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2022年1月 5日 (水)

2022貝殻拾い初めで【ブンブク】様…上諏訪神社・三戸浜・黒崎の鼻

あけましておめでとうございます。って💧ブログ初めが遅くなってしまいましたので、ブログ初めは貝殻拾い初めで🐚
2018年の貝殻拾い初めは三戸浜の上諏訪神社にお参りしたら御利益あったので、それ以来毎年 貝殻拾い初めは上諏訪神社にお詣りして
「今年も楽しく貝殻拾いができますように。色んな貝殻・ウニ殻が拾えますように。ブンブクとか、タコブネとか…」とお願いして😊
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上諏訪神社の鳥居の先には…
富士山🗻
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この日の富士山は久々にクッキリ!
冬の三戸浜から望む相模湾~
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右側から、黒崎の鼻、荒崎、中央かなたに丹沢山地がつらなり、その先(左側)に箱根の山々、その向こうに富士山です。
さぁ、今年はどんなものが拾えるかな~
と、早速!

▼タコマク~😃
 タコノマクラ(タコノマクラ科)
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初めて見たときは不気味だったタコノマクラですが、漂白すると美しいと知ってからは「タコマク」の愛称で親しまれています😅 帰ってからの漂白が手間かかるんですけど。

タコが打ち上げられていた~
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大きなタコが2匹も打ち上げられていました。タコが打ち上げられているの初めて見ました。
タコノマクラを枕にはしてませんでした。それとも無かった😅
タコの周りには鳥の足跡多数。食べようとして、大きすぎるか、皮がフレッシュ過ぎて断念した?
9:45にこれを見つけ、戻りの13時頃には無くなっていた。その間は干潮だったので、波にさらわたのではなさそう。トンビが持ってったのかな?

ムラサキウニ(ナガウニ科)
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口側は割れちゃってるんですけど、頂上系は残ってます。

そして、この日の逸品!

ブンブク~🎊
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棘付きのブンブクです! 神様ありがとうございます🙏
2018年にも上諏訪神社にお詣りしたあと三戸浜でオカメブンブクを拾いました。
上諏訪神社建御名方神(たけみなかたのかみ)凄いよ😃
建御名方神は軍神とされているようですが、神様は八百万のお願いを聞いてくれますからね~😅 そうだったっけ?
建御名方神|八百万の神大図鑑によりますと…『タケミナカタノカミの「ミナカタ」は「水潟」に通ずるとされ、水神である竜神や蛇神の姿で描かれている。』そうで、上諏訪神社の拝殿の額(神額)には双龍の彫り物がありました。
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あ、それより ブンブクの殻・棘を観察しましょう。
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このブンブクは何ブンブクでしょう?
2018年に拾ったオカメブンブクとは形が違いますね。
棘がとれていれば

ウニ ハンドブックの画像と見比べやすいのですが、せっかくの棘付き完品ですから、棘付きの姿で何ブンブクかを同定しなければ。
棘付きでも何となく見えてる「花紋」の形が「大」の字のようで、これは オオブンブク でしょう。

コシダカウニ(サンショウウニ科)のアリストテレスの提灯
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アリストテレスの提灯(ウニの口器/咀嚼器)だけを拾うと何ウニか分らないのですが、大破しているとはいえ殻付きだったので、コシダカウニだと判りました。アリストテレスの提灯とウニ殻の周口部は「周口膜」でつなががっています。

コシダカウニ(サンショウウニ科)棘付き
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コシダカウニの棘が赤いのが分ります。

ウラウズガイリュウテンサザエ科
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蓋付きです! じゃなくて、中身入りです😅
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ウラウズガイの貝殻は、ご覧のようにあまりコレクション向きではない。蓋は赤紫色でキレイだから拾うのですが、中身入りを肉抜きする手間をかけなくても、このあと三戸浜の黒崎の鼻寄りの所にウラウズガイの蓋スポットがあるから、そこで労せず蓋は拾えるハズなので、このウラウズガイは「蓋になって戻っておいで」と海に帰しておきました😊

ミミズガイ(ミミズガイ科)くねくね~
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ミミズガイは最初は巻貝らしくキッチリ巻いているのに、だんだん巻が緩んでくる。
カイメン(海綿)の中に埋って群生しているという。へんな貝です。
そうえいば、三戸浜のこのあたりにはカイメンがよく打ち上がっています。
ところで、ミミズガイの巻がだんだん緩んでくるのはなぜ?
カイメンの中に埋まっているということは…貝殻を背負って移動することもないのでしょうね?
ミミズガイは濾過食です。⇒軟体動物の食性|佐々木猛智. 2010. 貝類学. 東京大学出版会
カイメンは『体の表面から水と食物を取り込み、その水だけをブハッと呼吸するかのように上部にある開口部から吐き出す水の循環システム』をもっています。⇒神秘の水中バスロマン。海綿動物がバフっと水をはじき出す循環構造を可視化させてみた映像|カラパイア
ミミズガイはカイメンの水循環システムをちゃっかり利用しているのですよね?(片利共生
で、幼いころは巻き貝の基本を忘れずキッチリ右巻きなんだけど…
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カイメンの中に埋まっていて、カイメンの起こす水循環からより良いエサを得ようと思えば、殻口をあっちに伸ばした方が有利だから、キッチリ右巻きでやってられるか! ということで、ミミズガイの巻が緩んでくるのではないかと推測するのですよ😃

ウラウズガイの蓋
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三戸浜の砂浜が終わり黒崎の鼻寄りの岩場の間の浜はウラウズガイの蓋スポットです。天気が良い日は砂の中に赤紫色の蓋がキラッ✨と光るので見つけやすいです😊

▼三戸浜から黒崎の鼻に渡る岩場
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👆こんな梯子?があったけど、これをよじ登るのは私には無理😅
潮が満ちているとここに降りて黒崎の鼻に行くことができないのですが、この日は干潮時でしたので楽々😊

ここでもウラウズガイの蓋を拾い…
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ウラウズガイの蓋を盛り付ける皿(今回はアワビの殻)も拾ったので…

▼ウラウズガイの蓋のアワビの皿盛り~😃
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ここまでに拾ったウラウズガイの蓋は50個
このあと黒崎の鼻でも5個ぐらい拾ったから、この日は全部で55個!

ここらで一旦、三戸浜での収穫を振り返って撮影してみますと…

▼オオブンブク 2個
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大きい方が最初に拾った逸品で、
小さいのもそのあとウニ殻スポットで…
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小さいけどオオブンブク😅

ガンガゼモドキ(ガンガゼ科)同定中
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▼カニ🦀
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コブシガニは分るんですが、あとの2つは同定中
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ところで、ここまでブログに載せるような貝殻を拾ってないね~😅
でも、オオブンブクを拾えたから満足😊とか思っていたところで、この日の逸品 2品目

サバダカラ(タカラガイ科)
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サバダカラはレアものだけど、
👇こっちは、普通種の…

チャイロキヌタ(タカラガイ科)
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👆これツルピカ✨なんですけど、ツルピカ✨が撮れてないね~💧
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ツルピカ✨過ぎて、撮影している📷と自分が写り込んでしまうし。
そういえば、レアものサバダカラもうまく撮れてない💧

▼ツルピカ✨オミナエシダカラ(タカラガイ科)
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ん~ なかなかツルピカ✨感のある画像を撮れません💧
ならば👇これはどうだ!

▼ツルピカ✨ハナマルユキ(タカラガイ科)
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※ところで、ツルピカ✨のオミナエシダカラとハナマルユキなんですが、帰ってから「何か臭いぞ💧」と思ったら… 中身入りでした😬
ツルピカ=FD=Fresh Dead=死にたてですから💧 中身が残っていて臭いこともありますよね。
教訓:ツルピカ✨タカラガイを拾ったら、単純に喜ばず、臭わないか? くんくんすること!😅

そして、この日の逸品 3品目

ナツモモ(ニシキウズガイ科)
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2016年に雨の三戸浜でナツモモを拾って、貝殻は濡れているときの方が美しい✨と知って以来、貝殻は濡れた状態で撮るようにしてますので、このナツモモも濡らして撮影…
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ね、美しい~😊
「ナツモモ」の画像検索結果の中に、軟体部も写ってる画像があって、それが ゆうじ@sea_slug_0509さんのツイートだったのですが、ナツモモって中身も貝殻と同じ模様なんだ😲!

ヤツデスナヒトデ(スナヒトデ科)
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うわぁ! この足が9本もあるヒトデは何?
あ、ヒトデの「足」じゃなくて「腕」ですね😅
ヒトデ(棘皮動物)の足は「管足」でしたね。
「ヒトデ 腕9本」で画像検索すると、ゾワゾワする画像がいっぱい出てきて💧「ヤツデスナヒトデ」だと分るのですが、それで🔍する前に、帰りにかっちゃんブログ:今年最後の『ちらし寿司』d=(^o^)=b を見ていたら『クソデカいヤツデスナヒトデがっ…』と出てきて、名前が分りました🙂
ところで、ヤツデ(八つ手)と言いながら腕が9本あるんですけど~
「ヤツデスナヒトデ」で画像検索すると、8本と9本 半々ぐらいですね。
ん~ さらにところで、棘皮動物は「五放射相称」が体の基本なので、遺伝子のコピーをちょっと間違えて、5本が倍の10本になるのはありそうだと思うのですが、どこをどう間違えたら8本とか9本になるのでしょうね?

シドロガイソデボラ科
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三浦でシドロガイを拾うのは2014年以来 8年ぶりです!
なかなか状態の良いシドロガイだったので、色んなアングルで撮影していたら…
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中身入りだった~💧 しかも軟体部が動いて奥に引っ込んだ。
ん~ これは、お持ち帰りか、海に戻すか?
今回は他に逸品をいくつか拾っているので、このシドロガイは海に帰しておきました😊
ところで、先生のツイートによりますと…


『近年は激減している』そうです。
ということは、標本的価値があるよね?
お持ち帰りしなかったことが悔やまれる一方、生態系保全に貢献できたかな?

もう一つところで…
シドロガイの「シドロ」は、微小貝データベースによりますと『足で水底を蹴って移動するようすを「しどろもどろ」と表現し、名付けられたものらしい。』
シドロガイはソデボラ科です。
ソデボラ科と言えば→マガキガイ=トビンニャです!
どちらも跳びはねる貝です。
あ、ソデボラ科 - Wikipediaには『足の前端と蓋の先端を砂底に引っ掛けて飛び跳ねるようにして前進する』と記されていました。
ソデボラ科にはそういう共通点があったのですね。
あれ!? ソデボラ科にはスイジガイもありますが、あの大きな貝が跳びはねるの?
スイジガイ - Wikipediaによりますと『移動時には近縁種と同様に蓋を杖のように使って移動する』そうです。

さて、時刻は14:30 天気が良いと言っても冬の海は寒いから、そろそろ帰りましょうか。
三戸浜から三崎口駅に向かう道の途中で…

▼ゼニゴケの森が復活してた~
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2016年にゼニゴケを道端で見つけたんですが、近年ゼニゴケの姿を見てなかった。そのゼニゴケが復活してました~😊



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