能登千里浜で拾った桜貝【カバザクラ】1600個のグラデーション
あけましておめでとうございます。今年のブログ初めも『桜』で🌸
北陸 貝殻拾いの旅2022 に行って、11/18 能登千里浜は桜貝【カバザクラ】大量打ち上げ~でした。
拾い放題だったカバザクラ。これを並べて見たら・・・ どんだけ壮観になるかな~ と、並べました~😃
🌸桜貝【カバザクラ】1600個のグラデーション🌸
👆クリック/タップすると、より大きな画像が表示されます。
こんだけ並べるの、と~っても大変でした😅
もうこんな時間と根気を要する作業をすること無いだろうから、その過程をログに残しておきますね。
🌸北陸 貝殻拾いの旅2022(2日目)休暇村 能登千里浜で桜貝【カバザクラ】大量打ち上げ~
👆こんなにいっぱい打ち上がっていたカバザクラを
👇せっせと拾い集め(これで800個)
砂を洗い落として、持ち帰るときは割れてしまわないように👇お茶のペットボトルにつめ…
(ペットボトルに2本)持ち帰ったカバザクラをボウルに入れたら…
🌸山盛り一杯のカバザクラ~😃
これ全部でいくつあるんだろうね? 気になるね😅
拾ってるときに千までは数えたけど、
並べて数えてみようかな~ とっても大変そうだけど・・・🤔
拾ったカバザクラはほぼ全て合弁だから、閉じた状態で並べるより、開いて🦋の様にした方が華麗だよね😊
閉じてる二枚貝を一つ一つ広げて並べるの手間かかるんだけど、せっかくやるなら~
よし!並べるゾ‼ と、開始したのが11/27
※乾燥した二枚貝の貝殻は靭帯が硬くなっており、貝殻を開閉しようとすると、靭帯がバキッと割れてしまいます💧 これを避けるため、貝殻を水に浸けて靭帯を柔らかくしておきます。
🌸水に濡れた状態のカバザクラ
貝殻は濡れた状態と乾いた状態で、かなり印象が違います。濡れた状態の方が色鮮やかです。
桜貝(カバザクラ)の殻は透けるように薄く、水に濡れていると(表面での乱反射が少なくなるためか)より光を透過するようになるようで、何枚もの貝殻が重なって色濃くなります。乾いた状態ではピンク(桜色)もそれなりの数ありましたが、濡れた状態ではオレンジ(蒲色)が圧倒的になります。「桜貝の殻の色のしくみ」が気になる私🧐
さて、カバザクラを一つ一つ開いて、白いバスタオルの上に並べていきます。
私がこれまでに一番たくさん拾ったのは、
2017/11/17 貝殻拾いの旅…桜貝【カバザクラ】を500個も!…千葉・富浦・原岡海岸 で、ホテルの♨用タオルに並べきりましたが、
今回はその4倍ぐらいのバスタオル(白)が必要です。そのバスタオルをどうしよう? 適当なバスタオルが家に無かったから、ニトリまで買い物に。120cm×60cmのバスタオルを買ってきました。これ「貝殻並べ専用」にします😅
そして、並べ始めたカバザクラ。繊細な貝殻を扱うので、とっても集中しなければなりません。
床の上にビニールを敷き、その上にバスタオルを広げ、床に座ってカバザクラを並べているので、その姿勢を長時間続けると腰を痛めます。100個並べるごとに立ち上がって小休止。
🌸やっと、1000個並べました~
バスタオルの上から下へ、1列33個並べられたので、3列で99個、その上に1個 目印のカバザクラを置いて 100個です。
右側の山はこれから並べるカバザクラ。その下の小さな山は、離弁および殻が割れていたカバザクラ。
12時に並べ始めて、1000個並べて16時💦 4時間もかかってる😱
何でこんなこと始めてしまったんだろう💧 と後悔してる私。でもそういうときは…「想像してみてください」並べ終わった時の感動を😊
そして、気を取り直してカバザクラ並べ続行~
そして、ついに!
🌸カバザクラを1600個!並べ終えました~🎊😃
👆クリック/タップすると、より大きな画像が表示されます。
頑張ったね。私😊
並べたカバザクラを低いアングルから撮影して鑑賞しましょう。
🌸縦
🌸横
🌸斜め
はぁ~🍵 至福のひと時😊💕
ところで~
カバザクラってピンク(桜色)~オレンジ(蒲色)の色のバリエーションがあるんだけど、今回はランダムに並べた状態ですけど、
これを色別にグラデーションになるように並べたら… どんな感じになるのかな? 👈そんなこと考えちゃダメ!という声👼と、面白そうだからやってみようよ!という声👿が頭の中で葛藤し…
「想像してみてください」😊 想像したら、それを見てみたい!ワクワク😃が圧倒し
でも、今日は6時間も並べていたから、また明日にしましょ😅
翌日!
カバザクラをグラデーションに並べるには~ まず、色別に分ける必要がある。
まず、
(P1) ピンク色が薄いものを100個選び出し
(K1) 蒲色(オレンジ色)が薄いものを100個選び出し
次に、
(P4) ピンク色が濃いものを100個選び出し
(K8) 蒲色が濃いものを100個選び出し
残ったものの中から、もう一度
(P2) ピンク色が薄いものを100個
(K2) 蒲色が薄いものを100個
(P3) ピンク色が濃いものを100個
(K7) 蒲色が濃いものを100個
ピンク系を400個選び出したら、もうピンク系が無くなってしまったので、あとは…
(K3) 蒲色が薄いものを100個
(K6) 蒲色が濃いものを100個
(K4) 蒲色が薄いものを100個
(K5) 蒲色が濃いものを100個
…と繰り返したら蒲色系も無くなり、
残ったのはピンクと蒲色の中間色が400個。これを…
(KP5) どちらかと言えばピンクのもの100個
(KP8) どちらかと言えば蒲色のもの100個
(KP6) どちらかと言えばピンクのもの100個
(KP7) 残り100個
…というように16色に分けたんですよ~😅
ピンクと蒲色、一番色が薄いものと濃いものを並べて見ると…
…こんなに色が違うんです。
さて、100個ずつ16色に分けたカバザクラを、また💧順にならべていきます😅
最初に並べたときは、濡れたカバザクラを一つ一つ広げていましたが、今度は乾いた状態なので並べるのは(ちょっとだけ)楽👈じゃなくて、黙々と没頭する時間を過ごしました😅
そして、ついに!
🌸カバザクラ 1600個のグラデーション完成~🎊🎊😃
👆クリックすると大きな画像が表示されます。スマホならタップして、横向きにしてご覧ください。
ふ~🍵 ではまた、カバザクラ鑑賞~😊
🌸ピンク~蒲色のグラデーション
🌸蒲色~ピンクのグラデーション
🌸🌸🌸
Nitidotellina iridella (Martens, 1865) カバザクラ(ニッコウガイ科)
⇒BISMaL
⇒GBIF
あら、座標ありのレコードが37しかなく、全て日本ですね。カバザクラは日本近海にしか生息していないのですか?
学名:Nitidotellina iridella (Martens, 1865) の Martensさんは…🔍 こちらの方でしょうか?
⇒エドゥアルト・フォン・マルテンス - Wikipedia
『Carl Eduard von Martens 、1831-1904)はドイツの海洋生物を専門とする動物学者である。
…Thetis号の極東海洋調査航海に参加し、その後15ヶ月間にわたる東南アジアの海域での生物調査を行った。
…155の新しい属と約1800の新種の軟体動物の記載を行った。』へ~
私、日本の「貝人」しか知りませんでしたけど、世界には私が拾っている貝を記録し命名した「貝人」がいるんですね~🐚
さて、カバザクラ 1600個のグラデーションを撮影したあとは…
120cm×60cmを床に広げたままにしておくことはできないので、片付けなければなりません💧
アクリル板に貼りつけて、ステンドグラスの様に飾れたら素敵だな~😊 と思うのですが、それは難易度高すぎるので、
🌸チャック付きビニール袋にしまいました(200個ずつ8袋)
👆これは色鮮やかに撮れてますが、
👇光の加減によっては…
👆こっちの方が私の目で見た印象に近い。
カバザクラは色のバリエーションが楽しい😊
そして、光の加減(自然光/室内光)、パックの色などによって印象が大きく違う。
「カバザクラの色のしくみ」が気になる私🧐
あ、そうだ。今回並べた1600個のカバザクラの色の比率は…
ピンク:中間:蒲色=4:4:8=1:1:2 で、蒲色が多いですが、これは能登千里浜に打ち上げられていたカバザクラの色の比率を反映していません。私がピンクより蒲色のカバザクラの方が好きなので😊 蒲色の方を拾うことが多かったためです😅
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コメント
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スゴいの一言に尽きます!世界にただ一人のカバザクラ鑑定士さんですね!!
投稿: | 2023年1月 2日 (月) 10時09分
こんにちは!!
あけましておめでとうございます
すごいですね! 1600個のグラデーション
拾えたのも そうだけど グラデーションに並べたことも すごい事です!
私なんぞ一日かかっても出来ません
それに これだけの数 拾えたのは凄い!
材木座、由比ヶ浜でも これだけの桜貝は拾えません!
北陸 能登半島 日本海 あなどれませんね!
私なんぞ 近場の海と三浦通いつづいてます
先週、三浦のマイコース歩いていたら たまによく見かける 海亀の漂着個体、いつもながら亡くなっていらっしゃるわけで ひっくり返ってお腹見えていたのですが かしぱん の様な付着物が…!
海亀に付着する カメフジツボ でした!
初めて見ました!
なかなか見たくても見られる物ではないので 剥がしてお持ち帰りしたかったのですが 剥がす道具が無いので 写真だけ撮って 合掌!
今頃、三浦の沖合いで漂っているかも…!
最近は 普通種のツルピカ拾えるだけでも 喜んでる自分がいます!
拾えなくなりましたね~!!
投稿: ややねこ | 2023年1月 4日 (水) 15時43分
ややねこさん
あけましておめでとうございます
すごい!と思っていただき、並べた甲斐があったというものです😊
北陸 能登半島 日本海 こちらとは違うものが拾えて楽しいですよ。気軽に行ける近さではありませんけど。
> 海亀に付着する カメフジツボ でした!
> 初めて見ました!
私は見たことありません。見たい! 拾いたい!
あ、カメから剥がすのかな? 簡単ではなさそう💧
投稿: あうるの森 | 2023年1月 4日 (水) 16時36分