奄美大島 貝殻拾いの旅2020(4日目…土盛海岸)
奄美大島 貝殻拾いの旅2020 4日目(最終日)は、1日目に30分しかいられなくて、色々拾えるはずなのにあんまり拾えなかった土盛海岸(ともりかいがん)です。土盛海岸から奄美空港は近い(3.4km 車で5分)なので、帰りの飛行機に乗り遅れるリスクが小さい。でも、もしあんまり貝殻拾えなかったら他の海岸に… なんて考えてるけど😅
3日間毎朝6時にホテルの駐車場から出発~(最終日は荷物をまとめてて、ちょっと出遅れ) 車はいつも駐車場の一番前にあるので、脱ペーパードライバー運転時間そろそろ8時間のお友達は軽快に出発~(これなら次回もお誘いしてドライバーをお願いしちゃおかな😊)
7:30 土盛海岸駐車場 一番乗り~
▼朝の土盛海岸~
今日はいい天気になりそうです。
↓右側を見れば(こっちが東)太陽が昇ったところです。
1日目はこっちに行ったから、
今日は左側(北側)へ(彼方に見えるは あやまる岬)
土盛海岸は⇒その美しさに思わず息をのむ。フォトジェニックビーチだそうですが、
朝早いとまだ光が足りなくて… コバルトブルーの海の画像はお昼ごろに🙂
この日の奄美の干潮は7:56(横須賀の干潮は5:58 なので、2時間ほど干潮・満潮の時間に差があるんですね)
ちょうど干潮の時間で…
↑画像の上の方が満潮時の打ち上げライン。右側の海面との差が干満の差となるのか~
さて、潮が引いた先を眺めれば…
あ! あそこは?
なんか段々になってますよ~
干潮だったので、近くまで歩いて行けた。
この段々はどうやって形成されたのでしょうね?
なんかこの段々、秋芳洞の百枚皿に似てませんか?←似てるよね!
この地形 面白~い😃
奄美観光ガイドでここの写真は見たことないけど、「土盛海岸の十枚皿」とかどう? 秋芳洞のように百枚もないから十枚😅
「ハートロック」よりは、こっちの方が面白いと思うな。
※この『棚田のような地形は百枚皿と同じ「石灰華段」かもしれません。』とコメントをいただきました。
「石灰華段」で検索すると⇒トラバーチン - Wikipedia
秋芳洞の百枚皿もここの地形も、元をたどれば貝殻やサンゴの骨格などの炭酸カルシウムなんですよね。そこに地球と生命のロマンを感じるな~😊
※この棚田のような地形がみられたのは ↓この辺
あ~ なかなか貝殻拾いが始まりませんね💧
そう、貝殻探さなくちゃ!
▼いつも紫色に摩耗しているキイロダカラ
▼イオウノシタタリ
「イオウノシタタリ」で検索すると…約 131 件←レアもの!
今回の奄美では、1日目、2日目、4日目(今日)で、3枚
▼イボダカラ
イボダカラはコンスタントに拾える感じ。
初めてイボダカラを手にしたときは あんなに感動していたのに、だいぶイボダカラ慣れしてる😅
これを拾ってるあたりで、まだ誰もいなかったビーチで「何をされてるんですか?」とおにいさんから声をかけられる。
しばしお話。おにいさんは地元の人の様で、大きなビニール袋持って「僕はゴミ拾いですよ」と。(8時ごろ)
▼この巻貝は何でしょう?(同定中)
▼アミコケムシの一部
わ~😲 一部分とはいえアミコケムシみっけ!
▼チリメンダカラ
チリメンダカラもイボダカラに次いで今回の奄美ではよく拾えてますね。初奄美、初チリメンダカラを拾ったときは あんなに感動していたのに、チリメンダカラにも慣れてきた😅
朝出る前は、もしあんまり貝殻拾えなかったら他の海岸に… なんて考えてたけど、今日は一日土盛海岸でいいね😃
▼シロアオリかな?
▼青い空と羽毛のような雲
▼ナガウニ
奄美で拾えるウニ殻って、ナガウニとタマゴウニが多いですね。三浦半島でおなじみのバフンウニは見かけない。
あ、バフンウニの生息域は奄美よりは北の方なんですね。
▼クチムラサキダカラ
かなり摩耗してますけど、殻口の歯の部分が薄っすら紫
▼シュリマイマイ?
▼トウマキ(フジツガイ科)
ヤドカリさんがお住まいで、水に漬けたら、すたこら歩いていきました。
▼キイロダカラ
こっちで拾うキイロダカラはどうしてこんなにエラが張る/裾が出っ張るのでしょう? 三浦で拾うキイロダカラは丸いのに。
あ、これは老成したキイロダカラなんですね! 三浦で拾うキイロダカラは成貝になる前に冬になって… dead end💧 となるのが多いのか~
▼秋空にたなびくウチワ~?
…とかやってたら、さっきのおにいさんにまた声をかけられ、しばしお話。このおにいさん(青年)は「コロナを機に、こっちに移住してきちゃいました~」だそうです。え~!それはうらやましい。私も海の近くに住めたらな~💛
「今日は流木拾ったので帰ります」とコンクリートの堤防の階段を上がって帰っていきました。(9時ごろ)
▼ウグイスガイ科の…(同定中)
▼ホソヤクシマダカラ
本日の逸品タカラガイかな😊
タカラガイ・ブックによりますと…『ヤクシマダカラに似ているが、… 螺塔横に明瞭な黒褐色紋が現れることで区別される。』
▼ウチワ~ ヤギ~
ウチワ/ヤギ系については、まだ不慣れなもので… 同定中
左側はカナアミカラマツかも?
右側はアミメアカヤギ(イバラヤギ属)かも?
どちらも画像検索すると生態の画像ばかりで、打ち上げられた状態の画像がないので確定できず💧
▼アミメダカラ
背面は摩耗しているので、名前の由来の「網目」は見えませんね💧
またまた
▼ウミウチワ~ ヤギ~
このウミウチワはかなり大きい
↑これはウミカラマツのようです。
ヤフオクに同じ色・形のものが出品されてました。⇒ウミウチワ08 ウミカラマツ 珊瑚 インテリア
ヤフオクの画像で同定してるというのがちょっと💧
この繊細な造形美~(枯れたヒノキの枝葉ではなくて、海の生き物(動物)というのが不思議ですよね~)
参考までに ↓ヒノキの枝葉
土盛海岸とあやまる岬の中間地点あたりまで来たので、そろそろ戻りましょう。
▼空を見上げる人
この岩、観光ガイドでは「子抱き岩」となってるんですが、子供を抱いてるようには見えないな~
子抱き岩(くゎだきいし)と発音するんですね。⇒よかとこ紹介 奄美市[PDF]
10:20 一旦駐車場に戻って… お昼買ってこなかったけど、どうしようか? 帰りの飛行機は15:05発だから~
どこかこの辺の物産店でお土産みてランチもしようか~ でも、ドライバーのお友達が「車をバックさせなくて済む広い駐車場のある所」というので、ちょっと遠いけど、ビックⅡ 奄美店まで…
行って帰って来て 12:15
南国の光いっぱいの土盛海岸は…
コバルトブルーの海~
午後は土盛海岸の右側へ
▼ナガウニ
1日目もこの辺で3個ナガウニを拾った。この辺りナガウニ・ポイントかな?
▼夜光貝の蓋!
2日目に拾った夜光貝の蓋は3cmと小さかったけど、今日のは9cmと大きい!
そして、この直後…
▼シリンダー型のガラス浮きみっけ!
\(^o^)/4日間の貝殻拾い/ビーチコーミングを通して一番の逸品です。
それが最終日の最後に拾えるなんて… 幸せ😊
そろそろ空港に行く時間になるから、先ほどビックⅡで買ってきた奄美🍙おにぎりで海を見ながらランチタイム。
🍙たべてたら、そばの岩に小鳥が飛んできてとまった。
これは… イソヒヨドリでしょうか?
▼カニの巣穴
この入り口の砂のひだはどうやってできたのでしょう?
▼砂浜の砂紋と、オカヤドカリの足跡
このヤドカリさんの足跡は、3日目に見た小さなヤドカリさんの足跡より断然大きい。
オカヤドカリだと思うのは、そばでオカヤドカリを見ていたから。
↑9cmの夜光貝の蓋と、オカヤドカリ
「奄美 大きいヤドカリ」で検索すると、ムラサキオカヤドカリは天然記念物なんですね~
もっとよく撮ってくるんだった。お住まいの貝殻がぼろかったので、あんまり映えないな~と思って、1ショット撮っただけ😅
さて、名残惜しいけど、楽しかった思い出を抱えて空港に向かいましょうか。
▼奄美空港 日本航空 Boeing 737-800
この飛行機で帰ります。
16:44
▼頭を雲の上に出し~♪ 富士山
16:48
▼夕焼けの三浦半島の先端 城ヶ島
16:50
▼三浦半島の付け根
手前から、猿島、横須賀、向こう側が葉山、鎌倉、江の島
あ~ 帰ってきちゃったんですね~
明日からまた頑張ろう! 貝殻の同定と整理とブログを(=^ェ^=)
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コメント
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棚田のような地形は百枚皿と同じ「石灰華段」かもしれません。珍しいものだと思います。見に行きたいです。
ガラス浮き、南西諸島では拾えないと思ってました。ある場所にはあるんですね~、おめでとうございます。
投稿: 幻日 | 2020年11月 8日 (日) 08時01分
幻日さん、おはようございます。
> 棚田のような地形は百枚皿と同じ「石灰華段」かもしれません。
「石灰華段」と言うんですか! ご教示いただきありがとうございます。
「石灰華段」で🔍したら、トラバーチン - Wikipediaが出てきました。そして『イエローストーン国立公園のマンモス・ホットスプリングスにあるトラバーチンでできた石灰華段』の画像も出てました。
この棚田のような地形を見たとき、イエローストーンと秋芳洞が思い浮かんだのですが、名前を知らないのでイエローストーンの石灰華段の画像にたどり着けませんでした。
名前が分かると🔍して関連知識を得ることができるので楽しいです。
※貝殻の同定=名前を知ることって大事だな~と思います。
投稿: あうるの森 | 2020年11月 8日 (日) 09時10分