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2023年11月29日 (水)

【タテスジホオズキガイ】貝ではなくて腕足動物@岩手県野田村・十府ヶ浦海岸

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岩手県野田村・十府ヶ浦海岸小豆色の小石と貝殻拾いをしていて拾ったレアもの逸品✨
タテスジホオズキガイです。
2枚の殻をもち二枚貝のようですが、貝(軟体動物)ではなく、腕足動物です。
「タテスジホオズキガイ」で検索すると…約 873 件のレアもの!
「タテスジホオズキガイ」で画像検索すると、出てくる画像は少なめだから、ここにタテスジホオズキガイ(合弁)の画像をもっと増やすために、1個のタテスジホオズキガイを色んな角度から撮った画像を並べておきますね😅

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二枚貝の殻は左右で「左殻」「右殻」ですが、
腕足類の殻は腹背で「腹殻」「背殻」です。
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腹殻は膨らみ、背殻は平坦です。
腕足動物は『伝統的には無関節綱と有関節綱に分けられてきたが、』…『有関節類では蝶番によって繋がるが、無関節類は蝶番を持たず、殻は筋肉で繋がる』
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二枚の殻がつながってるところを覗き込むと、蝶番で繋がってるみたいですね。
だから、タテスジホオズキガイは有関節綱。あれ? 有関節目
さらにここに新しい分類「嘴殻綱」も出てきて、ややこしい💧
で「嘴殻」って何て読むの? 「」は「シ|くちばし、はし」だから、嘴殻(シカク)?
漢字の読みでモヤモヤしたから💧
タテスジホオズキガイの殻の鑑賞に戻りましょう😅
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『殻表面には太い放射肋が走るため、殻縁は波型となる。殻表には細かい成長線が刻まれる。』(鈴木明彦 2009 漂着物学会誌
あ~ 言われて見れば「殻表には細かい成長線が刻まれ」てますね🧐
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私が拾ったタテスジホオズキガイの大きさは…
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殻長 16mm, 殻高 11mm 小っちゃいです。

タテスジホオズキガイなどの腕足類は古生代の初めに出現してから現在までほとんど体制に変化がなく「生きている化石」と言われているそうですが、画像検索しても生きている姿は出てきません💧 生きているときはどんな姿をしているのでしょうね?
腕足動物|Wikipedia有関節類の模式図から…
生きているときは👇こういう向きだったのね。
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タテスジホオズキガイの学名Coptothyris grayi」で画像検索したら、生きているタテスジホオズキガイの画像が出てきたよ~😃
Aquarium Movies (Japan) archive 生きている魚図鑑: タテスジホウズキガイ Coptothyris grayi
👆このページが何で「タテスジホオズキガイ」の画像検索結果の中に出てこなかったのだろう? とページのタイトルをよくよく読めば…
「タテスジホズキガイ」じゃなくて
「タテスジホズキガイ」だった💧
そして、タテスジホウズキガイの動画もあるんだけど、動きがない😅
タテスジホオズキガイは普段は殻を少し開けた状態で、じっとしてる。じゃなくて、殻の中の体が水中の餌(有機物)を食べているのでしょうが、どんな体なのでしょう?
「Coptothyris grayi」で画像検索した中に、美しい画像がありました!
Organization of the lophophore in Coptothyris grayi. |ResearchGate
「タテスジホオズキガイの触手冠(lophophore)」はこんなに美しい形なんだ~😃
「触手冠」🔍すると…
触手冠動物|Wikipedia 『触手冠(Lophophore)と呼ばれる独特の構造を持つ無脊椎動物の総称で、腕足動物(シャミセンガイ類)、箒虫動物(ホウキムシ類)、外肛動物(コケムシ類)の3群を含む。』
「触手冠」で画像検索したら、腕足類の断面図がありました。
腕足類|my earth my world 👈こちらの断面図とっても分りやすい!
『餌を取るために殻をわずかに開き 触手冠の繊毛の運動によって外套腔内に水流を作り出す。』なるほど。ということは、フジツボの曼脚みたいに殻の外に出て「おいで、おいで」と足招きすることはないんだね😃

シリーズ動物:触手冠動物と紐形動物 という動画があった!

腕足動物門の解説 1:10~3:00 とっても分りやすかった! 👏👏😃
タテスジホオズキガイを調べていると『東北地方に多い』らしいのだが、それがなぜか? この動画でその理由が分りました。
二枚貝に生態的地位を奪われ北に追いやられてしまったのですね💧



※参考リンク
北海道石狩湾沿岸への腕足貝タテスジホオズキガイの漂着|鈴木明彦|漂着物学会誌 第7巻 2009 [PDF]
『本種は広範なチリ分布を示すが、特に東北地方に多く(馬渡 1992)』
『タテスジホオズキガイは、潮間帯から水深300mまで生息するとされている(馬渡 1992)』
 馬渡峻輔 1991, 触手動物門腕足綱, 西村三郎(編著). 原色検索日本海岸動物図鑑Ⅰ, pp.221-226, 保育社, 大阪.
タテスジホオズキガイ|ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑
『分類:動物界左右相称動物亜界旧口動物(前口動物)下界冠輪動物上門腕足動物門嘴殻綱テレブラツラ目テレブラツラ亜目ラクエウス上科ラクエウス科Coptothyris属』
『北海道〜九州。東北地方に多い。』
BISMaL Coptothyris grayi (Davidson, 1852)
GBIF Coptothyris grayi (Davidson, 1852)
腕足動物|Wikipedia
『カンブリア紀に出現し、古生代を通じて繁栄したグループだが、その後多様性は減少し、現生の種数は比較的少ない。伝統的には無関節綱と有関節綱に分けられてきたが、それとは異なる分類体系も提案されている。』
タテスジホオズキガイ|コトバンク ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
『古世代に最も繁栄していた腕足類の仲間で,ミドリシャミセンガイとともに「生きている化石」といわれている。』

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