ケサランパサラン【キジョラン】を探しに多摩森林科学園へ行ったら【アサギマダラ】の幼虫に遭遇
自然教育園を歩いていてケサランパサラン!?と思ったものがキジョランの綿毛(種髪)だと知って、にわかにケサランパサラン愛が芽生え🌱 他にもキジョランが見られる所ないかな~? と検索したら… 高尾山や多摩森林科学園で見られるらしい。
高尾山だと探索範囲が広すぎるので、多摩森林科学園へ
⇒鬼女の白髪キジョランの種子(12月)|多摩森林科学園 には
『柳沢林道沿いのキジョランの実が割れ始めました』と、場所も記されてるし🙂
でも、12月が実・綿毛の見頃らしいので、1月では遅いかな~?
⇒鬼女の贈り物 キジョランの実@多摩森林科学園|多摩散歩人のブログ には『訪れたのは12月20日』とあるし。
でも👆このブログ記事、大変参考になりました。参考になった点は以下の記事中で。
多摩森林科学園の園内案内図を見て、柳沢林道を「キジョランはどこだ?」と歩くも、それらしき葉は見つからず・・・柳沢林道のどん詰まりでやっと
▼この葉と蔓(つる)はキジョランだよね?
▼葉には丸い穴が空いてます!
キジョランの葉はアサギマダラ🦋の幼虫の食草で、なぜか葉を丸く切り抜いて食べるそうです。
ということは、これがキジョランですね!
では、綿毛(種髪)落ちてないかな~
▼あった!
でも👆これ、種子が細長くて、キジョランではありません💧 では何の種子?
ここで事前に見ておいた 多摩散歩人のブログが役立ちました。
『テイカカズラは長細いので見分けられます。』と記されていたので、テイカカズラの種子(種髪)だと思われます。
すると、この葉と蔓(つる)はキジョランではなく、テイカカズラってことない?
テイカカズラがどんな植物か知らないので「テイカカズラ」🔍とかしてたら、後ろから数人の人がぞろぞろ歩いて来て、先頭の人が「これがキジョランです。」と説明を始めた。あ、やっぱり、これがキジョランなんですね!😊
この人たちはガイドツアーの御一行だったのでしょうか?
これはラッキー!と、その説明に聞き耳を立てる私😅
「キジョランの葉にはアサギマダラの幼虫があけた穴がありますね。」ん、ん。
「葉を裏返すと、そこに幼虫がいることがあります。」
「あ!ここにいました。」いるんだ!
「葉を裏返すときは、指で幼虫を潰してしまわないように、葉の裏は触らず、葉の縁を触るか、葉柄を持って、そっ~と…」なるほど。
大変参考になります😃
ガイドツアーの御一行が先に進んで行った後、私も葉の裏側をそっ~と見ると…
▼いました!アサギマダラの幼虫が
赤〇付けたところにいます👆とっても小さいです。
小さいものを見るときは 虫カメラで📷
▼アサギマダラの幼虫
大きさが分るように定規を添えて撮ってみた。
約 7mm
「アサギマダラ 幼虫 大きさ」で検索すると…『終令幼虫の体長は、40mm前後』👈この大きさになると、もう「芋虫ダメ😨」な私は逃げちゃいますけど💧 7mmは小さすぎて、よく見えないから「自然の姿を伝えるために!」撮影してきました。撮ってきた画像をトリミングするときは大きく表示されるのですけど、白黒黄色の配色だから耐えられた。🐛緑色だとダメ😅
聞き耳を立てていたガイドツアーでは説明していなかったのですが、多摩散歩人のブログで「へ~!」と面白かったのが…
『こうして丸くかじって葉の毒を放出させます。
毒が弱くなったところを食べて育ちます。』ということ。
なので私も
▼アサギマダラの幼虫の食痕を撮ってきた(葉の裏側)
参考⇒アサギマダラの食痕(1月)|多摩森林科学園
▼穴の大きさも
約 13mm
⇒アサギマダラ|イモムシ・ケムシ図鑑|芋活.com によりますと…
『小さなうちの幼虫は葉を円形に齧りその内側を食べる。』
『ある程度育った幼虫は、ふつうに葉の縁からも食べるようになる。』そうです。
そして、幼虫が葉を円形に齧りその内側を食べるのを「トレンチ行動」と言うそうです。
「トレンチ行動」で検索すると…
⇒害虫のトレンチ行動|農耕と園芸Online カルチべ
へ~!アサギマダラだけではなく、色々な昆虫がトレンチ行動をするのですね。
⇒アサギマダラの幼虫の賢い食事(11月)|多摩森林科学園
キジョラン(キョウチクトウ科)は有毒物質 アルカロイドを含むけど、アサギマダラの幼虫はそれを弱毒化してから食べる。でも大きくなるとトレンチ行動をせずにアルカロイドを含む葉をバリバリ食べる。体にはアルカロイドが蓄積される。そして、体は派手な色(警告色)で「毒があるゾ!」と脅してる。
植物と昆虫の関係・進化も面白いですね~🧐
あ~それより、私はキジョランのケサランパサランを探しに来ているのでした。
綿毛(種髪)はないかな~ と、くまなく探して
▼やっと1個、キジョランの種髪を見つけました!
先ほど聞き耳を立てていたガイドツアーの中で「キジョランは他にはないのですか?」という質問に「この先の遠見通りにいくつもあります。」とのことだったので(ありがとうございます。とても参考になります)私も遠見通りへ
▼遠見通りで見つけたキジョランの種髪
少ないですけど、キジョランの種髪を見ることができました。でも、実は見られませんでした。
分ったこと:キジョランの実を見るならもっと早く。来年は、あ、いや、もう今年だ💧 11月頃にキジョランの実を見に来よう🙂
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