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2022年10月29日 (土)

貝殻の蒔絵…受け入れられた異才 小川破笠…東京国立博物館 創立130周年記念特別展「江戸蒔絵」より

神保町ブックフェスティバルに行って、「江戸蒔絵」という本をペラペラめくっていたら…
貝殻の蒔絵があった~‼
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貝尽意匠料紙箱 小川破笠(おがわ はりつ)作 サントリー美術館
👆
これ楽し~😃 アオイガイ、ウニ殻(バフンウニ?)、タカラガイ(オミナエシダカラ?)、アワビ、サザエ、ハマグリ、アサリ、クボガイ … 色々描かれていて楽しい。

同じ意匠で一回り小さい「硯箱」もある。
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そして、この貝尽蒔絵料紙箱と硯箱の前のページには…
フクロウさんもいた~😃
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柏木菟意匠料紙箱 小川破笠作 出光美術館

私の好きな貝殻とフクロウの「蒔絵」というのは、ちょっとレアかも? コレクションに加えとこ! と思い、200ページの大判で重い(1.1kg)本を買ってしまった😅
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東京国立博物館 創立130周年記念特別展「江戸蒔絵」 2002年

この本「はじめに」によりますと、蒔絵には平安の昔から、時代と共に編み出された三つの基本的な技法があるそうです。
平安時代研出蒔絵(とぎだしまきえ) 漆で文様を描いてから金銀粉を蒔き付け、一度塗り込めてから研ぎ出す。
鎌倉時代高蒔絵(たかまきえ) 墨粉などで漆を練ったもので文様の一部を盛り上げ、そこに金粉を蒔き付けてから磨く。
安土桃山時代平蒔絵(ひらまきえ) 漆で文様を描き、蒔き付けた金銀粉を磨いて仕上げる。蒔絵の中では比較的平易な手法。この時期、城などの建築装飾、家具調度を飾る高台寺蒔絵、ヨーロッパに輸出された南蛮漆器… 特需ともいえるこの時期の大量生産を支えたのが平蒔絵
これら三つの技法が溶けあって再構成され、そのゆきついたところが「江戸蒔絵」だそうです。
江戸蒔絵の解説では…
一、究極の技を求めて 伝統様式の蒔絵師たち が語られるのですが、
二、受け入れられた異才 小川破笠と笠翁細工 が語られます。

小川破笠(おがわ はりつ)と笠翁(りつおう)細工については、こちらをどうぞ…
小川破笠 - Wikipedia
江戸時代の蒔絵と笠翁細工|京都国立博物館

江戸蒔絵をペラペラめくって、私の目にとまった貝殻とフクロウの蒔絵はどちらも小川破笠作です。
小川破笠は「受け入れられた異才」だったのですね。
『破笠の作品は、伝統様式の蒔絵を見慣れた目には、まことに奇異なものに映る。』と記されていますが、今の私たちの目には破笠の作品の方が楽しいよね😊

蒔絵は将軍家や大名、裕福な商人からの注文で作られ、蒔絵師は一介の職人という立場だったので、蒔絵には落款や銘があるものはほとんどないそうです。そんな中で、この常識の垣をいともたやすく乗り越えてしまったのが、小川破笠だそうです。
先ほどの貝尽意匠料紙箱の一番目立つアオイガイの横に…
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「笠翁」の銘が入っています。笠翁は小川破笠の号の一つで、小川破笠の漆芸作品は「笠翁細工」と呼ばれているようです。



神保町ブックフェスティバル なかなか楽しかったです。
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人いっぱい! 久々に人混みの中に身を置いた。
すずらん通り」には出版社のワゴンが並び、古本ではない新書が50%OFFとかで売られているので、ついつい買ってしまうと…
数冊の本でもとっても重いので、買い過ぎないように注意しましょう😅

私がこの日買った本は~

フィールド図鑑 貝類
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フィールド図鑑 海岸動物
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天空のアリ植物 見上げる森には不思議がいっぱい
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私、森口満=ゲッチョ先生ファンなので😊

ウニ学
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季刊「銀花」1989 第80号
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これを買ったのは、ペラペラめくっていたら…
「鯛中鯛」が出てきた~!から😅
この「鯛中鯛」の記事が面白かったのですが長くなりましたので、続きは次の記事で…
2022/10/30 鯛中鯛(たいのたい)…季刊「銀花」1989 第80号 から…「丸に鯛の字」の家紋

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