黄色いマッチ棒の頭のようなキノコ【キツネノハナガサ】の幼菌
梅雨時のお散歩で🍄探索していて、こんなキノコを見つけました~
なに?なに! この黄色いマッチ棒の頭のようなキノコは!?
「黄色いマッチ棒の頭のようなキノコ」で画像検索しても名前がわらなかったので、ん~ これは「マッチ棒」というより「綿棒」かな😅
「黄色い綿棒の頭のようなキノコ」で画像検索したら…「コガネキヌカラカサタケ」というのが出てきました。
「コガネキヌカラカサタケ」で画像検索すると… ん~ 似てるけど、黄色が濃いし、柄もちょっと太いような… これではありませんね。では何でしょう? それ以上調べようがなかったから、このキノコの同定は後回しにして~
薄い黄色で円形に開いた傘が美しいキノコ【キツネノハナガサ】…狐の嫁入りの傘? のブログ記事を書きながら🔍していたら、こちらのページに⇒★Leucocoprinus fragilissimus (キツネノハナガサ)|oso的キノコ写真図鑑 に「幼菌」の画像があって、私が見たのと同じだ!
これは「キツネノハナガサ」の幼菌だったのですね。
キノコって幼菌のときと、成長して傘を開いたときで姿かたちがかなり違うようだし、図鑑に載ってるのは傘を開いた画像が主だし、キノコの同定って難しいですね~
では、キツネノハナガサの幼菌を「見る目」を養うために、鑑賞~😊
やっぱ、「マッチ棒」というより「綿棒」ですね💧 大きさも綿棒くらい。
きのこ撮影は難しいです。なかなかピントが合いません。
↑の画像は奥の落ち葉にピントが合ってますね💧
↓ピンボケでモワモワだから、綿棒ぽい?😅
ところで、★Leucocoprinus fragilissimus (キツネノハナガサ)|oso的キノコ写真図鑑 に…『そう、コガネキヌカラカサタケに似てるんです。 それも当然、両者は近縁種であり、黄色の小鱗片も共通なんですよね。』あ~!そうなんだ。
『しっかり見わけ観察を楽しむ きのこ図鑑』を見て見たら…
キツネノハナガサとコガネキヌカラカサタケはハラタケ科の1ページの上下に並んでました。でも幼菌の画像までは載ってないのです。
『山溪カラー名鑑 日本のきのこ』には…
キヌカラカサタケ属(Leucocoprinus)のページにコガネキヌカラカサタケとキツネノハナガサが上下に並び、幼菌の画像もありました。
でも『山溪カラー名鑑 日本のきのこ』は重さが約1.5キロもあって重すぎる💦
一方『しっかり見わけ観察を楽しむ きのこ図鑑』は約380グラムですので携帯できます&調べやすい🙂
ところで、私が見た幼菌は本当にキツネノハナガサの幼菌なのか!?
それを確認するために、翌日同じ場所に行ってみたら…
↓こんなに伸びてた~!😲!
昨日の幼菌の画像とサイズを合わせて並べて見ると…
キノコって、1日でこんなに伸びるんですね~(そして、翌日にはもうなくなっているのでしょうね。なんと儚い…)
↓傘は開きっておらず、へりの部分がまだ丸まっています。
↑この画像を見ていて思ったんですが、柄のとちゅうにある「つば」ですが、これは幼菌で傘が閉じていたときに、傘の端が柄にくっついていたのが切れた残りなのでしょうか?
ちょっと🔍
⇒キノコの部位の名称|きのこ図鑑
『柄の中ほどの部分に膜質のツバと呼ばれる部位が見られる事がありますがこれは幼菌を覆っている膜が残ったものです。』
⇒キノコの部位 - Wikipedia
『つば(annulus)は、ひだや管孔を保護する内被膜(partial veil)が、キノコの生長に伴って破れ、柄に付着して残ったものをさす。』
⇒雑学ノート -キノコの話-
「キノコの構造」の「図2 フル装備のキノコ」がキノコの成長過程の模式図でわかりやすい。
★Leucocoprinus fragilissimus (キツネノハナガサ)|oso的キノコ写真図鑑 には「黄色の小鱗片」についても書かれており…
『この微粉は風雨によって徐々に剥がれ落ち、成長とともに色が薄くなります。 傘の中央と条線の峰に残っていた黄色い粉はこの状態から傘が開いたことで取り残された、と言うワケ。』あ~!そゆことね🙂
■oso的キノコ写真図鑑の記事は、解説が分りやすく、どんな状況でそのキノコが生えていたかの観察記録になっていますので、たいへん参考になるサイトです。
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『キノコの成長を早送りでどうぞ』というYouTube動画を見つけました。
ニョキニョキ、ウジャウジャ、モコモコ…大丈夫な方は是非どうぞ。うわぁ~~😲な動画です。
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