館山レンタサイクルで貝殻拾いの海岸巡り:沖ノ島→塩見→坂田
大和市 冬のおもしろ科学館2021でタカラガイを1,000個ほど在庫放出したので(次回のために)貝殻拾いに行くゾ!😃
どこ行こうか?
公共交通機関で貝殻拾いに行く私は、館山駅から先のバスの便が少なくなって足が遠のいている。でも近ごろ三浦で芳しい収穫はないし~ ならば、房総ですかね?! バスの便が悪いなら他の移動手段で。
館山駅前にレンタサイクルあったよね。
⇒レンタサイクルで楽しむたてやま|館山市観光協会
これで、沖ノ島→塩見海岸→坂田海岸と、貝殻拾いの海岸巡りをしてきました~😊
■沖ノ島
沖ノ島での貝殻拾いはトンボロの南東の端から始めます。※トンボロはタモリ俱楽部で知りました。
沖ノ島に貝殻拾いに来る人の多くは、島の西側の岩場でタカラガイ狙いの様ですが、私はこの打ち上げラインを辿って、何かいいものないかな~ と探します。
▼ウニ殻の破片
3cmほどの破片なので、完全体ならかなり大きい! 棘疣は褐色で、殻板や孔対もしっかりと見てとれます。このウニは何でしょう?
▼すなのえき
沖ノ島に遊びに来ていた親子の作品😊
▼これ何でしょう?(同定中)
殻の内側は真珠光沢があり、殻口の一部に切り欠きがあります。
あ、「殻口の一部に切り欠き」のある貝殻、だいぶ以前に拾ってブログに載せていたような…
あうるの森を「殻口の一部に切り欠き」で画像検索したら、ありました!
2013/07/04 貝殻拾い【クロヅケガイ】【ヒザラガイ】【チグサガイ】…立石,一色海岸
クロヅケガイ(ニシキウズガイ科 イシダタミ属)でした。
イシダタミ属ですが、殻表にイシダタミの様な凸凹は無いのですね。
あ、イシダタミの内側にも真珠光沢あったんだ。
2016/12/25 クリスマスの貝殻拾い【チャイロキヌタ】キラキラ~☆で、イシダタミの真珠光沢に気付いたけど、忘れてた💧
真珠光沢が残っている状態の良いイシダタミを拾えてないってことね😅
▼沖ノ島のトンボロの南側の打ち上げスポット
一見するとゴミが溜まっているようにも見えますが、よ~く探すと… 微小貝や豆ウニ 色々ありました~😃
▼バフンウニ殻(オオバフンウニ科)
緑色と五放射相称の模様がキレイ~😊
大きな画像で載せてますが、ちびウニです。5mm~20mmぐらい
▼コメツブウニ,コーヒーマメウニ,ボタンウニ?(マメウニ科)
細長いのはコメツブウニ、ころんとしたのはコーヒーマメウニですが、
左上端の大きいのは何? ボタンウニかな~?
👇口側の殻はかなり凹んでるんですが、
👇反口側もべこっと凹んでる!
薄っすらと色付いてるとこ、凹みの影なんです。
そして、この日の逸品を見つけました!
▼棘の残っているコメツブウニ
うゎ~!w(*゚o゚*)w!
コメツブウニにも棘が生えてるんですね~ あたりまえのことですが、いつも棘のないウニ殻を拾っていると、棘付きは感動! しかも棘の付け根あたりは薄っすら緑色ですよ!
▼コデマリウニ(サンショウウニ科)
▼シボリザクラ(ニッコウガイ科)
▼この貝なんでしょう?(同定中)
サンショウガイの摩耗したもの?
各海岸の滞在時間は1時間20分ずつの予定だったのですが、沖ノ島で微小貝・豆ウニ拾いに没頭してしまったため、予定を20分オーバー😅
■塩見海岸
「塩見海岸」で検索してもGoogleマップは出てこないので、塩見海岸にある海の湯宿「花しぶき」で検索すると、塩見海岸に行けます。
塩見海岸の打ち上げライン👆あんまり無さそうだし、沖ノ島で時間オーバーした分ささっと… と思ったが、意外と色々あったよ🙂
▼キンチャクガイ(イタヤガイ科)
▼ナミノコガイ(フジノハナガイ科)
ナミノコガイを撮っていたら…
あ~ 影が長くなってきたね~
次の坂田に行くためにも、ここはササっと切り上げなくては!
でも、なんか色々みっけ!
▼カニモリガイ(オニツノガイ科)
カニモリガイの殻口から見える殻の内側がちょっといいかも😊
▼ハナガイ(マルスダレガイ科)
久々に拾った~😃
▼ヒオウギガイ(イタヤガイ科)
▼ツツミガイ(タマガイ科)
▼ウチヤマタマツバキ(タマガイ科)
これまた久々に拾う内山さんです。
👇臍孔はCの字型ですね
■坂田海岸
砂浜がフワフワで足が沈み込む~😅
坂田海岸の海藻打ち上げスポット👇
海藻が打ち上げられた上に砂が被さっているので、普通の砂浜だと思って歩いていると、フワッと足が沈み込みビックリ😲
▼「福」陶片
「福」の字の部分だけ綺麗に割れてます。福を招いてくれるかな?
▼コロモガイ(コロモガイ科)
▼ネズミガイ(タマガイ科)かしら?
こんな模様のネズミガイは見たことないんですけど。。。
▼ハナイタヤ(イタヤガイ科)の左殻
では今回の貝殻拾いの〆にハナイタヤを濡らして、もっと大きな画像で鑑賞~😊
さて、それでは自転車こいで帰りましょうか。
と、自転車を置いていた道路わきで…
👆これ、モグラ塚だよね?
モグラって砂地にもトンネル掘ってるんですね~! トンネル崩壊しないのかな? 砂地にミミズいるの? 下は普通の土で、表層だけ飛砂で飛んできた砂に覆われているのかな? と、色々考えつつも、🚲出発~
房総フラワーラインは、普通の自転車ではちょっときつい坂道が何度かあるんですが、【たてチャリ】は電動アシストなので坂道も楽々です😊 でもダンプカーがかなり通るので、ダンプが脇を追い越していくとき私はちょっとヒヤヒヤです😨
「坂田海岸から館山駅 自転車」で検索すると、Google先生が『35 分 (9.7 km) 』と教えてくれます。←これ、とっても便利です。でも、私は40分かかったよ💦 Google先生の自転車は時速17キロぐらいなんですね。私は時速15キロぐらいだったから、Google先生が教えてくれる時間の1割~2割増しで考えておけばいいのか。次回に役立てよう。
※この日のタイムテーブル
05:52 多磨霊園
06:29 新宿(京王線が人身事故で遅れるも
06:43 東京(バスにはなんとか間に合った
07:20 なのはな3号
09:18 館山
09:30 館山駅西口観光案内所レンタサイクル
09:45 🚲出発~
🏪🍙調達
10:15 沖ノ島
11:35 🚲
12:10 塩見
13:40 🚲
14:10 坂田
15:40 🚲
16:15 館山駅
16:30 なのはな22号
18:32 バスタ新宿(渋滞のため1時間遅れ
18:52 新宿
19:19 多磨霊園
※「トンボロ 沖ノ島」で検索すると…
⇒館山湾内に位置する沖ノ島背後におけるトンボロの形成機構|土木学会[PDF]
へ~『1947年当時沖ノ島にはまだトンボロは形成されておらず』そうだったんだ。
1961年にはトンボロが形成されていますね。でもまだ今より狭いです。
そして、トンボロの南側に貝殻の打ち上げが多く、北側に少ないのは…
『風波はとくに冬季のW方向からの波浪が著しく卓越している.W方向からの入射波は自衛隊基地の外縁に沿って伸びた護岸に左回りに60°の方向から入射するので,北西方向への沿岸漂砂の卓越をもたらす.』
ということで、沿岸漂砂と共に貝殻も南側に集積するのでしょうね。
また『沖ノ島のトンボロの変形は,主に飛砂により南側海浜から北側海浜へと砂が運ばれた可能性が高いと推察される.』
あ~!その飛砂でできたのが、2013年に見た👇この光景ですね。
最近のコメント