天然記念物【ムラサキオカヤドカリ】…奄美大島 貝殻拾いの旅2021(3日目)国直海岸
奄美大島 貝殻拾いの旅2021 2日目に手広海岸で天然記念物の【ルリカケス】に出会いましたが、
3日目は国直海岸で天然記念物の【ムラサキオカヤドカリ】に出会いました!
奄美大島 貝殻拾いの旅2021 3日目は、天気予報では☔雨のち曇り、しかも風速7m/sの強風😱
どうしましょ? どこに行く?
☔予報は朝のうち(7時まで)だったので、カッパや傘の出番はなさそうです。でも風速7m/sの強風じゃ「飛砂」が痛いよね😣
この天気を見越して昨日は☀手広海岸に行ったので、今日は海岸じゃなくて山… 大和村(やまとそん)の「オキナワウラジロガシ林」に行ってみようか~🌰
去年は日も傾いてきた16:30にオキナワウラジロガシ林の山道を前にして断念した💧場所に、今年は朝から挑みます。
でも、大和村に行く途中にある海岸… 国直海岸にも行ってみよ😃
06:50 国直海岸の手前、宮古崎に至る宮古崎遊歩道駐車場に車をとめて、外に出ると風ビュービュー
▼どんより曇った空と、思勝湾(おんがちわん)の白波
あ! 目の前にある植物は?
▼ギンネムの花
07:15 国直海岸着
国直海岸はサンゴの(乾いていれば)白い砂が美しい海岸です。駐車場にシャワー、トイレがあり、海水浴場としてはイイ場所ですが、貝殻は…
…無さそうだね~💧
強風で時たま雨がぱらつく中を、パーカーのフードを被って貝殻探し…
あ!
▼大きな貝殻みっけ!
大きいけど、殻は薄いです。
▼タルダカラ
擦れ擦れです💧
そばに小さな擦れたキイロダカラがあったので、乗せてみた😅
▼棘の長いウニ
棘が長いから、これはガンガゼ?
でも、ガンガゼにしては棘が短いような気がするので、
「ガンガゼより棘が短い」で検索すると…
⇒トックリガンガゼモドキ|黒潮生物研究所
『ガンガゼよりも短くて太い棘を持つ。また、棘に縞模様があることが特徴である。』ということで、トックリガンガゼモドキですね。初物です😊
『棘には毒があり、副棘とよばれる短い棘には、かえしがあるため刺されない様に注意する必要がある。』とのこと。でも、これをつまみあげたとき「痛ッ!」って、ちょっと刺しちゃいました💧 幸い何ともありませんでしたが😅 危険生物?かと思ったら、素手で触らない! 今後気をつけよう。
▼また大きな貝殻
さっきと同じ貝殻だね。だから軽いと思って拾い上げると、重い!
え? と、殻口を見ると…
ヤドカリさんがお住まいでした。
この大きさと、紫色ということは~
これが【ムラサキオカヤドカリ】なんですね~
⇒オカヤドカリ - Wikipedia によりますと…『日本に生息するオカヤドカリ全種が、国の天然記念物に指定されている。』全種って何種?⇒7種
「天然記念物」なので、このムラサキオカヤドカリはそっともとにもどしておきました。
オカヤドカリは天然記念物なんですが、ペットとして購入することができるんだそうです。
⇒天然記念物の指定 Wikipedia ←面白いから読んでみて
こっちのブログ記事の方が面白いかな😃 ⇒天然記念物だけど...|MT.FORTUNE Discover 奄美大島!
ところで、ムラサキオカヤドカリが宿貝としていた大きな貝殻は何でしょうね?
奄美大島の貝殻を検索していて「あ、これだ!」と見つけました。
「アフリカマイマイ」です。
「アフリカマイマイ」の画像検索結果を見ると、気持ち悪いほどに大きいです💧
アフリカマイマイは『食用目的で人為的に移植された』そうです。Wikipedia 日本に定着した経緯
それが今では「生態系被害防止外来種」です💧
「ムラサキオカヤドカリ アフリカマイマイ」で検索したら、大変興味深いブログ記事がありました。
⇒オカヤドカリの住宅バブル?外来種 アフリカマイマイを宿貝にする中・大型ヤドカリが多い|みなみのひげ
オカヤドカリ - Wikipedia にも『宿貝は陸生貝類(カタツムリ)から海産のものまで幅広く利用し、沖縄県等では外来種のアフリカマイマイも利用する。』と記載されていました。
また『オカヤドカリは貝殻の中にごく少量の水を蓄え、… 定期的な水分補給や交換が必須で、水辺からそれほど遠く離れられない。』それで奄美の海岸の砂浜にはオカヤドカリの足跡がたくさんあるんですね。
それと『アダンやグンバイヒルガオ等の海浜植物の群落付近で見掛けられ』ということで、私が見つけたのもアダンの木の下でした。
アダンの木の下を覗くと、枝がゴチャゴチャ~
アダン - Wikipedia によりますと…『成長とともに太い枝が横に展開し、そこから気根(支柱根)を垂らして接地する。このが木を安定させ、風倒を防いでいる。』なるほど。
また『果実は直径 15 - 20cmほどでパイナップルに似た外見であり、パイナップルと同様に集合果である。… 若いうちは緑だが熟すと黄色くなり、甘い芳香を発する。』
そうそう、アダンの実は若いうちは緑色
熟すと黄色というよりオレンジ色
アダンの実の房は若い緑のうちはギッシリ詰まってますが
熟して色付くと↓こんな風に隙間があくのですね。
「甘い芳香」までは確認してこなかった😅
国直海岸にはアダンの実の他に…
▼ギンネム(マメ科)のさやも実ってました~
貝殻拾いのログなのに、貝殻の画像の少ない記事になってしまいましたが、
この記事に出てきた ギンネム も アフリカマイマイ も 世界の侵略的外来種ワースト100 選定種💧💧
国直海岸のあとは、大和村のオキナワウラジロガシ林に登ってきました。
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