石垣島 貝殻拾いの旅 2022 で海浜植物観察【テリハクサトベラ】
石垣島 貝殻拾いの旅 2022(2日目)に米原ビーチ でモンパノキの隣に生えてた
面白い形の花
花弁が下半分に扇の様に広がり、めしべの柱頭がチョウチンアンコウの発光器みたいだよ😃
これは?🔍したら…「テリハクサトベラ」でした。
「テリハクサトベラ」で検索すると、Wikipediaが出てきませんね~ あ、検索結果の10番目に…
⇒クサトベラ - Wikipedia
『日本では薩南諸島以南の南西諸島と小笠原諸島に産する。クサトベラ科の中では分布域が広く、日本に自生する唯一種でもある(テリハクサトベラを変種または別種とすることもある)。』とのこと※
「テリハクサトベラ」検索結果のトップに出てきたのは…
⇒自然の形と法則性 トベラ、テリハクサトベラ、サワギキョウ|東南アジア植物記|サカタのタネ園芸通信
あ~👆こちらの記事を書いてる小杉波留夫さん、小石川植物園 観察メモ⑫で学名しか分らない木を🔍したときに見つけた⇒百目の木 Cyclocarya paliurus - 東アジア植物記 - サカタのタネ 園芸通信を書かれた方ですね。植物の解説が分りやすかったので、小杉波留夫さんが書かれた記事なら、よく読んでおきましょう😊
『この植物たちは波をかぶっても塩を弾くように、葉の表面にワックスを発達させて内部まで塩を通さないようになっています。』
なるほど。それで葉の表面がテカテカしていて「照葉(テリハ)」なんですね。
『葉は枝先に互生ながら束生させ、枝先や株元にバリアを張るように茂らせます。』
あ~ こういう風に葉を茂らせることで、海岸の波しぶきから幹や根本を守っているのですね。
テリハクサトベラの面白い形の花は『唇弁花』というそうです。唇弁 - Wikipedia によりますと、下側にある花弁が他の面のより大きいのは、昆虫が着地しやすいように進化したものだそうです。
私が「チョウチンアンコウの発光器みたい」と思った柱頭を、小杉波留夫さんは…
『よく見ると地球侵略軍の空飛ぶ円盤みたいな格好で、中央に殺人光線を出すアンテナをつけているみたいに見えます。』と表現してます🤣
テリハクサトベラはモンパノキと同様に石垣島の海岸の「どこにでも生えている」感じでした。
👇こちらは電信屋のビーチで撮ったテリハクサトベラの花と蕾
※石垣島 貝殻拾いの旅 2020 の記事
(1日目)とどろきビーチ
(2日目)米原・底地・崎枝・電信屋ビーチ
(3日目)伊原間・平久保ビーチ
(4日目)宮良・白保ビーチ
【森の賢者】(居酒屋編)
木の実観察【ハスノハギリ】
海浜植物観察【モンパノキ】
※クサトベラ - Wikipedia には『テリハクサトベラを変種または別種とすることもある』と記されていたんですけど、
クサトベラ Scaevola taccada
テリハクサトベラ Scaevola frutescens
学名が違うから別種じゃないの?
私にはクサトベラとテリハクサトベラの見分けがつきませんが💧
あ、GBIF では
Scaevola frutescens K.Krause はシノニムで、アクセプトされた学名は Scaevola sericea G.Forst.
Scaevola taccada (Gaertn.) Roxb.はシノニムで、アクセプトされた学名は Scaevola sericea G.Forst.
…ということは!
クサトベラとテリハクサトベラは同種なんですね💧
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