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2023年11月20日 (月)

小豆色の小石と貝殻拾い【十府ヶ浦】海岸@岩手県野田村

漂着物学会 岩手・大槌/釜石大会のあとは、三陸鉄道リアス線で釜石から久慈へ
東北を鉄道で移動するのはとにかく時間がかかるので、久慈で海岸に行ける時間は 8時~11時の3時間だけ💧
三陸鉄道リアス線に乗っていて、十府ヶ浦海岸駅で「紫色の砂浜」みたいなアナウンスがあったので、それ見たい!😃 ということで、最終日の海岸は久慈市の隣の野田村十府ヶ浦海岸へ🚗

十府ヶ浦(とふがうら)海岸
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▼防潮堤はドドーンと巨大です
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あ、それより海岸の砂を見ましょうね。
十府ヶ浦|野田村観光協会のページには
『この浜に多くみられる赤紫色の石(小豆砂)』とありまして…

▼十府ヶ浦海岸の波打ち際
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赤紫色の石が…
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もう少し寄って…
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「小豆」と言うには大きすぎるので
「小豆石」ですかね😅
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あ~ 小豆石ばかり拾ってないで、貝殻を探しましょうね。
▼十府ヶ浦海岸の貝殻打ち上げライン
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貝殻の打ち上げラインができてますよ!
ムラサキイガイイガイ科)ばかりですけど💧 それともヒバリガイイガイ科)?
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足糸がついてるのがあった~
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その他にも…

クロヅケガイニシキウズガイ科イシダタミ属
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▼この赤い貝殻は何でしょう?
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アズマニシキイタヤガイ科
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イタヤガイ科の合弁なので復習しておきましょう🔎
・殻頂の前後の出っ張りが耳状突起
・耳状突起の下の切れ込みが足糸湾入(ここから足糸を出して岩礁に固着している)
・足糸湾入のある方が右殻
・右殻は膨らみがあり、左殻は平たい
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👆これは左殻(平たい)右殻(膨らむ)があんまり差がありませんが💧

ユキノカサガイユキノカサガイ/コガモガイ科
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傘が割れて「貝輪」状態になってるもの多し💧

エゾアワビミミガイ科
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殻の内側の真珠光沢が✨✨

ヒザラガイクサズリガイ科
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赤いヒザラガイです!
1cmぐらいの小さなヒザラガイですが、なんか凄く鮮明に撮れてます!
ヒザラガイも貝の仲間(軟体動物)ですが、巻貝(腹足綱)でも 二枚貝(二枚貝綱)でもなく、多板綱だということは知っていましたが、科名は「クサズリガイ科」なんですね~
「クサズリガイ 由来」で🔍したら…
クサズリガイ | 軟体 - 市場魚貝類図鑑 ぼうずコンニャク
『由来・語源 平瀬與一郎の命名。 「草摺(くさずり)」は鎧(よろい)のスカートのように腰の周辺にたれている部分。 板状のものが重なり合っているところが似ているから。』 なるほど! 草摺🙂 そして貝人列伝のトップに出てきた平瀬與一郎の命名!

ウニ殻
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ムラサキウニですかね~?

そしてこの日のレアもの逸品!
タテスジホオズキガイ腕足動物
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3日前に雨の脇本海岸でタテスジホオズキガイを拾ってますが、今度は合弁ですよ! あ、二枚貝の左右揃ったのを「合弁」と言いますが、腕足動物の腹と背(上下)が揃ったのも「合弁」でしょうか?😅
まぁとにかく、私にとってはレアもの逸品🎉🎊
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さて、ゆるやかに弧を描くように3.5kmにわたって続く十府ヶ浦海岸の南の端200メートルを(1時間かけて)歩いただけですが、もう帰らねばならない時間です😢
テトラポッドの上のウミネコとウミウ?カワウ?に見送られながら…
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色々想定外のアクシデントがあったけど、楽しかった東北貝殻拾いの旅の帰途につきましょう😊



※十府ヶ浦(とふがうら)の名前の由来はこちらの記事で…
十府ヶ浦の由来|野田村通信ブログ

※関連記事
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