🍄土栗拾い…風に吹かれて♪Blowin' in the Wind♪

いつもは「貝殻拾い」や「木の実拾い」の記事を書いてますが、今回は「土栗拾い」です。「栗拾い」ではありません。🍄を拾います。
▼拾った「土栗」

これらは、エリマキツチグリ か トガリフクロツチグリ。どちらもヒメツチグリ科
なぜ🍄を「採る」のでなく「拾う」のかと言うと～
土栗が熟して雨が降ると、外皮が反り返って地面から浮き上がった状態になります。そして、風が吹くと胞子の入った袋が転がって胞子を散布する。または、乾燥すると外皮は丸まり、風が吹くと転がるらしい。
なので、熟した土栗は地面にくっついていないので、拾えます(^o^)
と、知ったのは、こちらの記事で→梅雨明けのキノコ観察【ツチグリ】
そして、ツチグリをさらに調べていたら、ヒメツチグリ属は『地上の星』と呼ばれることを知りました。
→地上の星★ヒメツチグリ属🍄Geastrum … そして『糸』
ならば、地上の星★の形に開いたツチグリを撮ってブログに載せなくちゃ！
でも、拾ったツチグリは… まだ星型に開いていない。
右端のはもう少し開けば★になるね！ そのためには～
調べていて、水につけておけば開くと知ったので、右端の開きかけのを水につけておいたら～

↓

地上の星★になったよ～w(*ﾟoﾟ*)w

ツチグリ、ヒメツチグリは、『成熟すると外皮は7片から10片に裂け、星形に開く。星型の座布団の上に胞子の入った袋が乗っている形になり、胞子は袋の先端の穴から放出される。』のですが、調べていたら「胞子の入った袋」の断面画像があまりないらしい？
⇒ツチグリで画像検索
⇒ヒメツチグリで画像検索

では、拾ってきた土栗（ヒメツチグリ科）の断面画像を載せときますね(^^)v
↓外皮がこの程度に開いたものをカッターで切ってみた。

↓

熟した胞子は黒いですね。

↓外皮を手でむいてみた。

↓

↓まだ熟していない（外皮が裂けていない）ものを切ってみた。

未熟な胞子は白いですね。

土栗の外皮は固く、内側の胞子の入った袋は薄くて柔らかい。この袋に雨粒が当たると胞子を噴き出すんだそうです。
その様子を動画に捉えた素晴らしい教材がこちら…
⇒NHK for School 『煙を吹き出す ツチグリの秘密』（5分の動画ですが、お時間のない方は 04:00～）
※水とスポイトを持っていけば、雨が降ってなくても観察できるかな？ でも、まず土栗を探すのが簡単じゃないよね。
運よく土栗に出会えたら、指でパフパフすると胞子が噴き出す様子を見られます(*ﾟoﾟ*)

ところで、ツチグリとヒメツチグリは似ているようで、分類上はかなり違うんですね！
ツチグリ…担子菌門 菌蕈綱 ニセショウロ目 ツチグリ科
ヒメツチグリ…担子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 スッポンタケ亜綱 ヒメツチグリ目 ヒメツチグリ科
「綱」が違うのにこれだけ似てるってことは、収斂進化？

※あれ～？「菌蕈綱」で検索すると…
⇒真正担子菌綱 - Wikipedia が出てきて、『ハラタケ綱とも。』となってる。
また「ハラタケ亜門」は…『ハラタケ亜門、または菌蕈亜門（きんじんあもん）とは、・・・その98％はハラタケ綱に属するキノコである。ハラタケ綱以外に属するものにはキクラゲなどがある。』
ということは、亜門、亜綱を省略すると…
ツチグリ　　：担子菌門 ハラタケ綱 ニセショウロ目 ツチグリ科
ヒメツチグリ：担子菌門 ハラタケ綱 ヒメツチグリ目 ヒメツチグリ科
…となって、「目」のレベルで違うのですね。

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ツチグリは風に吹かれて転がるそうなので
⇒「ツチグリ 風に吹かれて転がる」で画像検索してみたら…
風に転がる土栗の画像は見つかりませんでしたが、ツチグリ・１～外皮 - 多摩ニュータウン植物記Ｐａｒｔ４のコメントに『仰るように、風が吹くとコロコロと飛んでいきますね。』と書かれてました。
でも、ツチグリが風に吹かれて転がる画像はありませんでした。
じゃぁ、動画は？
ツチグリの動画は出てきません💧
『風に吹かれて』の動画が多いですね。
では、『風に吹かれて』ボブ・ディランの歌詞を次の動画でじっくりと味わってください。

ボブ・ディランの声で聴きたい場合は👇こちらで。👉歌詞

ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したのは2016年だったのか～

♪The answer is blowin' in the Wind♪ この曲が印象的だった邦画…
『アヒルと鴨のコインロッカー』