木の実拾い【モミジバフウ】の枝にコルク質の稜/翼…武蔵野公園
2月5日 日の出とともに武蔵野公園を散歩していて、なかなかキレイなモミジバフウの実が落ちていたので、いくつか拾ってきました~
▼朝日に映える? モミジバフウの実
このブログの人気記事ランキングに→ 楓(フウ)の実とモミジバフウの実 ←この記事がよく入ってくる。最近はモミジバフウの実を拾ってなかったのですが、この記事より色合いのキレイな実が拾えたので🙂
▼拾ってきたモミジバフウの実を並べて…
▼モミジバフウの実の棘々をアップで…
私、木の実拾い/貝殻拾いが好きなので「何かいいもの落ちてないかな~?」と下を見ていることの方が多いのですが、「まだ実はついているのかな?」と、モミジバフウの木を見上げると…
▼へんなものみっけ!
モミジバフウの枝が変なことになってますよ!
「モミジバフウ 枝」で検索すると…
⇒モミジバフウ Liquidambar styraciflua(マンサク科 フウ属)|岡山理科大学 生物地球学科 のページに『モミジバフウの枝にはコルク質の稜ができる。…』と説明がありました。
このコルク質の稜は何のため?『枝を丈夫なものにする事に貢献しているのかも知れないが、所々でひびが入っており、あまり役に立っていないかも知れない。さて、真実は?』ん~ まだ解明されていないのですね。
⇒モミジバフウの話(1) : 自然観察大学ブログ には『モミジバフウの枝には翼がつくものがある。』へ~、この「稜」を「翼」と言うんだ。翼って感じはしませんけどね😅
そして『なお、枝の翼といえばニシキギだが、…』と、次のページへのリンクがあった。
⇒ニシキギの翼について|植物Q&A|日本植物整理学会
『…一種の奇形ではないでしょうか。…コルク層の発達が特に生存・繁殖にとって不利でも有利でもなかったため、いわゆる中立的変異として集団の中で振るまい、たまたま蓄積したのがニシキギだと思います。』
ということで、モミジバフウの枝の稜/翼も、特に役に立たない(あっても無くてもどっちでもかまわない)奇形のようです。
あ、モミジバフウ - Wikipediaには『若枝にはコルク質の綾がある。』と書かれていました。
※関連記事
2017/02/06 楓(フウ)の実とモミジバフウの実
2017/01/29 冬の新宿御苑2017…木の実と野鳥
2013/11/27 多摩森林科学園で…紅葉がキレイ~
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