貝殻拾い【ハザクラガイ】由比ヶ浜… 材木座における貴重度:特
鎌倉・由比ヶ浜でハザクラガイ(葉桜貝、シオサザナミ科)の合弁を拾いました。
「ハザクラガイ」で画像検索すると、トップに出てきた
⇒シオサザナミ科の貝 宮崎県石波浜 : かさぶたろぐ を読んでたら…『「材木座の貝」のホームページでは材木座での希少度「特」と記されている』って書いてあった。
そのページがこちら…
⇒材木座海産貝類|異歯亜綱のページの中ほど、シオサザナミ科に「ハザクラ」があり、『材木座における貴重度:特』です‼
うわぁ~ これは相当レアもの?
「ハザクラガイ」で検索すると… 約 624 件。千件以下のレアものです!
レアものですけど、珍しくWikipediaが出てきますね。
⇒ハザクラガイ - Wikipedia
あら、Wikipediaのハザクラガイの画像、かさぶたろぐの画像と似てるね。そういえば、「ハザクラガイ」の画像検索では、かさぶたろぐとWikipediaの画像が並んでて、これ同一人物が編集した画像と思われます。ということは~ かさぶたさんが ハザクラガイ - Wikipedia を書いたってこと?
このページを履歴表示してみると、
2020/11/22に Ryuichiro Kasatani さんが新規投稿してる。Kasataniさん=かさぶたさん?
かさぶたさん、スゴイ! 私なんて Wikipediaは読むだけ、「貝殻拾い楽し~」を気ままにブログに書いてるだけですけど。かさぶたさんみたいに、Wikipediaに投稿して「知の集積」に貢献してる人たちがいるんですね。拍手~👏👏
材木座海産貝類のハザクラには『全国的に減少し、絶滅が心配されています。』と記されてきます。
「ハザクラガイ 絶滅危惧種」で検索すると、⇒日本のレッドデータ検索システム 「絶滅危惧Ⅱ類」です。
え~と、レアもののハザクラガイを鑑賞しましょう。
まずは大きさ。
殻長:18mm、殻高:10mm と、私が拾ったものは小さいです。かさぶたさんデータでは殻長30mmにもなるんですね。
ハザクラガイは摩耗すると白地に紫色になるそうですが、私が拾ったのはまだ殻皮に覆われていて黄色です。
内側は紫色で、閉殻筋痕がはっきりと残っています。
表側の画像で靭帯は下側なので、画像の下が後ろで、上が前。だから、後閉殻筋痕が丸くて、前閉殻筋痕はゆがんでる。
貝殻は乾燥した状態より、濡れてる方が美しいので、水に濡らして撮影
↓後閉殻筋痕がクッキリまん丸に写った画像
この日は3時間弱、由比ヶ浜にいて、暖かく風もなく良い海日和😊
↓この日の収穫
サクラガイ系が多くお米(コメツブウニ)はたったの一粒💧
モモノハナガイ、アリソガイ、トミガイ、コウダカアオガイ、ミドリイガイ、石やらガラスの欠片やら、陶片やら。
昼過ぎ人がわんさかやって来た。
そ~か今日は終業式かぁ、中高生が友達と来たり学校単位で浜辺に。なのでとっとと撤収~ 新学期始まるまで鎌倉は避けよう😅
※シオサザナミ科の関連記事
2015/04/19 貝殻拾い【シオサザナミ】…材木座・由比ヶ浜・逗子海岸
2016/05/22 貝殻拾い【シオサザナミ】…材木座海岸・由比ヶ浜(2個目)
2018/02/18 貝殻拾い【アシガイ】…和田長浜海岸(三浦半島)
2018/02/27 貝殻拾い…千葉南房総【岩井海岸】
※2023/12/30追記
「ハザクラガイ」をBISMaLで🔍したら…
⇒Psammotaea minor (Deshayes, 1855) ハザクラ 👈「貝」の付かない「ハザクラ」だった。
“Psammotaea minor”をGBIFで🔍すると…
⇒Psammotaea minor (Deshayes, 1855)
『問題:バシオニムの関係性を検出』と出てくる。
「バシオニム」って… あ~ハザクラの場合、属名が変わったんですね。
それで、BISMaLにはハザクラが2つ出てたんだ!
⇒Gari (Psammotaena) minor (Deshayes, 1855) ハザクラ
GBIFでは…
⇒Gari minor (Deshayes, 1855)
あれ? こっちもバシオニムだ。
あ~! 学名の直下に『~のシノニム Gari elongata (Lamarck, 1818)』と出てた。そして、
⇒Gari elongata (Lamarck, 1818) 👈これが「アクセプトされた学名」となっているのだが、
『マスオガイ (日本語)』だって!?
マスオガイはBISMaLでは…
⇒Gari (Psammotaena) elongata (Lamarck, 1818) マスオガ
ハザクラの学名は何? 分らなくなってきた💧
日本近海産貝類図鑑にはハザクラは載ってなくて、
日本の貝629種では『ハザクラ Gari minor (Deshayes, 1855)』となっていた。
あ、ハザクラガイ - Wikipedia では学名 Psammotaea minor となっていて、『近年ではGari属[1]またはSanguinoralia属に含まれるようになったが、Gariの貝殻は薄皮に覆われないものが多い[5]。』となっていました。
生物の分類は日々更新中のようです😅
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コメント
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こんにちは。
集合写真の貝、とくに縞模様の二枚貝や、タマガイなど、きれいで素敵ですね。
いつもめずらしい貝殻を採取し美しい写真を掲載され素晴らしいと思います。
ばれてしまいましたが、Wikipediaには「編集」タブの内容をWordにコピーして、貝の名前を入れ替えるなどして、写真をWikimediaで投稿または既存の写真を指定すると、記事の投稿が可能です。
貝の種類を検索したときに、英語や中国語の記事は見つかるのですが、日本語の記事はまだ少ないです。
微小貝データベースさんや、ぼうずコンニャクさんの素晴らしいホームページがありますが、あえて自分の下手な写真を掲載させていただきました。
風邪で会社を何日も休むことがあったのがきっかけで、最近コロナで家にいる時間が多いので、ひまつぶしに投稿させていただいております。
投稿: かさぶた | 2021年4月10日 (土) 18時38分
かさぶたさん、こんにちは
> いつもめずらしい貝殻を採取し美しい写真を掲載され素晴らしいと思います。
恐れ入ります。
> 貝の種類を検索したときに、英語や中国語の記事は見つかるのですが、日本語の記事はまだ少ないです。
ですよね。
> 微小貝データベースさんや、ぼうずコンニャクさんの素晴らしいホームページ
はい、↑これらのサイト、見ていて凄いな~と思います。
いつもお世話になっております m(_ _)m かさぶたろぐにも(^o^)
投稿: あうるの森 | 2021年4月23日 (金) 05時31分