奄美大島大和村【オキナワウラジロガシ林】に登る … ゲットウの実、シロオビアゲハ
奄美大島貝殻拾いの旅2020 では、日も傾いてきた16:30にオキナワウラジロガシ林の山道を前にして断念してしまったので、
奄美大島貝殻拾いの旅2021 では、朝からトライ!(登ったのは旅の3日目 2021/10/17 です)
「奄美 オキナワウラジロガシ林」で検索すると、
⇒大和浜のオキナワウラジロガシ林|大和村に
『遊歩道入口から徒歩15分ほどですが、きつい上り坂など歩きにくい場所もあるので、歩きやすい靴で訪れてください。』とあり、『徒歩3分程度の大和村役場駐車場に駐車してください』となってます。
⇒奄美大島②オキナワウラジロガシ林を歩く - YAMAP / ヤマップ には、大和村役場駐車場からの画像が載ってます。←これを真似て、オキナワウラジロガシ林遊歩道のルート画像を載せときますね。「遊歩道」と言うにはちょときつい山道ですけど😅 はたして「徒歩15分」で行けるのか?
09:05 大和村役場駐車場を出て、矢印に従って歩いて行きます。
※去年来た時は役場が工事中で駐車場に入れず💧 こちらの矢印の奥も駐車場だったので、そこに駐めました。
09:07 オキナワウラジロガシ林 入口 の看板
09:08 オキナワウラジロガシ林 説明パネル
杖が置いてありました。「山道を登るときにご利用ください」ということでしょうね😊
去年の「鬱蒼とした山道」のイメージから、この杖をハブよけにどう? と、お借りしましたが…
杖って山登りにあると良いですね! 上り下りがちょっと楽になります。
09:09 砂防ダム横の長い階段を上ります
※ここの画像を撮り損ねたので、前回撮った画像です。同じ時期なのに草が多い
09:10
↑今年(10月17日)
↓去年(10月24日)
09:11 今年は草刈りしたのかな?
09:12
ここがルート中最大の難所です。道が途切れてる!?
沢に橋がなくて、ちょろちょろの流れの沢を渡るのですが「ほんとにこっちでいいの?」と不安になるので「難所」😅 去年はここで断念💧
でも、先に階段が見えますから、そこを上っていけばいいのです。
09:14 山道によくある階段です。
09:15 ここからは木の階段になります。
09:16
09:17 ここからは木の根っこの階段
09:18
09:19
09:20
09:21 ベンチがありました。
でも、その先に山道はありません。
あれ?っと、左側を見ると…
ちょっと下った先に木の橋があります。
木の橋のように見えたのは、オキナワウラジロガシの大木を保護するための木道でした。
09:22着。入口 09:07 でしたから、ちょうど15分でした。
▼オキナワウラジロガシの大木~
この日は曇りだったので、見上げても薄暗い画像しか撮れないので、
フラッシュ撮影で ↓ オキナワウロジロガシの葉の裏側
オキナワウラジロガシ(沖縄裏白樫)は、葉の裏が白いので「ウラジロ」です。
↓ 葉の表側は緑です。
↑ これは大木の葉ではなく、周囲に100本以上生えているオキナワウラジロガシの幼木の葉です。
幼木が生えているということは、ドングリから芽生えたということで、「日本最大のドングリ」オキナワウラジロガシのドングリ落ちてないかな~? と木道の周りをくまなく見ましたが、ドングリは落ちていませんでした。残念💧
オキナワウラジロガシのドングリは見られませんでしたが、途中で見かけた動植物…
▼ゲットウの実
「ゲットウ」で画像検索すると、やっぱ植物は花の画像が圧倒的に多いですね~
花より団子(花より実)な私なので⇒「ゲットウ 実」で画像検索
▼何アゲハ?→シロオビアゲハ
⇒奄美大島のチョウ を見ますと、「ベニモンアゲハ」が似ている。
⇒「ベニモンアゲハ」で画像検索すると、胴体が赤い。私が見たのは、胴体は黒地に白い線・点がある。
あ、画像検索結果の中に「シロオビアゲハ」というのがあります。
⇒「シロオビアゲハ」で画像検索すると、胴体の模様が一致します。
私が見たのは「シロオビアゲハ」だったのですね。
🔍していて「ベニモンアゲハ」から「シロオビアゲハ」にたどり着きましたが、読んでいると… ベニモンアゲハは有毒で、シロオビアゲハは無毒だけど、ベニモンアゲハに擬態することで天敵の鳥に食べられないようにしているらしい。
⇒ベニモンアゲハ - Wikipedia の シロオビアゲハより…
『ベニモンアゲハは幼虫時の食草であるウマノスズクサ類からアルカロイドを取りこんで毒化し、敵から身を守る。ベニモンアゲハの鮮やかな体色は毒を持つことを周囲に示す警戒色である。』
『シロオビアゲハ Papilio polytes は、ミカン類を食草にする無毒種だが、この種の雌は遺伝的に多型で、地域によって様々な模様を持つ。それらの中には「ベニモン型」と呼ばれる体色のタイプが存在し、自らの体色を有毒種のベニモンアゲハに似せて敵から身を守っている。』
そして…『この例をベイツ型擬態と呼ぶ。』←あ~! また出てきた「ベイツ型擬態」!
【トビンニャ】奄美大島 貝殻拾いの旅2021(居酒屋編)の記事を書いていて、トビンニャ=マガキガイは食べると美味しい(無毒)だけど、形がイモガイ(有毒)に似ているのはベイツ型擬態(かも?)と知ったばかりでした。←これ「知れば知るほど面白い」パターンだ😃 このパターンにハマるとブログが長くなってしまうのですよ😅
あ、『ベニモンアゲハは幼虫時の食草であるウマノスズクサ類からアルカロイドを取りこんで毒化』ということはですよ… 野川公園のウマノスズクサのところで見た「ジャコウアゲハ」も有毒なの?
⇒ジャコウアゲハ - Wikipedia を見ると… 有毒ですね。
「シロオビアゲハ」で検索すると、Wikipediaの次に出てくる記事が
⇒シロオビアゲハが毒蝶を真似するときの条件 ~擬態の進化学的パラドクスを解明~|琉球大学
この記事『擬態すると天敵(鳥)に食われにくく得なのに、なぜ擬態種の中に擬態しない個体が混じるのか(一見、全ての蝶が擬態する方が理にかなっている)という進化論で有名なダーウィン以来の謎を解きました。』という、面白そうな記事です。
▼オキナワウラジロガシ林 説明パネル
あ、このパネルにルートの地図(等高線付き)があったのですね。
★のところで去年は断念してしまったのですが、ここまでで既に半分きてたのね(平面上の距離としては)
ここで沢を見上げると~
植物が鬱蒼と生い茂る!
そうそう、去年は遊歩道に草が生い茂っていたので、駐車場に戻ったとき、ふと気づけば…
ジーンズに ひっつき虫(コセンダングサの種)がいっぱい!😅
※関連記事
オキナワウラジロガシのドングリは見られなかったので、メルカリで買った…
2021/11/13 【オキナワウラジロガシ】日本最大のドングリ
2021/10/20 奄美大島貝 殻拾いの旅2021【まとめ】
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