家に閉じこもって、2カ月前のビーチコーミングのログ書いてたら、
う~ ビーチコーミングに行きた~い! となってしまい(^^;
「3密」を避けて、和田長浜海岸に行ってきました。
この日 4/3(金)の和田長浜は、風も波も穏やかで、いつにも増して人はほとんどいませんでした。

前日は風が強かったので、なにかいいもの打ち上がってるかな~?と期待してたのですが…
ないね~(^^;
それでも、何か拾えれば楽しいので、拾ったものを順に載せときますね。
▼ホウシュノタマ(タマガイ科)

和田長浜の矢作入口の側はホウシュノタマ(宝珠の玉)スポットかも。
▼スカシガイ(スカシガイ科)

スカシガイを拾うと頭の中で「くつ(靴)」と言ってる私(^o^;
これは「赤い靴」ではありませんでした。
いつも「くつ」と言ってると、そのうちちゃんとした名前忘れそう(^^;
そうだ、スカシガイ科ではもう一種ヒラスカシガイというのもよく拾えて、これはどっち?
「スカシガイ ヒラスカシガイ」で検索すると…
⇒スカシガイ、クズヤガイ、テンガイ、オトメガサ|きいこのビーチコーミング日記
ん、こういう似てる貝の名前を2つ並べて検索すると、出てくるのはいつもきいこさんですね。
(ところで、今気づいたんですが、きいこさんのブログって「kiikopon」だったんですね)
で、私が拾ったのは… 孔の前方(殻周までの位置が短い方:画像では左上)にちょっと平らな部分があって、全体にスリムな感じなので「スカシガイ」ですね。
「スカシガイ」を検索していたら⇒スカシガイ科|貝の博物館「ぱれ・らめーる」に『英名Keyhole limpet、Keyholeは鍵穴、 Limpetはカサガイ類の総称なので、鍵穴のあるカサガイの意味です。』とのこと。
で、「Keyhole limpet」で画像検索したら…
うわぁ~ デカ!!(↓閲覧注意)
⇒IMAGE OF THE DAY: Giant Keyhole Limpet|Science Channel|Facebook
もう少しおとなし目の動画で…
ところで「Keyhole limpet」の「キーホールリンペットヘモシアニン」は免疫・抗体に関係するお役立ち物質みたいですよ。
▼コガモガイ(ユキノカサガイ/コガモガイ科)

「コモレビコガモガイ」というのもあって、こちらは「木漏れ日小鴨貝」という素敵な名前です。
⇒番所崎貝類同定ガイド・Mttennium Version[PDF]によりますと…
『コガモガイ: 茶色の地に自斑または白太線。… 肋線は太く粗い。殻は比較的高く、釣鐘型的』
『コモレビコガモガイ: 黒い地色に白い放射細線。… 肋線は細かく密で、殻表はなめらかな感じ。』
私が拾ったのは、茶色の地に白太線で、肋線は太く粗いから「コガモガイ」でしょう。
※声に出して言ってみたい「コガモガイ」
みなさまも是非、声に出して「コガモガイ」って言ってみてくださいませ。
私はちょっと噛みました。何度も言ってると時々「コマゴガイ」になっちゃうし(^o^;
▼アサリ(マルスダレガイ科)


アサリの貝殻の模様って味わい深くて良いですね~「わび・さび」の世界です。
ところで、アサリの貝殻が「詫び寂び」であると記しているページを見つけました。
⇒貝塚 - アンサイクロペディア
貝殻コレクターのみなさま、↑この記事で「貝殻コレクターのタイプ」が分析されてますので、自分がどのタイプか是非ご覧くださいませ。
それと↓この一文にグッときました(^o^)
『苦労して集めた自分のコレクションが二千年以上の時を越えて人々の眼に触れるとは、コレクター冥利に尽きるものであろう。』
▼ネズミが米粒を齧るの図

コメツブウニみっけ! と思ったけど、コーヒーマメウニでした。
和田長浜にもマメウニ科のウニ殻打ち上がるんだ~!
▼アラレタマキビ(タマキビ科)

「アラレタマキビ」で検索したら…
⇒アラレタマキビ | 軟体 | 市場魚貝類図鑑がトップに出てきた。あれ? ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑って、食べられる魚貝類だけじゃないんだ!
アラレタマキビは漢字で「霰玉黍」で『「玉黍」とはトウモロコシのこと。トウモロコシの粒ほどの大きさの貝の意味か。』
今の品種改良されたトウモロコシは粒が大きいですからね。昔の原種に近い粒の小さなトウモロコシかな?
▼ブドウガイ(ブドウガイ/タマゴガイ科)

ブドウガイの殻は光に透かすときれいです。
2016/03/12 貝殻拾い【ブドウガイ】…三浦半島
▼この黒いタカラガイは? シボリにしては斑紋が小さくて、全体的に黒すぎるんだけど

ひっくり返して殻口を見たら…

サメダカラでした。
↓こっちから見ると、サメ肌の凸凸ができはじめてますね~

▼ヒザラガイ

ヒザラガイの打ち上げは肉付のものが多く貝殻標本にしにくいのですが、これは肉(軟体部)がとれて殻だけになってる。でも殻が8枚揃ってないので、却下(^^;
え~!ヒザラガイに目があるの~w(゚o゚)w
⇒不思議な目の進化|NATIONAL GEOGRAPHIC
⇒多板綱 - Wikipedia の感覚器には『詳細は不明であるが、少なくとも光受容の機能をもつとされる。また一部の群ではこの部分にレンズを備えた殻眼をもつ。』と記載されてますね。
ヒザラガイ | 市場魚貝類図鑑によりますと、
ヒザラガイは漢字で「火皿貝、膝皿貝、石鼈」なんですね。
『平瀬與一郎の命名。すすけた「火皿(油を満たして灯心を浸した照明器具)」に似ているからだと思われる。』へ~平瀬與一郎の命名ってことは、明治時代ってことですよね。江戸時代は何て呼んでたんでしょうね? 市場魚貝類図鑑には30個ほどの「地方名・市場名」が出てるから、各地方で色々な名前で呼ばれていたのかな? 岩場に行けば、あれだけ普通に岩にへばり付いてる貝ですからね。
ところで、「石鼈」って何て読むの?
「石鼈」で検索⇒石鼈(ヒザラガイ)とは - コトバンク え~!なんで「石鼈」がヒザラガイなの?
「鼈」で検索⇒すっぽん!
え~ じゃぁ、石鼈=石すっぽん?
スッポンは噛みつくとなかなか離さないのですよね。ヒザラガイは岩にへばり付いてなかなか剥がせないから「石鼈」なのか~(^o^?
▼ホタルガイ(マクラガイ科)

この模様は面白い。ホタルガイの画像検索結果の中にこういう模様のホタルガイはないけど、これもホタルガイですよね?
▼この貝殻なに!?

こんな貝 三浦半島に生息してる?

いないよね~!
これ「キリガイダマシ」だと思うんですけど、キリガイダマシの生息域は台湾以南ということなので、三浦半島で打ち上げられることはないはず。すると、誰かがお土産で買った貝殻を捨てたとか?
▼ヒメツメタ(タマガイ科)

ツメタガイは悪者のイメージなんですが、ヒメツメタは他のタマガイ科の、ネコやネズミ、ホウシュノタマやハギノツユ などの様に小さくてカワイイから拾っちゃう。小さくてカワイイとか言っても、タマガイ科はみんな肉食なんですけどね(^^;
▼擦れ擦れのハナマルユキ

これだけ摩耗して紫色の層が出たハナマルユキは、
水で濡らすと…

▲カボションカットのハナマルユキ~(^o^)
▼ハナビラダカラ

これも擦れていたのを水に濡らして撮ってます。
▼イガイ科の…

何でしょう?
イガイ科|微小貝データベースを見たり、
「イガイ科」で画像検索してみたけど、こういう模様の貝殻を見つけられなかった。
▼カニ爪~

今年も博物ふぇすてぃばる!でカニ爪ピアスを出すのでカニ爪拾ってますv(^o^)v
▼擦れ擦れウキダカラ

これも水で濡らすと…

ツルピカ(*゚o゚*)
乾くとまた元に戻っちゃうんですけどね。
でも、タカラガイを磨くとツルピカになりますよ。
▼サラサバイ(サラサバイ科?)

サラサバイって何科?
BiSMaLで検索すると…『Family Phasianellidae Swainson, 1840』で日本語名が記載されてないんですけど~
▼ツマベニメダカラ

かなり摩耗してますけど「褄紅」…褄(つま):はしの部分が紅いですね。
あ~そうだ、以前「ツマムラサキメダカラ」か「ツマベニダカラ」かでかなり悩んだので、
→2018/06/03 貝殻拾い【ツマベニメダカラ】…「褄紅目宝」と「切妻屋根」の関係
「褄紅」という特徴だけじゃなく「殻形はより角張って四角に近い」ということも確認しておきましょう。

※バックのブツブツはコシダカウニの殻です(^^;
▼クロダカラ

▼コシダカウニ(サンショウウニ科)

この日は「ウニ殻拾うゾ!」が目標だったのですが、あんまり拾えなかった。。。
和田長浜に矢作入口から入って(9時過ぎ)、佃嵐崎まで(12時前)、約3時間の貝殻拾い。
最初の印象が「あんまりないね~」だったから、ブログネタに目につくものは撮影・撮影…してたら、意外と長いログになってしまいました(^o^)
では、海に繋がる散策路を上ってソレイユの丘からバスで帰りましょうか。
▼海に繋がる散策路に咲いていたヒメスミレ かな?

▼ソレイユの丘の芝そりゲレンデに咲いていた

八重咲き水仙

▼円形花壇に咲いていたネモフィラ

いっぱい!

「ネモフィラ」で検索すると…
『ネモフィラの花畑 東京都昭島市』とか出てくる。
え!昭島にネモフィラの花畑なんてあった?
と思ったら、昭和記念公園でした。
こちらのブログが雰囲気をよく伝えてる。
⇒国営昭和記念公園のネモフィラ 2020年の見頃と開花状況は?|歩いてみたブログ
昭和記念公園で一面のネモフィラ花畑を見られるなら行ってみようかな~ と思ったんですが
『新型コロナウイルス感染症対策のため【臨時休園】いたします ~当面の間』でした。(^^;
「ネモフィラ」で画像検索すると「国営ひたち海浜公園」のネモフィラも『当面の間、臨時休園』でした。
ところで、海浜公園ってことは、貝殻拾いできるのかな?
「国営ひたち海浜公園 ビーチコーミング」で検索すると、それっぽい情報は出てきますが、それほどビーチコーミングスポットではないようですね。
▼カレンデュラ(キンセンカ:キク科)

12:27 ソレイユの丘→三崎口行きのバスに乗ったのですが、乗客は他にいなくて、貸し切りバス状態でした。
ところで、三崎口駅には…
▼「みさきまぐろきっぷ」暖簾(のれん)がかかってました。


でも「みさきまぐろきっぷ」も『当面の間、土休日の発売を休止』でした。
※「3密」を避けて… 海に人はまばらとは言え、そこに行くまでに電車・バスを利用する私は…
ん~ 当面の間 海に行くのは我慢して、お家でブログして、これまでに拾った貝殻を愛でてるしかないかな(´Д`)
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