奄美大島 貝殻拾いの旅2021【貝殻拾い編】
奄美大島 貝殻拾いの旅2021 4日間のブログ記事が、軽石の大量漂着、【ルリカケス】、【ムラサキオカヤドカリ】、【ツキイゲ】 と、自然観察ログになってしまったので、拾った貝殻も載せておかなくては!😅
1日目の土盛海岸で拾った貝殻と、
2日目に手広海岸で拾った貝殻は既に載せましたが、そのあと拾った貝殻を拾った順に、以下に並べて載せておきます。
●2日目 あやまる岬
07:30~10:30 手広海岸
11:40 あやまる岬着
▼あやまるみさき観光公園の海水プール
海岸でにぎやかなのはここだけ。
▼あやまる岬の海岸から笠利崎の方の眺め
この先は海岸づたいに歩いて行けないので、南の方(土盛海岸)の方へ行きます。
▼スナガニの「砂団子」
↓ 赤〇が巣穴だと思うのですが、巣穴が小さすぎる💧
▼タマゴウニ(タマゴウニ科)
▼ツキガイ(ツキガイ科)
▼リュウキュウマスオ(シオサザナミ科)
▼イボダカラ(タカラガイ科)
▼またタマゴウニ
あやまる岬の土盛海岸寄りの海岸には軽石が漂着していたので、バックは軽石です💧
▼フネアマガイ(アマオブネガイ科)
▼小さなマイマイ(同定中)
その中に小さなタマゴウニと、コゲチドリダカラも混じってますけど。
この小さなマイマイが、やたらと転がってまして…
お時間ありましたら「マイマイいくつ?」数えてみよう😅
▼ナンヨウボタンウニ?(ボタンウニ科)
▼ヤコウガイ(夜光貝)の蓋が割れてたんですが…
巻貝の蓋って同心円状に大きくなるのではなく、偏った螺旋状に大きくなっていくのですね~
※そういえば、サザエの蓋も、ツメタガイの蓋も、偏った螺旋だった。
▼ヒメホシダカラ(亜成貝) と、小さなナガウニ
▼ツルピカ✨シボリダカラ(タカラガイ科)
▼コゲチドリダカラ(タカラガイ科)
▼ハナヤカフタナシシャジク→ルビイフタナシシャジク (クダマキガイ科)
初物、逸品😊
※Twitterにて『ハナヤカフタナシシャジクではなくルビイフタナシシャジクではと思います』とコメントをいただきました。
「ハナヤカフタナシシャジク」で画像検索
「ルビイフタナシシャジク」で画像検索… ん~ その違いが微妙すぎて💧
⇒ハナヤカフタナシシャジク(クダマキガイ科)|月刊 沖縄と貝 with 光 によりますと…『同じ科のルビーフタナシシャジクやバライロフタナシシャジクに似てますが、これは褐色の色帯(帯状の模様)の上に薄い茶色の色帯が入るのが特徴です。』
あ~私が拾ったのは、褐色の色帯の上に薄い茶色の色帯はありませんね。
あ、Twitterにコメントをくださった kaiyami/urumayami@ShoujiTsuzuki さんは『泳ぎながら貝殻拾い。テ~ゲ~な貝殻集めしています。』…ということは、貝殻検索してるとよく出てくる『て~げ~な貝殻拾い』さんでしたか!😃 お世話になっております m(_ _)m
▼ウミウチワ(トゲヤギ科)
この日(2021/10/16)の天気は☀晴れ、最高気温30℃。手広海岸 3時間、あやまる岬 3時間半、計6時間半歩いて汗だく💦 2本持っていたペットボトルのお茶は飲み干して「み、水をくれ~💧」状態😅 あやまるみさき観光公園で自販機を見つけて、コーラをゴクゴク…生き返る~😃
時刻は15:30。あ、雨がパラパラ💧 脱ペーパードライバーで、1年ぶりに運転するお友達は「ワイパーを動かすには~」と確認してから、出発~。雨はパラパラからザーっと降ったと思ったらすぐにあがり、また暫くするとパラパラ・ザー・あがった💧 へ~ 奄美の雨はこんな風に降るんですかね?
日が暮れる前に名瀬のホテルに帰り着き、さて、お疲れさま~🍻しましょうか😊
●3日目 2021/10/17(日)は…
07:15~08:45 国直海岸で【ムラサキオカヤドカリ】を観察し
09:00~10:00 大和村のオキナワウラジロガシ林に登り、
11:40 土盛海岸着
1日目は土盛海岸の南側を大瀬海岸あたりまで歩いたので、こんどは北側を歩きます。
▼キイロダカラ(タカラガイ科)
▼ヤドカリさんお住まいの貝殻
▼ムラサキツノマタモドキ(イトマキボラ科)
初物! 殻口の紫色が素敵です😊
▼ノシガイ(エゾバイ科)
白黒ストライプくっきり✨
「のし」の「の」の字
たいてい殻頂が割れちゃってる💧
▼オレンジ色のサンゴ?
▼マダライモ(イモガイ科)
この日、土盛海岸の子抱岩あたりの波打ち際は「マダライモ祭り」状態でした。
「祭り」というほどじゃないか💧 「タイムセール」ぐらいですかね😅
▼コゲチドリダカラ(タカラガイ科)
別名:おっとっと
コゲチドリダカラを「おっとっと」と呼んでいるのは、月刊 沖縄と貝 with 光 さんです😃
▼イボダカラ(タカラガイ科)on グンバイヒルガオの葉
▼イボダカラ(タカラガイ科)on 漂着軽石
▼イオウノシタタリ(ウロコガイ科)
▼ヒレシャコガイ(ザルガイ科)
シャコガイはザルガイ科だったんだ~
⇒貝の博物誌 貝殻の形の多様性 二枚貝の形によりますと…『多くの二枚貝では、2枚の殻の合わせ目は直線的です。しかし、ザルガイ科Cardiidaeやイタヤガイ科Pectinidaeでは細かい刻み目やかみ合わせをもち波打っています。シャコガイ科Tridacinidae、… などではいっそう顕著です。』
あれ、シャコガイ科Tridacinidae は シャコガイ亜科 ですよね?
『シャコガイ類の場合は外套膜に共生する共生藻から栄養を得ています。殻を波打たせることで2枚の殻の間に広がる外套膜の面積を増やし、より多くの栄養を得ることができると考えられます。』なるほど~ そのために殻が波打つように進化してきたんですね。⇒「シャコガイ」で画像検索
▼ハナビラダカラ(タカラガイ科)
土盛海岸は相変わらず軽石の大量漂着でした💧
↑こんな状態だったから、波打ち際から砂浜の陸側に目を転じたら
↓ツキイゲを発見することが出来ました🙂
時刻は15:20。今日も日が暮れる前に名瀬に戻って、途中 ビッグⅡでお土産買って、お疲れさま~🍻しましょうか😊
●4日目 2021/10/18(月) 最終日です。
最終日はどこに行きましょうか?
軽石が大量漂着しているけど、それでも貝殻が拾える手広海岸と土盛海岸だね。
空港に近い土盛海岸を最後にして、朝イチで手広海岸へ。
昨日お土産買って、荷物はホテルのフロントから宅配便で送ったから、ちょっと身軽。貝殻拾いに専念できます😊
07:15 手広海岸駐車場着
月曜の朝なのに駐車場には既に車がいっぱいで、空きスペースは2,3台分しかなかった。なんで?
どうやら皆さん「朝シャン」じゃなくて「朝サーフィン」に来てるみたい。
▼ナンヨウスナガニ? ミナミスナガニ?(スナガニ科)
砂と同化している完璧な迷彩😃
でも、砂の上をサーーーッと動くので、あ!何かいる。と気付くのです。じっとしていれば気付かないと思うのだけど😅
▼アダンの実が…
熟して落ちてた。
これが波で運ばれ「水散布」されるのですね~
▼ヒメシャコガイ(ザルガイ科)
▼イモフデガイ(フデガイ科)
▼ウズラガイ?(ヤツシロガイ科)
▼アヤメダカラ(タカラガイ科)
アヤメ色鮮やか~😊
ところで、「菖蒲」は「あやめ」とも「しょうぶ」とも読むようですが、
菖蒲色(あやめいろ)は、明るい赤みの紫で、
菖蒲色(しょうぶいろ)は、鮮やかな青みの紫です。
そして、アヤメダカラの色は菖蒲色(しょうぶいろ)なんですが、ショウブダカラにはしなかったのね?💧
そして、4日目にして、ついに見つけた!
▼カノコダカラ(タカラガイ科)
擦れてますけど、去年拾ったカノコダカラより「鹿の子模様」がハッキリしています🙂
▼イボダカラ(タカラガイ科)
イボダカラって、奄美では普通に拾えるタカラガイなんですね。三浦ではレアものだけど。
▼アリソンエダカラ(タカラガイ科)
▼キヌカツギイモ(イモガイ科)
▼ヤドカリさんの引っ越し?
ヤドカリの引っ越し? かと思ったんですけど、よくよく見れば両方の貝殻に目玉が見えるから、引っ越しではなかったようです。
▼ウキ・ウキ・サバ
ウキダカラ 2個と、サバダカラ 1個。たまたま連続して。
▼オオベッコウガサ(ヨメガカサガイ科)
オオベッコウガサが3個連続して拾えたので、定規を添えて…
一番大きいのは8cmぐらいでした。
▼ムラサキツノマタモドキ(イトマキボラ科)
3日目の土盛海岸のムラサキツノマタモドキに続き2個目です。
ところで、「~モドキ」だから、モドキでない「ムラサキツノマタガイ」がいるのかと検索したら、ムラサキツノマタモドキしか出てこなかった💧
何でモドキなの?
⇒市場魚貝類図鑑によりますと…『平瀬與一郎の命名』ほ~ あの平瀬与一郎ですか。でもそれだけでは何でモドキなのか分りませんね。分類を見ると…『イトマキボラ科ツノマタモドキ亜科ツノマタモドキ属』あら、亜科のレベルで「モドキ」なのですね。すると、イトマキボラ科の系統分類を調べれば何でモドキか分る?...でもこの辺でやめときます😅
▼これもキヌカツギイモかな?
▼ヤナギシボリイモ(イモガイ科)
去年も手広海岸でヤナギシボリイモを拾ってた。
▼アジロイモ(イモガイ科)
アジロイモも去年 手広海岸で拾ってた。
手広海岸のこの辺はイモガイスポットのようです。
▼この巻貝は何でしょね?(同定中)
※コオニコブシガイ(小鬼拳貝)の小鬼の角がまだ生えてないタイプ?😅 角/棘が折れたようには見えない。
▼ハナビラダカラ(タカラガイ科)
▼アジロイモ(イモガイ科)2個目
▼サバダカラ(タカラガイ科)2個目
▼ナガウニ(ナガウニ科)
手広海岸も漂着した軽石に覆われていて…
軽石の「枯山水」状態でしたが、意外と色々な貝殻を拾ってたんだ~ と、撮ってきた貝殻画像を並べて見て認識を新たにしてる私😅
10時ごろ手広海岸駐車場に戻ると、朝いっぱいだった駐車場は車もまばら。
皆さん朝サーフィンしてからお仕事に行ったのかな?
さて、私たちは土盛海岸に向かいましょう。
11時ごろ土盛海岸着
ちょうど飛行機の時間と重なったためか、土盛海岸の一番奥の駐車場は車でいっぱい。なんとか空いてた1台分のスペースにとめて、〆の貝殻拾いに!
ところが、
あれ? 土盛海岸で撮った貝殻の画像が無い!?
あ~ 1日目と3日目で土盛海岸全域をくまなく歩いたから、もう拾う貝殻が無くなってしまったのでしょうか😅
しかたないから、軽石の観察でもしましょうか💧
▼軽石と波が砂浜に残したアート
▼軽石をサクサク踏みしめて歩いていたら…
あ、軽石って灰色だけじゃなく、黒い成分も混じってる。
そして、黒い部分はキラキラしてるからガラス質なのでしょうね。
さらに、ガスが抜けてできたと思われる穴もありますよ!
土盛海岸で〆の貝殻は拾えなかったので、【ツキイゲ】ころころして、4日間の奄美大島貝殻拾いの旅を〆ました😊
12時過ぎ、土盛海岸駐車場に戻ると、来た時はいっぱいだった駐車場には私たちの車だけ。土盛海岸は飛行機が到着したあとの短い時間だけ観光客が訪れ、海を眺めてすぐに去っていくようです。
さて、peach MM542便 奄美 13:54 ✈ 成田 15:55 で帰ります。
翼下に見えるのは九十九里町
あ~ 帰ってきちゃったんですね~
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