ゲッチョ先生の『おしゃべりな貝』で「普通の貝のわけ」…そうだったんだ~!
私は昔からゲッチョ先生ファンなんですが、貝殻拾いにハマってからゲッチョ先生の『おしゃべりな貝』を読んだら面白さ倍増(^o^)
森口満
『おしゃべりな貝』拾って学ぶ海辺の環境史
貝殻はタイムマシン!!
誰もが「つい」拾ってしまう貝殻に秘められた謎を探るため
ゲッチョ先生が全国を巡る旅に出た!
貝殻拾いをはじめると、まぁそのうちタカラガイを集めはじめ…
メダカラとチャイロキヌタとオミナエシダカラはよく拾えるけど、他のタカラガイはなかなか拾えないよね~ と分かってくる。で、タカラガイのレアもの度…種による拾える頻度が分かってくると、レアものタカラガイを拾って喜んでたりするんだけど、それが「なぜ?」なんて考えたことはなかった。
でも、それを調べた研究があるってことを、この本を読んで知りました。
その研究がとってもスゴイ!!ので、その部分を引用させていただきます m(_ _)m
ところが、これが「なぜ」なのかを、徹底的に海岸でタカラガイを拾うことで明らかにした研究がある。渡辺政美さんの「三浦半島沿岸海域に於けるタカラガイ類の分布状況(その1)」(『相模貝類同好会会報 みたまき』No.21)である。渡辺さんは、三浦半島の特定の海岸で一年間、打ち上げられたタカラガイをすべて拾い上げて、同定し結果を集計するという調査を行ったのである。拾い上げたタカラガイの総数、なんと9万9307個というから、すごい。←ん、スゴイw(*゚o゚*)w
打ち上げられた約9万個のタカラガイのうち、チャイロキヌタとメダカラだけで、全体の96パーセントと占めていたという。
渡辺さんは、調査結果から、海岸で拾うことのできた30種類のタカラガイのうち、わずか7種(メダカラ、チャイロキヌタ、オミナエシダカラ、ナシジダカラ、ハナマルユキ、ホシキヌタ、カミスジダカラ)ほどしか、一生、定着している種類はいないのではないかと結論付けている。残りの種類は、南方からプランクトンとして流れ着き、一時的に成長するものの、繁殖までにはいたらない種類だろうというわけである。
なるほど~
「相模貝類同好会 渡辺政美」で検索したら… わ!渡辺さんのことを記してるページがありました。
⇒貝ひろい 三浦半島 | 市場魚貝類図鑑
お~!この↑海岸は、私もよく行くあそこじゃないいですか😃
それと、貝殻検索でいつもお世話になってる『ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑』ですが、『生き物の旅』なんていうコンテンツがあったんですね~
※関連記事
2017/10/21 『生き物屋図鑑』みんなスゴイ!そして変(^o^)
2019/12/25 『海といえば冬』だよね~! ゲッチョ先生の『おしゃべりな貝』
2019/12/27 ゲッチョ先生の『おしゃべりな貝』で「大森貝塚」の意義を知る
« 『海といえば冬』だよね~! ゲッチョ先生の『おしゃべりな貝』 | トップページ | ゲッチョ先生の『おしゃべりな貝』で「大森貝塚」の意義を知る »
「貝殻拾い」カテゴリの記事
- 増穂浦と若狭和田で拾った【ベニガイ】96個(2023.01.03)
- 能登千里浜で拾ったウニ殻【ハスノハカシパン】211個(2023.01.02)
- 能登千里浜で拾った桜貝【カバザクラ】1600個のグラデーション(2023.01.01)
- 強風波浪注意報の翌日の三戸浜で【マガキガイ】の打ち上げ(2022.12.15)
- 北陸 貝殻拾いの旅2022【まとめ】(2022.11.22)
« 『海といえば冬』だよね~! ゲッチョ先生の『おしゃべりな貝』 | トップページ | ゲッチョ先生の『おしゃべりな貝』で「大森貝塚」の意義を知る »
コメント