鵠沼海岸・片瀬西浜に金の砂!
6/8(火)に鵠沼海岸~由比ヶ浜に行ったときは、大潮で☀ 大きく潮の引いた鵠沼海岸の波打ち際を歩いていると…
砂浜が金色にきらめいている~✨
かなり広範囲にキラキラなんです✨
これは砂金? なわけないよね。そうだったら、みんなサーフィンなんてやらずに「砂金採り」してるだろうし😅 金は比重が大きいので砂浜の表面に出てるなんてことないだろうし。
では、この金色の砂はいったい何?
「鵠沼海岸 金の砂」で検索すると
⇒湘南海岸の砂の構成粒子|慶應義塾高等学校3年[PDF] が出てきた。
『湘南海岸の砂を江ノ島から鎌倉までの間に7箇所採取し、顕微鏡で構成粒子の種類と割合を調べた。』←高校生がこの研究をしたんだ! すごいね~ と思って、この資料のあるサイトを探したら…
⇒慶應義塾高等学校サイトマップ SSH
あ、慶應義塾高等学校はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校だったのですね。そして『湘南海岸の砂の構成粒子』は2003年度の生徒の課題研究成果の一つだったのか~(拍手~👏👏)
この研究の結果…『Fig.3 A~J 地点における砂粒の組成』で、A地点(鵠沼海岸)では「雲母」の組成比率が高いということが分ります。これより、私が見た金色のキラキラ砂粒は雲母である可能性が高いですね。これが雲母であることを確認するには、この砂を採取してきて、顕微鏡で観察しなくてはならないのですが、写真を撮っただけで採取してこなかった💧 まだまだ探求心とアクションが足りませんね😅
ところで、海岸の砂がこんなにキラキラ✨してるんだから、誰かこのことをブログやSNSに書いてないのかな?
「鵠沼海岸 金の砂」で検索した中では↓この一つだけでした。
【日記】鵠沼海岸~江ノ島~鎌倉 | 桔梗の花 (toraji.com)
『いつも思うけれども、何じゃろうか。』←やっぱ、何だろう?って思いますよね😃 でも、そう思っても、それをわざわざブログに書く人はほとんどいないんだね。
『雲母じゃろうかしら。(´・ω・`)』←ん、雲母かも!😊
※雲母であることが確定しました! 下記参照
慶應義塾高等学校の生徒の課題研究成果 他にはどんなのあるんだろうね~ と見ていたら…
あ!「貝殻のイオン濃度と成長の研究」があった。
『ホタテガイの貝殻から粉末を採取し、原子吸光分析装置を使ってNa・Mg・Caのイオン含有量を分析した。…
その結果、貝の生態に伴う貝殻のイオン量変化と海水のイオン成分の変化に関連があることが証明された。』
そして、もう一つ注目!
「相模湾の雲母の起源」
『相模湾の江ノ島周辺の砂浜には雲母が含まれる。この起源を探るため、花こう岩に含まれる雲母とともにX線分析顕微鏡で成分分析した結果、江ノ島周辺の雲母は大菩薩の花こう岩が起源であることがわかった。』
『6月、授業の一環で湘南海岸の砂浜を調査した。その際、江ノ島周辺の砂浜(片瀬西浜)には砂浜の表面に雲母という鉱物が目立った。』
お~ これで、私が見た片瀬西浜=鵠沼海岸のキラキラの砂は「雲母」であることがハッキリしました。
慶應義塾高等学校の生徒の研究に拍手~👏👏😊
ところで、高校生の研究で原子吸光分析装置やX線分析顕微鏡を使うって…
あ~ 大学と連携することで高度な装置が使えたんですね。それが付属高校のメリットの一つなのか。
そうそう『湘南海岸の砂の構成粒子』でもう一つ…
『小動岬(こゆるぎみさき)より東の七里ヶ浜では、東へ移動するにつれて海岸の砂の色が黒っぽくなり、稲村ヶ崎までくると真っ黒になる。この砂はほとんどが輝石と磁鉄鉱で占められる。』←ん、稲村ケ崎の砂は真っ黒でした😃
2013/05/13 稲村ヶ崎で…砂鉄ウニ〜
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