【ホトトギス】の花が昭和記念公園「こもれびの丘」にいっぱい咲いてた~
昭和記念公園の「こもれびの丘」に
▼ホトトギスの花が咲いてました~(2023/10/26)
立川駅から歩いて、立川ゲートから入り、昭和記念公園の西側をぐるっと回って、こもれびの丘まで 約4.5キロ。
平日でも立川ゲートのことろでは人が大勢いましたが、こもれびの丘には人はまばら。というか、ほとんどいません。
こもれびの丘の雑木林の入口には『カエンタケに注意』の看板がありましたが、残念ながら🍄キノコには出会えませんでした。
この日の観察植物はこ「こもれびの家」近くの林道の両脇に2,3メートルおきに何本も生えていたホトトギスぐらいだったので、以下 ホトトギスの画像を並べておきます😅
1本の茎にいくつもの花が咲いていました。この茎には、6個の花が咲き、3個の蕾がついています。
画像の下側が茎の先端で、画像の上側が根元なので、花は先端から咲くんですね。
ホトトギスの花は葉腋に上向きにつきます。
上の画像では、葉の付け根から花柄が立ち上がっているのが見てとれますね。
ホトトギスの花は「白地に紫色の斑点」が特徴ですが、
花が開いたばかりのときは6枚の花被片が全面紫色です。
そして…
表面の紫色の薄膜が剥けるか透明になって紫色の斑点が現れるのでしょうか?
ホトトギス (植物)|Wikipedia の記載を基に、おしべ・めしべを観察しておきましょう。
『雄蕊は6個で、花糸は互いに寄り添って束状に立ち、上部で反り返って先端に葯を外向きつける。花柱の先は3つに分かれて球状の突起があり、各枝の先はさらに2裂する。』
花柱の先に何かブツブツありますが、これ「球状の突起」なんですか。そこまで見るには、もっと拡大して撮影してこなければならなかったのね。
👇「球状の突起」なんとか見える!?
蕾の外側、花被片の外側には毛が生えてます。
『果実は線状長楕円体の蒴果で3稜があり、長さ30mm前後になり、熟すと胞間裂開する。』
花は先端のものから咲いていたので、実がなるのも先端からです。
『葉腋に2-3個の花を上向きにつける』とあるんですが、私が見た範囲では葉腋に1つしか花はなかったんですけど、
上の画像を観ると、花と果実が同じ葉腋から出てますね! 1つの葉腋から2つの花を時間差でつけるの?
葉腋から花・果実、花、花、花、、、いっぱい😃
この茎には10もの花が咲いています。
白いホトトギスがあった!
「シロホトトギス」なんですね。
シロホトトギスの説明はこちらが分りやすかった。
⇒シロホトトギス|素人植物図鑑 👈こちらの花柱の「球状の突起」の画像が美しい😊
👆この画像だと観察向きではありませんね😅
「ホトトギス」の名前の由来は
⇒ホトトギス (植物)|Wikipedia より
『和名の「ホトトギス」は、「杜鵑草」の意で、花の紫色の斑点のようすを鳥のホトトギス(杜鵑)の胸にある斑点に見立てたことによる。』
ですが、鳥の「ホトトギス」画像検索結果をご覧ください。
ん~ 胸にあるのは「斑点」じゃなくて「縞」ですけど💧
👆植物のホトトギスのこの模様(紫色の斑点)と、鳥のホトトギスの胸の縞模様が似てるとは思えないんですけど😅
それと、鳥と植物に同じ名前をつけられると、紛らわしくて困ります💧
「ホトトギス」で🔍すると、鳥と植物の両方が出てくるから、「ホトトギス 鳥」🔍、「ホトトギス 植物」🔍としなくちゃならないし。
あ、学名の Tricyrtis hirta で🔍したら、英語版Wikipedia では『Tricyrtis hirta (ほととぎすそう, Hototogisu-sou)』となってる!
あれ? 「杜鵑草」と書いて「ホトトギス」と読むの? なんか釈然としない💧
「ホトホギスソウ」の方が良いと思うのですが🌿
ところで、ホトトギスって、おもしろい鳥なんですね。
⇒ホトトギス|日本の鳥百科|サントリーの愛鳥活動
『ホトトギスは主にウグイスの巣に卵を産込み、ヒナを育ててもらいます。そのため、ウグイスが生息している場所に渡来します。』
『代表的な渡り鳥。ホトトギスは、春のウグイスとならんで、季節の初音として人びとにその鳴き声を待たれました。』
⇒初音(はつね)とは?|コトバンク
『鳥獣、虫類などが、その年、その季節に初めて鳴く声。』
⇒ホトトギス|Wikipedia
『日本では5月中旬ごろにくる。他の渡り鳥よりも渡来時期が遅いのは、托卵の習性のために対象とする鳥の繁殖が始まるのにあわせることと、食性が毛虫類を捕食するため、早春に渡来すると餌にありつけないためである。』 へ~😅
※昭和記念公園の樹木観察記事@2923/10/26
【ヒイラギモクセイ】と【ギンモクセイ】 木犀香る昭和記念公園
「杜鵑草」と書いて「ホトトギス」と読むのは
「和泉」と書いて「いずみ」と読むのと似たようなもの? と思って🔍したら、
⇒そう言えばなんでだろう?「泉」と「和泉」の違い|TBSテレビ
これは713年「二字佳名の詔」という法律で「国名はすべて二文字に統一する」ことになって、「泉」→「和泉」読みはそのまま「いずみ」👈これは法律でそうなったということで(その法律には納得しかねるが)和泉(いずみ)と読むことになった理由は分った。
でも、杜鵑草(ホトトギス)は?
⇒杜鵑草の読み方と意味、「ほととぎす」と「といんそう」正しいのは?|ギモン雑学
『杜鵑草を「ほととぎす」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方』
ん~🤔 納得しかねるというか、厚切りジェイソンの気持ちが分るというか💧
熟字訓の例|Wikipedia こんなにあるんですね!
杜鵑草(ホトトギス)だけ追及しても無駄のようだ💧
杜鵑草(ホトトギス)の学名 Tricyrtis hirta
読みは「トリキルティス・ヒルタ」
意味は『hirta : 短い剛毛のある Tricyrtis(トリキルティス)は、 ギリシャ語の 「treis(三)+ kyrtos(曲)」 が語源』
学名は納得できるんですが、和名は「もやもや」しますね~💧
2023/11/08 ホトトギス(杜鵑草)の果実が1本の茎に 16個も! @昭和記念公園「こもれびの丘」
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