓦のように見えるからか。』…とのことで、その赤みを帯びる棒状の結節が少しだけ残っていたもの↓
▼オオカサマイマイ?
この貝なんでしょう?
殻は薄くて、扁平で、小さな巻貝です。
なんかマイマイ系っぽいですよね。
「陸貝 沖縄 扁平」で検索して、
⇒沖縄の陸産貝類 カタツムリ マイマイ 沖縄の動物・植物達 沖縄動植物WEB図鑑|沖縄カエル商会を見たら…「オオカサマイマイ」かも!
⇒「オオカサマイマイ」で画像検索
⇒ オオカサマイマイ - Wikipedia …『カタツムリの1種。平らな傘状の殻を持ち、沖縄本島近辺に分布する』
▼この貝なんでしょう?①→コニッコウガイ
▼この貝なんでしょう?② →チリメンイモフデでしょうか?
マクラガイ科の~ 何でしょう?
▼ホソスジイナミガイ(シノニム:アラスジケマンガイ)(マルスダレガイ科)
▼ハナビラダカラ
沖縄で拾ったタカラガイは摩耗したものばかりなんですけど~ なんで?
沖縄の海岸がリーフに囲まれていることに関係するのでしょうか?
沖縄のビーチを歩いていると波が穏やかで、三浦や房総でのザッブーンという波が打ち寄せてこないのです。
白波は海岸からかなり遠くにたっていて、そこがリーフの端なんでしょうね。
リーフの中で貝が貝殻になっても、波が穏やかだから海岸の砂浜に打ち上げられるまでには… リーフの中でもまれ、もまれ… 摩耗しちゃうのかな?
▼イシダタミアマオブネ?(アマオブネガイ科)→コシダカアマガイ
アマオブネガイ科の巻貝は数多く打ち上げられていたんですが、
たいていヤドカリさんがお住まいで…
ん~殻口にぴったりと収まっているヤドカリさんのハサミ(脚)が、ビッタリ過ぎて凄いw(*゚o゚*)w
▼ムラサキガイ?→マスオガイ(シオサザナミガイ科 )
▼この貝なんでしょう?③→フネアマガイ(アマオブネ科)
▼この貝なんでしょう?④→ヨフバイモドキ(ムシロガイ科)
▼この貝なんでしょう?⑤ →トラダマでしょうか?→ホウシュノタマ
タマガイ科の~
▼イボダカラみっけ!
初めてイボダカラを拾った~(^o^)v
摩耗してイボが低くなってますけど、自分で拾うと感動!
イボダカラの良品はこちら→Twitterで【イボダカラ】をいただきました~!
▼サラサバテイ(ニシキウズ科)
沖縄では タカセガイ(高瀬貝)として知られ、食用とされている。美味しいらしい。
⇒サラサバテイ (タカセガイ) | 市場魚貝類図鑑によりますと…『沖縄では年間50トン前後の漁獲量があるという。また味わいの良さから値も高いのだとのこと。』
『表面に赤い帯状の斜め斑紋がある。これがインド起源の織物「更紗(さらさ)」の模様を思わせるため』
サラサバテイの貝殻、仲泊ビーチにはかなり打ち上げられてました。でも状態の良いものは少なく、写真のはその中で一番赤色鮮やかだった逸品?
▼ニシキウズ?(ニシキウズ科)
上のサラサバテイと同じゾーンに同じくらい打ち上げられていました。
形は似てるんだけど、それぞれちょっとずつ模様が違って、初物同定するの難しいので… ニシキウズ?
?マーク付きは自信なしです(^^;
▼リュウキュウマスオ(シオサザナミ科)
↓合弁
▼シュリマイマイ?
ちょっと気分を変えて、葉っぱの上にのせて撮ってみました。
なぜかマイマイ系(カタツムリ)の殻がたくさん打ち上げられてるんですよ。
これは何マイマイかな~?と、先ほどの沖縄の陸産貝類|沖縄カエル商会を見たら…「シュリマイマイ」っぽい。
『沖縄本島の中南部では、平地の林や緑の多い公園などで普通にみられます。』とこのとで、それがビーチに多数打ち上げられているのは、リーフがあるから?
▼カイコガイ(ブドウガイ科)
小さくて くりっと丸くて カワイイ~(^_^)
カイコガイ(ブドウガイ科)|月刊 沖縄と貝 with 光によりますと…『採集場所は沖縄の砂浜・ビーチならどこでもOK。』だそうです。
私は仲泊ビーチで10個ほど拾えました(^^)v
→沖縄 貝殻拾いの旅【カイコガイ】
▼スジイモガイ?(イモガイ科)→じゃなくて、ロウソクガイ
このイモガイ 綺麗~(*゚o゚*)
何イモガイ?
「イモガイ 横線」で画像検索したら… これかな?
⇒オゴクダの貝 イモガイ科の「スジイモガイ」「沖縄県北名城産」
⇒「スジイモガイ」で検索すると…約 110 件
なんか、すごくレアもの!?
じゃなくて、ロウソクガイのようです。検索結果は約 121,000 件と激増しました(^^;
え?そんなにメジャーなイモガイなの?
「ロウソクガイ」の画像検索結果には貝の画像が多数出てきますけど、下の方はロウソクの画像になるし…
⇒ロウソクガイ(イモガイ科) | 月刊 沖縄と貝 with 光
…『この貝の和名はロウソクイモじゃないんですってよΣ(゚д゚;)。』
…あ、そうですよね!イモガイは普通「~イモ」なのに~
元祖ロウソクは⇒アカシマミナシ(イモガイ科)|月刊 沖縄と貝 with 光 ←こっちの方がロウソクらしく見えます! 殻頂にロウソクの芯が立ってる~(^o^)
▼シロシノマキガイ?(フジツガイ科)
これも「この貝なんでしょう?」なので、
⇒珊瑚礁の貝|西表島貝類館を見ていたら…「シロシノマキガイ」が一番似てる。
⇒「シロシノマキガイ」で画像検索…貝殻の画像は僅かで、なぜかネイルの画像多数(^^;
⇒「シロシノマキガイ 貝」で検索…約 6 件 ←超レア!というより、「フジツガイ科」の他の貝を当たった方がいいのかな?
でも⇒沖縄産の貝|フジツガイ科・ヤツシロガイ科の写真図鑑の画像を見ると「シロシノマキガイ」が一番近い。
※コメントで教えてもらったように「シロシノマキ」で画像検索すると… ズバリ出てきました~(^^)
▼ナガウニ(ナガウニ科)
ナガウニの殻めっけ! 昨日の2個に続き3個目です(^^)v
▼この貝なんでしょう?⑥ →オキナワヤマタニシでしょうか?
▼イトマキボラ(イトマキボラ科)
殻口の内側に細い筋がたくさんありますね~
⇒イトマキボラ|鳥羽水族館オンラインショップの画像を見ると、内側に細い線がいっぱいあった~! そうだったんだ。
では、そこを観賞~
▼オオベッコウガサ?(ヨメガカサガイ科)
かなりお疲れ状態ですが、磨けばきれいになるかな~?
⇒「オオベッコウガサ」で画像検索
▼ニシキアマオブネ(アマオブネガイ科)
昨日拾ったニシキアマオブネとは模様が違うけど、色彩変化に富む貝で「錦(にしき)」だから、これもニシキアマオブネだよね。2個目(^^)v
↓1個目
▼ピース貝=キイロイガレイシ(アッキガイ科レイシガイ亜科)
最近ネットで見て知ったんですが、形がピースしているように見えるから「ピース貝」らしいです。
それを私も拾いました(^^)v
ふ~ 仲泊ビーチで意外と色んな貝殻が拾えたので長居してしまいました。仲泊ビーチの西の端から上がったのは午後3時過ぎ。お昼もまだ食べてないから恩納村 産直市場「おんなの駅 なかゆくい市場」で一休み。
「おんなの駅」を出て再び歩き出したのが午後4時。12kmの予定の行程のまだ1kmしか進んでません(汗;)
ルネッサンスリゾート オキナワの西側のビーチ…潮も満ちて来ていたし、ここではあんまり貝殻拾えませんでした。その西の真栄田岬にも行く予定でしたが、午後5時過ぎてだんだん暗くなってきたよ~(汗;)
貝殻拾いは打ち切って、バスに乗って帰らなくちゃね。真栄田バス停に17:06に着き、次のハスは? 17:06 すぐ来る!ラッキーと思ったら、5分経ってもバス来ない。え、もうバスは行った後なの? 次のバスは 19:06 2時間後だよ(涙;)タクシー呼ぶしかないね~ とかしてたら、バスが来た!ヨカッタ~
無事ホテルに帰りつけました(=^ェ^=)
そしてこの日の貝殻拾いの成果は…
いっぱい!なんですけど「色」がないね~
※沖縄 貝殻拾いの旅 の記事
・1日目 沖縄 貝殻拾いの旅(読谷村・残波岬~)
・沖縄 木の実拾いの旅
・沖縄 貝殻拾いの旅(ラソール ガーデン・アリビラ クリスティア教会)ニライビーチ
・沖縄 貝殻拾いの旅【カイコガイ】
« 沖縄 貝殻拾いの旅(読谷村・残波岬~) | トップページ | 沖縄 木の実拾いの旅 »
「貝殻拾い」カテゴリの記事
- 貝類展@国立科学博物館に行ってきた~(2024.11.26)
- 晩秋のビーチコーミング@三戸浜(2024.11.24)
- キヅタ(木蔦)・キブシ(木五倍子)・マサキ(柾)@三崎口~三戸浜ビーチコーミングついでの植物観察(2024.11.23)
- 高菜・大根・人参の葉に朝露@三崎口~三戸浜ビーチコーミングついでの植物観察(2024.11.22)
- サカマキガイ(逆巻貝)は左巻き(2024.09.06)
いいですねー沖縄。儀間ビーチ、仲泊ビーチですか。私の数少ない沖縄貝拾い経験では行ったことのない場所です。タカラガイひとすじだったので、ほかの可愛い貝に目を向けてなかったなぁ、と悔やまれます。
スレているのが多い、バスが来ない…ですよねー。
目当ての場所では見つからなくても、思いがけないところにコロッとあったりする楽しさもあります。
すぐにでも行きたーい!
投稿: のんのんばぁ | 2018年12月 3日 (月) 08時48分
沖縄での貝殻拾いは、私はこれが初めて。沖縄は2回目。1回目はかなり昔。その時は貝殻拾いしてこなかった。
今回の沖縄の旅は「貝殻拾いするならこのビーチ!」と事前に調査する余裕もなく、「このパックならなんとか予算内かな? えい!」と決めたので、決めた後でホテルの近辺をGoogleマップの航空写真でズームして見て、ここに白い砂浜あるね。ここ行ってみようか!というノリで行ってます(^o^;
沖縄に行って分かった… レンタカーでないとビーチ巡りは難しい。私は車を運転できないし~(´Д`)
投稿: あうるの森 | 2018年12月 3日 (月) 22時46分
初めまして!(^^
沖縄在住で貝拾いをしています、
「ミズゴマツボ」と申します。
ネット検索していたら、こちらの記事がヒットしました。
楽しい貝拾い記事、ありがとうございます(^^
で、過去記事へのコメントで僭越ながら…
貝殻の名前の答え合わせを(^^;
(海での貝拾いが専門なので、陸貝には触れません…スミマセン^^; )
カワラガイ?→OKです。
①→コニッコウガイです
②→チリメンイモフデでOKです。
イシダタミアマオブネ?→コシダカアマガイです。
ムラサキガイ→マスオガイです。
③→フネアマガイです。
④→ヨフバイモドキです。
⑤→ホウシュノタマです。
ニシキウズ?→すべてOKです。
シロシノマキガイ?→OKです。
たぶん「シロシノマキ」で検索する方がヒットが多いと思います。
オオベッコウガサ?→OKです。
沖縄以外の記事も、
おいおい読ませて頂きます!
投稿: ミズゴマツボ | 2019年11月14日 (木) 15時35分
ミズゴマツボさん
はじめまして。
貝殻の名前の答え合わせ! ありがとうございます(^o^)
のちほど、記事の方も更新しておきます。
ミズゴマツボさんのブログも見てみます。
投稿: あうるの森 | 2019年11月15日 (金) 06時33分
はじめまして!
我が家には貝がら大好き小学生がおり、こちらのブログはもう何年も息子が日々楽しませていただいています♪
はじめてコメントするのですが、一つ気になった画像があったので…
こちらの記事でアラスジケマンガイと書かれている二枚貝ですが、ホソスジイナミガイではないでしょうかね。アラスジケマンよりも頻繁にどの海岸でも拾える沖縄の二枚貝です。
アラスジケマンよりも薄く小さく、丸みも弱いです。
沖縄での貝拾いブログって、みなさん巻貝とタカラガイ専門ですか?ってくらい、二枚貝はあまり拾われていないですよね(^-^;
私は貝殻は二枚貝派なので、こちらのブログにリュウキュウマスオなどが載せられているの、とても嬉しいです💕
投稿: こみたん | 2020年5月23日 (土) 09時28分
こみたんさん、コメントありがとうございます。いつもブログを見てくださっているとのこと、しかも小学生の息子さん。
ホソスジイナミガイ!
そうかもしれません。この貝殻拾ったときはまだ日本近海産貝類図鑑持っていなくて別の図鑑で調べたのですが、てっきりアラスジケマンガイかと。もう一度実物と照らし合わせて確認してみますね。いくつも拾っていたので、再同定の後訂正するようにします。ご指摘ありがとうございました。
4月に石垣島行く予定でしたが、コロナ騒ぎで延期にすることになりました。貝殻拾いが好きな息子さん、先が楽しみですね。
投稿: あうるの森 | 2020年5月23日 (土) 21時51分
こみたんさんのコメントで「ホソスジイナミガイ」か「アラスジケマンガイ」かを改めて調べたら~
なんと、
アラスジケマンガイはホソスジイナミガイのシノニム(異名)でした。
この結果を得るまでの道程が意外と長かったので、別記事としてまとめました。
→ https://owlswoods.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-a68ee1.html
『アラスジケマンガイ』は
『ホソスジイナミガイ(シノニム:アラスジケマンガイ)』と変更しました。
こみたんさんのコメントをきっかけに「シノニム」についてだいぶ勉強できました。
コメントありがとうございました。
投稿: あうるの森 | 2020年6月 3日 (水) 10時48分