由比ヶ浜で見かけるコレなぁに?【ウミイサゴムシ】の棲管
鎌倉・由比ヶ浜で貝殻拾いをしていると、ときどき砂でできた管を見つけることがあります。
長さは 5cmほど。
砂でできた管です! 管の直径は5~7mm
以前(2020年)由比ヶ浜でこれを拾って、ブログに「これ何でしょうね?」と載せたら
『ゴカイの仲間のウミイサゴムシの棲管かなと思います。』と教えていただきました。
このとき拾った棲管はいくつかに折れていて、1cmほどの長さしかなかったのですが、
今回のは5cmと4cmの2本! ほぼ完全体?
だいたい同じ場所で見つけたので、同じ砂泥底にいたと思うのですが、砂の色がかなり違いますね!
それぞれアップで見てみましょう。
白い方の棲管は石英の砂粒が多いようです。
ウミイサゴムシが自分の棲管を作るとき「私はクリスタルなお家がいいわ」と石英の砂粒を好んで集めてる?なんてこと、ないよね😅
ところで、由比ヶ浜の砂に石英が混じってるんだ~
あまり石英感のある砂浜の色ではないのですが…
「由比ヶ浜 石英」で検索したら、
⇒世界の砂と日本の砂 由比ヶ浜 神奈川県鎌倉市坂ノ下|地質調査総合センター
『構成粒子は砂岩、頁岩、貝殻、石英などです』 そうなんだ。
「ウミイサゴムシ」で画像検索すると、こんな生きものなんですね~
検索した中から参考になったページ…
⇒ウミイサゴムシ|生物屋学生の日記
『漢字で書くと海砂虫』 あ~!「イサゴ」って何だろう?と思っていたんですが「砂」ね。
⇒ゴカイのなかまを観察しよう|千葉県立中央博物館・海の博物館|海の生きもの観察ノート⑭[PDF]
ところで、ウミイサゴムシの棲管は砂泥底に横たわっているのでしょうか?
それでは波の動きで転がってしまうから、住みにくいよね。
じゃぁ、砂泥底に縦にもぐって、棲管のわずかに太い方を砂の上に出してるの?
そういう画像がないか「ウミイサゴムシ 棲管 砂」で画像検索したら、ありました!
⇒アマモ水槽の底砂から|鳥羽水族館 飼育日記
やっぱり、そっち向きなんですね!😃
ところで、棲管の周りにモグラ塚のように盛り上がっている砂は、ウミイサゴムシのどんな活動によってできたのでしょう?
鳥羽水族館 へんな生きもの研究所さん、次のリポート期待してます😊
あ、そうだ、こんな棲管もあったのですが、
この棲管は貝殻が砕けた砂が多いようですが、これもウミイサゴムシの棲管?
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