早春の三浦半島で【シラヒゲウニ】を拾えたのは…地球温暖化のせい?
2022貝殻拾い初めで【ブンブク】様を拾えたので、三戸浜に行ったらまたブンブク拾えるかな~
それと、去年の今頃シラヒゲウニを拾ったからシラヒゲウニも! と、今日の目標を立てて😅三戸浜に行ったら…
どっちも拾えた~\(^o^)/
三戸浜を歩き始めて、最初に見つけたウニ殻が…
▼シラヒゲウニ
残念ながら、割れちゃっていてデススター状態💧ですが、でもシラヒゲウニです!
そして、もう少し先で、また…
▼シラヒゲウニ(ラッパウニ科)
これは棘付きです。白い棘だから「白髭」ウニです🎅
その近辺でもう一つ…
▼シラヒゲウニ
砂がいっぱい付いてるから、波打ち際まで行って砂を洗い流してきましょうね😅
そうこうしていて、またウニ殻みっけ!…
▼コシダカウニ(サンショウウニ科)
シラヒゲウニは反口側の頂上系が残ってます。
そして、口側は…
周硬膜と口器(アリストテレスの提灯)があります。
つまり、中身入りです。帰ってからの処置(クリーニング)が大変ですけど💦
ウニ殻ランプ✨を楽しみに😊
「ウニ 周口膜」を画像検索していたら…
👇こちらの画像が目にとまりました。
多様性の生物学 第4回 多様な生物4 和田勝 東京医科歯科大学教養部
60ページもあるスライドで、『ウニのからだのつくり』は54ページです。
31ページの『新口動物』を見ると、我々ヒトを含む脊索動物なんて、生物多様性の中のごく一部なんですね~
またまた…
▼シラヒゲウニ~
これも頂上系がしっかり残ってはいますが…
👇横がかなり割れてた💧
👆ウニ殻撮影のバックは海岸に打ち上げられていた海藻です。
▼早春の海藻の打ち上げ
貝殻拾いに来て海藻の打ち上げに出会うと、春はすぐそこまで来てるんだな~と感じます。
なぜかというと…
⇒海藻観察会に参加しよう(2)|SHIZEN Gate 子ともと100倍楽しむ自然の遊び場より…
『海藻は、晩冬から早春にかけて繁茂する。』ので、海藻の打ち上げは春の兆しなんです😊
貝殻拾いを始めたころ、春の海岸で海藻の打ち上げによく出会うので、なぜ?と「海藻 季節」を調べたら…
⇒播磨灘の海藻の多様性|姫路科学館サイエンストピック[PDF]
『陸上の落葉広葉樹は秋に紅葉して、晩秋に葉を落とし、初春には葉が芽吹きます。
一方、海藻は、秋に芽吹き、冬の低海水温の時期にググッと生長して、春になると胞子を放出して、初夏頃には枯れてしまいます。』
…という様に、海の中の植物の季節は陸上と逆なのですね。何でだろう?
あ、ウニ殻拾いに戻りまして…
▼オオブンブク~(オオブンブク科)
実は下側は割れちゃってたので💧 割れてない側だけ撮影😅
でも、今日の目標(ブンブクとシラヒゲウニ)達成🎉
▼タワシウニ(ナガウニ科)
タワシウニは岩盤上に自分で掘った穴に収まっているので、殻を横から見ると平たいコルク栓のような形をしています。
タワシウニは私の大好きなウニ殻の一つ😊
その緑色が鮮やか~に写るかな?と👇手袋の上で撮ってみた🧤
さて、三戸浜の北の端、黒崎の鼻へと至る岩場にやってきました。1月の貝殻拾い初めでは黒崎の鼻で色々タカラガイが拾えたから、黒崎の鼻へ行きたいのですが…
干潮時間ちょい過ぎだから、まだ黒崎の鼻へ歩いて行けるだろうなと思っていたのに…
この日は波が荒くて、岩場を降りるルートに波がかかってて行けない😢
え~!💧
どうしようか?
飛び降りるしかないよね。高さ2メートル弱。でも上から見下ろすと怖いよ。でも、みなさんここを飛び降りてるんだよね~
では、意を決して! エィ!
潮が引いていれば緑色のルートを歩いているのですが、
今回は飛び降りました!「初」です!🎉
尻もちついちゃいましたけど💧 無事に黒崎の鼻に行くことができました😅
でも帰りに👇この梯子?を登るのは私には無理だから~
今回は久しぶりに、黒崎の鼻→カインズホーム(休憩)→和田長浜→ソレイユの丘コースで🚶♀️
そして、和田長浜で見つけたものは…
▼シラヒゲウニ~
割れちゃってますけど💧
👇割れ目が見えないように撮れば😅
そして、またまた
▼シラヒゲウニ~
頂上系付き、中身入り😃
あれ~?
去年シラヒゲウニを拾ったときの記事には「三浦半島ではレアもの」と書いていた。そのレアもののシラヒゲウニを6個も拾って…全然レアものではないじゃん💧
「レアもの」と書いたのは👇こちらの資料に
三浦半島潮間帯産棘皮動物(ヒトデ・ウニ・ナマコ類)池田 等・倉持卓司|神奈川自然誌資料(26): 95-99 Mar. 2005 [PDF]
『産出例の稀なシラヒゲウニTripneustes gratilla,ナガウニEchinometra sp. は,黒潮により幼生が相模湾近海まで運ばれ,一時的に生息する偶因分布の一例と考えられる。』と書かれていたから。
シラヒゲウニ - Wikipedia の「分布と生息環境」には…『岡田他(1965)では紀伊半島以南だが相模湾に希産、とある。西村編著(1995)では房総半島、相模湾(希)以南としている。』と記載されています。
あ~「相模湾に希産」だったのは20世紀のことだったのね💧 21世紀の今こんなに打ち上がってるということは… 地球温暖化が進行してるから?
「地球温暖化 シラヒゲウニ」で検索すると…
⇒シラヒゲウニ ~生態や特徴について | 水の生き物.information に『しかし、近年の地球温暖化で、南方系のこのウニは、本土沿岸でも数を増やしつつあり、』と記されていました。
これまでレアものだったシラヒゲウニが拾えたのは嬉しいのですが、一方、これまであんなに拾えたバフンウニが、たった1個しか拾えなかったって・・・これも地球温暖化の影響?🌍💧
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※中身入り完全体(頂上系あり、周口膜あり)のシラヒゲウニ3個を、
周口膜を破って中身を出し💧オキシドールに浸けて綺麗にしたシラヒゲウニの殻です。
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コメント
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こんにちは!!
お久しぶりです!
シラヒゲウニ たくさん拾えていいですね! バフンウニ やっぱり少ないです あまり見かけなりました その代わり 私が行っているポイントは、コシダカウニ ばかり上がってます
三戸浜へは昨年一度も行きませんでした 今年もまだ… 最近は近場と 三浦のマイポイント巡りばかりで 和田長浜など有名浜には今年も行ってませんね…
昨年4月と7月、近場 そう! あの向こうがわ で 打ち上げと潮だまりで ホシダカラ幼貝 2回拾えて その年の運を使い果たし(⁇) その後はこれというものは 何も拾えませんでした…!
今年、一昨日 近場の向こうがわになんとか行けて ウミナシジダカラ 久しぶりに拾え、そしたら次の日(昨日) 三浦で また ホシダカラ幼貝、ピッカピカの ナツメモドキ 5個も そして 今年2個目の ヤクシマダカラ亜生貝 と たて続けに拾えて あぁ今年もまた 運 使い終わったかなぁ と …
三浦海岸駅前の河津桜、綺麗に咲いています
チラホラ 散り始めてました。
投稿: ややねこ | 2022年3月10日 (木) 09時34分
ややねこさん
おはようございます。お久しぶりです。
バフンウニが減って、コシダカウニが相対的に目立つようになりましたね💧
今年の運をもう使い終わっちゃったんですか🤣
去年 2回幸運のときがあったのなら、今年もまだありますよ。
私にもウニ殻の運がまだまだ来ますように🙏
投稿: あうるの森 | 2022年3月11日 (金) 08時45分