へんなものみっけ!【ネジレカラマツ】と【ムチカラマツ】…刺胞動物でサンゴの仲間
このクルクル巻いてるものは【ネジレカラマツ】で、動物なんですよ~!サンゴの仲間
海の中で生息している様子は⇒「ネジレカラマツ」で画像検索
ネジレカラマツは黒い骨軸に個虫(ポリプ)の群体をつくっていて、骨軸上の刺々は個虫の付いていたあとだそうです。
このネジレカラマツを拾ったのは、2020/01/31に千葉・館山・根本海岸に貝殻拾いに行って…
ネジレカラマツを2つも拾った~(^o^)v
それと、ムチカラマツも拾った~! いずれも私にとっては初物😊
ムチカラマツの海の中での様子は⇒「ムチカラマツ」で画像検索
※ムチカラマツは長くて… 持って帰るの大変😅
ネジレカラマツとムチカラマツ、それぞれの分類を示しておきますと…
刺胞動物門 花虫綱 六放サンゴ亜綱 ツノサンゴ目 ウミカラマツ科 で、
Cirrhipathes spiralis (Linnaeus, 1758) ネジレカラマツ と
Cirrhipathes anguina (Dana, 1846) ムチカラマツ です。
※ところで、ネジレカラマツの学名はリンネ先生命名なのですね。この前【アラスジケマンガイ】は【ホソスジイナミガイ】の シノニム(異名)で学名について調べてから、学名も見るようになったのですが、意外とあれもこれもリンネ先生だ~🧐
でも、学名見ても読めないんですよね💧
ネジレカラマツの Cirrhipathes spiralis の spiral(スパイラル)のとこだけはなんとか分かる😅
この日はウミウチワも拾ってる。
ウミウチワ(海団扇)は…
刺胞動物門 花虫綱 八放サンゴ亜綱 ウミトサカ目 角軸亜目 トゲヤギ科 ウミウチワ属 Anthogorgia bocki Aurivillius, 1931 ウミウチワ です。
ネジレカラマツ・ムチカラマツとは
刺胞動物門 花虫綱 までは同じだけど、その下の
六放サンゴ亜綱 と
八放サンゴ亜綱 が違ってる。
この違いは何? Wikipediaにはページが存在しないので、検索…
こちらが分かりやすかった。
⇒ソフトコーラルはサンゴの仲間|美ら島研究センター[PDF]
一番の違いは、八放サンゴ亜綱はポリプの触手の数が常に8本。六放サンゴ亜綱は 6,10,12またはそれ以上の数の触手をもち、隔膜の数が多くの場合6の倍数。だそうです。
ところで、イソギンチャクって、六放サンゴ亜綱 イソギンチャク目なんですね~
イソギンチャクとサンゴが仲間だったとは! 生き物は奥深い。
※関連記事
2018/10/26 【ウメボシイソギンチャク】が梅干しだ~!…浜諸磯(三浦半島)
2018/07/16 貝殻拾いはオフシーズンだから…【キュウリイシ】を観賞~
2020/07/02 夏のビーチコーミングに海団扇【ウミウチワ】
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コメント
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数年前からブログ読ませてもらっています✨やっぱり夏は打ち上がる貝殻少ないのですか…?
投稿: めい | 2020年7月 8日 (水) 14時16分
めいさん、ご愛読ありがとうございます😊
はい。貝殻は貝の死骸です。冬は海水温が低くて死んだ貝が打ち上げられる。
海水温が高い夏こそ貝は成長期で、死ぬ貝が少ないから打ち上げられる貝殻も少ない。らしい。(海水温が高すぎるのもダメなようですが)
ゲッチョ先生も『海といえば冬』と言ってます。↓こちらの記事をご覧ください。
https://owlswoods.cocolog-nifty.com/blog/2019/12/post-2bbaf9.html
投稿: あうるの森 | 2020年7月 8日 (水) 18時20分
なるほど!納得です!ありがとうございます✨テンロクケボリやツグチガイが可愛いなと探しているのですが冬に行きたいと思います。これからもブログ楽しみに読ませていただきます🙇💕
投稿: めい | 2020年7月 9日 (木) 23時04分