1日目は時間も短くあまり収穫がなかったのですが、2日目は私より10日ほど前に奄美に行ってタカラガイいっぱい拾ってきたお友達からの情報で大収穫が期待できる?手広海岸へ~
↓この日の収穫

大収穫~\(^o^)/
左側2/3が私が拾ったもので、右側1/3が今回ドライバーをしてくれたお友達が拾った分。
以下、奄美大島 貝殻拾いの旅2020 2日目
名瀬→手広海岸→モダマ群生地→オキナワウラジロガシ林→名もなき海岸→名瀬の貝殻拾いログです。
大収穫だったので、とっても長い記事になってしまいました😅
6:00 ホテル発
ホテルの駐車場にはその日ホテルを出る順に車が並べられている。朝6時にホテルを出るような人は他にはいないようなので、私たちの車が先頭。脱ペーパードライバー運転時間1時間半のお友達にとっては「これはイイね🙂」な状態。ところが、カーナビの目的地に「てびろかいがん」と入れて検索…「該当する施設が見つかりませんでした」また~💧 じゃぁ住所入力で… 手広海岸の駐車場の住所ってどこ?
奄美大島の海岸への車での行き方は『奄美まるごと情報局』というサイトに詳しくでている。手広海岸への行き方は、そのページを印刷してきたから… あ!このページの画像の中に「手広ビーチより歩いて1分 0997-62-****」って電話番号がある。カーナビの電話番号検索で目的地を設定できました😅
これで「手広ビーチより歩いて1分」の所まではナビしてもらえたけど「目的地周辺です。案内を終了します。」って💧 駐車場はどこにあるの? もうちょっと先かな~? まだないよ。もうちょっと先?… と、そろそろ車を進めていくと行き止まり💧 朝の散歩をしていた地元のおじいさんに「この駐車場どこにありますか?」と尋ねると「そりゃ一つ隣の浜だよ」 あ、やっぱり💧 脱ペーパードライバーしたてのお友達がなんとか車をUターンさせ、来た道を駐車場を探しつつ戻ると…「手広第2駐車場」はあったけど、もっと海岸に近い駐車場はどこ? このまま行くと国道58号に戻っちゃうよ。ん~ちょっと道路脇に車をとめて、手広海岸|奄美まるごと情報局のページを読み直すと…『登り坂になる手前に、左に入る道があります。』あ!ここで曲がるんだったのか~
やっと、手広海岸駐車場に着きました。
7:10 朝の手広海岸

そこにある川はスニーカーでは渡れない流れなので、右側へ
▼アヤメダカラ

お腹の紫色(菖蒲色:あやめいろ)がキレイ~
▼カニさん宅

▼シャコガイ系の…

シャコガイ系は色々あって… 参考⇒「シャコガイ」と呼ばれるもの一覧|市場魚介類図鑑
▼コウダカカラマツガイ(カラマツガイ科)


三浦や房総で拾えるカラマツガイと比べて肋が太くて、甲高です。

▼フトスジアマガイ(アマオブネガイ科)

黒くて太い螺肋がぐるぐる~
▼手広海岸の打ち上げライン

この日は、アマオブネガイ科とカラマツガイ科の貝殻がいっぱい。一緒に行ったお友達は普通の(三浦・房総でも拾える)アマオブネをせっせと拾ってて、「奄美でなければ拾えない貝殻を拾った方がいいよ」とアドバイスしたら、そのあとはフトスジアマガイをセレクトして拾ってた😅
▼小さなナガウニの殻と普通のアマオブネ

ナガウニの殻の小ささを際立たせるため、普通のアマオブネと並べてみました~
▼ここに何がいるか分かります?

カニがいるんですけど、完全に砂と同化する完璧な迷彩模様ですね~😲
砂浜にしゃがみこんで貝殻を探していると、砂の上をサーッと飛ぶように動くものがいる。その止まったあたりにカメラを向けたら… 砂しか写ってないように見えますが、カニがいるんです!
▼雲間に朝日の光芒

ふと、海に目をやれば、雲の切れ間に朝日の光芒(薄明光線)
この時はまだ雲が多くて涼しかったのですが、このあと晴れ間が広がり暑かった~
▼カノコダカラみっけ!

かなり摩耗してますけど、私にとっては初カノコダカラです!😊
▼タマゴウニみっけ!

▼イボダカラ 続々みっけ!



▼コッペパン(ヤナギシボリダカラ)みっけ!


twitterでヤナギシボリダカラのことをコッペパンと言うのをみてから、私もコッペパン派になってしまいました😅
▼イオウノシタタリみっけ!

▼ウキダカラみっけ!

私より10日ほど前に奄美に来た貝殻拾いのお友達は「手広で一生分のウキとサバを拾った」そうなんですが、私はまだウキ1個目。これはもしかして、拾い残し?😅
▼ヒメホシダカラ(摩耗)

▼このタカラガイは?(同定中)

『スソヨツメダカラではないでしょうか』とコメントいただきました。
あ、そうかも。「スソヨツメダカラ」で画像検索すると、背側に大きく鮮やかな斑紋がありますけど、私が拾ったのにはその斑紋がありません。摩耗しちゃったの? タカラガイ・ブックによりますと『背面の大斑紋は成貝になるまで出現しない』とあります。
殻のすその四隅に茶色の色斑がありますから、裾四目宝(スソヨツメダカラ)ですね🙂
▼コマダライモ(イモガイ科)

▼ヤクシマダカラ


▼グンバイヒルガオ

グンバイヒルガオは『海岸、特に砂浜を好む海浜植物。葉は先端に浅く切込みが入る楕円形で、軍配に似ているため軍配昼顔の和名がある。』
奄美の海岸には、ところどころにグンバイヒルガオの群生がありました。

▼サバみっけ!

これは…ニセサバダカラですね。
▼なんかよさげなタカラガイを三つ

左:ヒメホシダカラ
中:エダカラ または アリソンエダカラ
右:イボダカラ
▼アヤメダカラ

お腹の紫色鮮やか~
▼キッコウダカラみっけ!

ツルピカ✨ですよ~😃


ヒメヤクシマダカラかな?とも思ったんですが、タカラガイ・ブックによりますと…『腹面に存在する大型の褐色紋によって区別される』とのことで、私が拾ったのはお腹に褐色紋があるからキッコウダカラですね。
はぁ~ 今日のタカラガイの逸品拾っちゃった😊
▼この大きな貝殻は何?


拾ったときは何だか分からなかったのですが、翌日 奄美海洋展示館の貝殻標本を見て、スイジガイの幼貝だと分かりました。
▼マクラガイみっけ!



マクラガイ科の何でしょう? マクラガイは三浦・房総ではあまりひろうことないから… 同定中
⇒オオジュドウマクラのようです。
▼コゲチドリダカラとサバダカラの摩耗

摩耗しててもレアもの!
▼またマクラガイみっけ!

これはかなりスリムなマクラガイの美品(同定中)
『マクラガイではなくて、あまり拾えないシロマダライモです!』とコメントいただきました。
ご教示いただきありがとうございます。
⇒「シロマダライモ」で画像検索


▼オオベッコウガサ

オオベッコウガサは奄美の海岸でよく見かけたのですが、みんなてっぺんが擦れてるんですよ。でも画像検索結果のオオベッコウガサはてっぺん(殻頂)が擦れていない美品がほとんど。そういうのを拾ってみたい。
▼このオレンジ色の小さい巻貝は何でしょうね?

奄美のビーチで何度か見かけてます。たいていヤドカリさんがお住まい。(同定中)
▼またまたマクラガイ(同定中)

ヌメリマクラかな~?
ジュドウマクラは殻口の内側がオレンジ色だし~
※ところで、ジュドウマクラは「寿童枕」で、Wikipediaによりますと…
『寿童とは謡曲「枕慈童」などで知られる不老長寿の仙童・慈童のこと。』
『種小名 miniacea はラテン語で「朱色の-」の意で、成貝の殻口内部の色を表したもの。』だそうです。
※「枕慈童」などで知られる ←知らないんですけど💧
⇒枕慈童|名古屋春栄会
『少年は、穆王に召し使われていたが、誤って王の枕をまたぎ、その罰でこの山に配流されます。』 あらら… というようなお話
▼ニシキアマオブネ(アマオブネガイ科)

こういうのたいていヤドカリさんがお住まいなのですが、幸い空き物件でしたのでお持ち帰り🙂
▼コゲチドリ

▼イボダカラ

▼このマツムシっぽいのは何?(同定中)

ミダレシマヤタテ(フデガイ科)ですね。
9:30
ふ~ 手広海岸の西側の端まで来たと思ったら、まだ先に行けますね~

空は晴れて、暑くなってきました。
そして、セミが鳴いてる。向こうの山全体でセミが鳴いてるんです! ちょっとビックリ
▼アリソンエダカラ(亜成貝)?(同定中)

▼イボダカラ

イボダカラはよく拾えたんですよね~ いくら拾っても、もう十分なんてことないですけど。
▼ハチジョウダカラ(幼貝)

▼マクラガイ(同定中)

▼サラサバイ

奄美にもサラサバイいるんだ~ とつまみ上げたら…

ヤドカリさんがお住まいでした。
▼カノコダカラ 2個目🎉🎉


今度のは最初に拾ったのより鹿の子模様くっきりです✌
▼チリメンダカラと~

右側のは何でしょうね?(同定中)
▼もう一つチリメンダカラ

10:15
ここらでちょっと朝お昼。来る途中のコンビニで買った奄美🍙おにぎりは海岸で食べるには手軽でボリュームがあっていいですね。
あ~ あの海岸の端っこは、駐車場を探して迷い込んだとこですね。道を尋ねたおじいさんが言ったように「隣の浜」だった。

あそこまで行ってみましょう。
▼スイジガイ(幼貝)2個目


▼ピース貝(キイロイガレイシ)

小石を噛んで「ピース😬✌」
▼砂浜の砂が「ふわふわ」だ~

▼タマゴウニ

▼テツボラ(アッキガイ科)


▼大きなマイマイ(カタツムリの殻)

これは何マイマイ?
オオシママイマイかも。


▼ナガウニの殻を2個

▼南の島ならではのイモガイみっけ!

これはもしかして… タガヤサンミナシ?!
ではなくて、アジロイモだとコメントいただきました。
※アジロイモとタガヤサンミナシの見かけ方は?
⇒アジロイモのバリエーション - 海の宝石箱 のコメントに…『アジロイモには網目模様の中にタガヤサンミナシのような黄色が無い』そうです。
▼サツマボラ(フジツガイ科)

▼このイモガイは何でしょうね?


ヤナギシボリイモのようです。
▼このナガウニは五放射にうっすら色付き

▼手広海岸には↓この黒い岩が多かったのですが…

奄美大島の成り立ちと関係してる?
▼アダンの木

▼アダンの実

アダンの実って熟すとパイナップルみたいに黄色/オレンジ色になるんですね~
そして、デイリポータルZで食べてた⇒アダンを食べてみる
アダンの木ではセミが… ジジジジジジジ…ヴェーヴェージジジジジジジ… って大きな音で鳴いてるんですが、このセミ何?
「クロイワツクツク」のようです。
大きな鳴き声で、すごそこで鳴いてるんですけど、セミの姿を見つけることはできませんでした。
▼コッペパンとイボ

同じものをいくつも拾ってると、だんだんと名前を端折るようになってきますね😅
▼サメザラ(ニッコウガイ科)


▼タマゴウニ


▼破れキッコウダカラ?
砂の上で乾いた状態だと↓こんなんですが…

↓水につけると蘇ります。

▼このクルマガイは何グルマ?(同定中)

クロスジグルマではないから、クルマガイ?


▼これはマイマイ?(同定中)


オキナワヤマタニシかな~
▼ツルピカ✨コモンダカラ


12:40 手広海岸駐車場に戻ってきました。
7:10~貝殻拾いを初めて、5時間半の楽しい貝殻拾いでした😊
この日歩いた海岸は↓この範囲

往復1.6kmほどなんですが、そこを5時間半かけて貝殻拾い。奄美の海がいかに豊かか感じられる貝殻拾いでした。
さて、まだ昼です。次はどこ行こうか~?
今日は貝殻十分拾ったから、今回の旅のもう一つの目的…モダマとオキナワウラジロガシを(3日目に行く予定だったけど)今日行っちゃいましょうか!
そしてまた、カーナビの目的地設定で苦労するも、モダマ群生地へ~
Googleマップで「手広海岸からモダマ自生地」で検索すると…50分 (34.0 km)

「奄美 モダマ」で検索すると、今年はモダマのさやが実ってないみたいだったのですが、モダマのつるを見るだけでも価値あるよね。

モダマのつる~\(^o^)/すごいね~ ※別途記事を書きました→奄美大島で世界最大の豆 モダマの「つる」を見る
15:00 まだ時間あるからオキナワウラジロガシ林へも行っちゃう?!
カーナビの目的地は「大和村役場」ですんなり設定完了。
Googleマップで「モダマ自生地から大和村役場」で検索すると…58分 (36.6 km)
着くと4時になっちゃうから、山登り(徒歩15分)するには微妙だけど、行くだけ行ってみましょうか。

ところが、名瀬から大和村役場に向かう途中が~くねくねくねくね山道で~

脱ペーパードライバー運転時間そろそろ4時間ほどのお友達は「この道くねくね過ぎるよ~」と大変そうでもあり、運転を楽しんでる風でもありました。
16:30 オキナワウラジロガシ林入り口着

しかし、その先の山道は…

ん~ 案内では片道15分となってたけど、いまから行って帰ってくると5時過ぎて薄暗くなっちゃうよね。このうっそうとした山道を今から登るのは危ないよね。ハブ出るかもしれないし🐍
ここは朝から来ないとダメだね。今回はやめとこ。こういう場所だと分かっただけでも成果だよ。
ということで、また くねくね山道を通って名瀬に帰ります。
その途中、ここ車止められるから、ちょっと見ていこう。と立ち寄った名もなき浜で…
▼ギンタカハマ(サザエ/リュウテン科)


▼モダマみっけ!

モダマ自生地でさやは見られなかったけど、名もなき海岸でモダマを拾えて嬉しい~😊
18:00 ホテル着
今日は盛りだくさんの一日でした。お疲れさま~🍻
※この長い記事をここまで読んでくださったあなたへ、ありがとうございましたm(_ _)m
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※ところで、奄美大島の幹線道路 国道58号って、鹿児島市を起点に、種子島、奄美大島を通り、沖縄の那覇市まで続いているんですね~
海の上にも国道があるよ~😲

国道58号 - Wikipedia によりますと…
『複数のフェリーで結ばれている、海上航路部分も国道扱いとなっている。』
『日本では一番長大な海上国道である。』
海上国道 - Wikipedia によりますと…
『海上部が架橋されておらず、一連の国道でありながらフェリー等によらねば通行不能なものを呼ぶことが多い。ただし、必ずしもフェリー航路が設定されているとも限らず、名目上だけでつながっているところもある。』
そして、
『種子島と奄美大島・沖縄本島を結ぶ定期航路はない。』💧
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
よろしかったら 3日目もどうぞ。
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