奄美大島 貝殻拾いの旅2024(3日目)あやまる岬・明神崎・土盛海岸
奄美大島 貝殻拾いの旅 2024(3日目)は、当初の予定では 手広海岸→明神崎→土浜海岸→土盛海岸の予定だったのですが、2日目の予定を変更して手広海岸に行ってるので、手広海岸はパスして、代わりにあやまる岬へ。
08:00 あやまる岬駐車場着
これまでは、あやまる岬 海水プール駐車場の方にとめていたんですが、ドライバーのお友達が「こっちの方が道のアップダウンがなくていいのよ」と言う。でも海岸へ出るには? 海岸に下りる道が無いよ! 海岸に下りられる道を探して歩いていたら、結局 海水プール駐車場の所に出てしまいました💧
今回の旅の4日間の天気はずっと☁☔予報💧 でも、この日だけ☔マークが消えて☁予報。
海岸のモクマオウの木を見上げると…
👆モクマオウの枝葉が強風になびいている。
あ、この画像では雲間の空が青く写ってますね。その場にいた私のイメージは「どんより曇り空」で
👇海岸に一時(いっとき)朝日が差した! けど、空は雲に覆われてます。
風は強くて体感温度は下がるし、奄美ではいつ雨が降ってくるかわからないから、ワークマン女子の雨カッパを着て貝殻拾い😅
そして見つけた貝殻は…
▼ジャノメダカラ(タカラガイ科)
擦れ擦れで、脇には穴が開いてますが💧 「蛇の目」模様は残ってます。
▼イボダカラ(タカラガイ科)
イボダカラは状態の良いものが拾えますね。
▼クチベニツキガイ(ツキガイ科)
2020年にも土盛海岸でクチベニツキガイを拾ってます。殻表の様子がそのとき拾ったのと違うので、同定に自信なし。
▼エダカラ(タカラガイ科)
エダカラは摩耗すると薄紫色になるんですが、これは薄紫色じゃない。まだそこまで摩耗していないのかな?
ツルピカ✨エダカラは2020年に手広海岸で拾ってた。
▼この貝殻は何でしょう? → カイシアオリ(マクガイ科)
奄美大島 貝殻拾いの旅2023(3日目)コバルトブルーの海!打田原~崎原~土盛海岸 の中に似た貝殻で合弁のものがあり…
▽この貝殻は~(同定中)
Googleレンズで検索したけど見つからなかった💧 このままだとまた(同定中)になってしまうので、他の方法で探してみよう。
この貝殻の形はウグイスガイ科だと思うので、「ウグイスガイ科」で画像検索したら、似た模様の貝殻があった!
⇒マクガイ科|市場魚貝類図鑑
「ウグイスガイ科」で🔍したのに「マクガイ科」が出てくるのはなぜ?
あ~ ウグイスガイ目 > ウグイスガイ超科 > マクガイ科 で、ウグイスガイ科とは近縁なのね。
そして、この貝は…
⇒カイシアオリ|市場魚貝類図鑑
『漢字/介志障泥』で「障泥」は「あおり」と読み、馬具の一種で鐙(あぶみ)と馬のわき腹との間に下げた泥除け。⇒「障泥」で画像検索
私が三浦の和田長浜や三戸浜で時々拾う シロアオリ(白障泥)と同じマクガイ科なんだ~!
※それと、市場魚貝類図鑑によりますと、カイシアオリ(介志障泥)は黒田徳米の命名で、「介志」は『畦田伴存著。江戸時代後期。15属2233種の貝を図示。目八譜よりも後に成立。多くの和名を創出している。』へ~ 私は江戸時代の貝類図鑑は「目八譜」しか知らなかったのですが、「介志」というのもあったのね。貝の和名の由来で悩んだときに参考にしよう🐚
※「カイシアオリ」で検索すると、約 254 件のレアものです😊
▼タマゴウニ(タマゴウニ科)
あら、タマゴウニは奄美ではよく拾えるウニ殻なのに、今回の旅では初登場!?
▼この貝殻は何でしょう?(同定中)
▼アマオブネガイ科の何?(同定中)
参考ページ⇒アマオブネなどの仲間|鳥羽水族館
アマオブネガイ科は種類が多くて似通っていて💧
▼ヤドカリさんの脚が赤い
この形の脚はオカヤドカリなのでしょうね?
▼シラタマガイ(シラタマガイ科)
またしても、シラタマガイの螺肋がうまく撮れてない💧
▼この貝殻は何でしょう?(同定中)
▼小さなマイマイ(2021年から同定中)
09:30
▼海が光り輝いていたので撮ったのですが、モノクロームのように撮れてるのはなぜ?
♪想い出はモノクローム 色を点(つ)けてくれ~♪
▼またタマゴウニ(タマゴウニ科) と 白いムシボタル(マクラガイ科)?
▼ホウシュノタマ(タマガイ科)
ホウシュノタマみっけ! と思ったのですが…
タマガイ科の貝殻にはもれなくヤドカリさんがお住まいです💧
▼白いムシボタル(マクラガイ科)?
白い微小貝があやまる岬と土盛海岸の中間あたりにたくさん打ち上げられていて、
その打ち上げラインをずーーっと、
私は「ムシポタルだからいらない」とスルーしていた微小貝を、お友達はひたすら黙々1つ1つ拾ってまして…
👇こんなに拾ったよ~って🤣
拡大して見ると…
やっぱりムシボタルですね。
ムシボタルにしては白いな~と思ったけど、摩耗してるだけですね💧
▼ゴカイの仲間の棲管?
1日目の土盛海岸に引き続き、またゴカイの仲間の棲管?が打ち上げられていた。
▼ツノメガニ(スナガニ科)
2023年の雨の土盛海岸でツノメガニにご対面してます🦀
▼クダサンゴ(クダサンゴ科)
かけらですけど、今日の逸品です😊
クダサンゴについては👇こちらの記事をどうぞ。
2020/09/06 【クダサンゴ】紅いパイプオルガンの造形美
11:00 あやまる岬を出て、次の目的地に行く前に、お土産調達のため ま~さん市場 と ビッグⅡ奄美店へ。明日は奄美の旅の最終日で、飛行機の時間まで土盛海岸で貝殻拾いに没頭するため、お土産は今日の内に。
そして、次の貝殻拾いの目的地は明神崎です。
Googleマップで「明神崎 展望台」を🔍し航空写真を表示すると
山の中に🅿駐車場の表示があります。ここに車をとめて明神崎展望台へは徒歩で行くのですが、私たちが目指すのは展望台の下(西側)にある名もなき浜。ここにどうやって行くの?
ほら、駐車場から浜まで道らしきものが見えるでしょ!
👇こんな風に…
って、行けるんかい!?
まぁ、新たな貝殻拾いポイントを見つけるために、行けるかどうか? 行ってみよ!
14:00(舗装されていない)駐車場に車をとめて(舗装されていないけど、かつて車が通った轍のある)道を歩きはじめると…
眼下に浜が見える~
かなりの高低差の山下り💦
そして無事 海岸に着きました。
浜の東側と西側
そして正面
砂浜というより、サンゴのかけらの浜です。
こういう浜はあんまり貝殻の打ち上げが無いのですが、なぜでしょう?
ほとんど貝殻の打ち上げが無い浜で、何かないかと漂着浮きを見たら…
フジツボが付着してる!
このフジツボは何?
フジツボを採取していこうとしたのですが、フジツボは指で押したぐらいでは剥れません。
でも、このタイプの浮きはプラスチックが薄いので、石で表面を押すと表面が凹んでフジツボが剥がれました!
そして、👇こんなにフジツボを採取してしまいました😅
このフジツボは何でしょう?
よくよく見ると、2種類のフジツボが混ざってますね。🔍したら…
▼タテジマフジツボ(フジツボ科)
⇒タテジマフジツボ|Wikipedia によりますと
『白地の体色に暗紫色の縦縞模様』です。
※タテジマフジツボの学名は Amphibalanus amphitrite (Darwin, 1854) 👈命名者はダーウィンです!
そして、種小名の amphitrite(アンフィトリテ、アムピトリーテー)はギリシャ神話の海の女神なんだ!
▼シロスジフジツボ(フジツボ科)
⇒シロスジフジツボ|中国地方整備局によりますと
『青紫色の地に白色の肋』です。
ところで、フジツボを🔍していて、👇こちらが大変参考になりました。
⇒日本沿岸の人工構造物に付着するフジツボ類の形態的特徴と分布(後編)|海生研ニュース 161 [PDF]
⇒日本沿岸の人工構造物に付着するフジツボ類の形態的特徴と分布(前編)|海生研ニュース 160 [PDF]
こちらの筆者は 北里大学名誉教授・(公財)海洋生物環境研究所 顧問 加戸隆介
フジツボ以外に何かないか、何も無さそうな浜を歩いていたら、イモガイを3つ見つけた!
▼貝殻あんまりなくても、それでもあったアマオブネですが…
ひっくり返すと、もれなくヤドカリさんがお住まいです。
それにしても👆このピッタリ感は凄いよね~😲
旅の4日間ずっと曇雨模様だった空が、明神崎のこの浜にいる時に晴れた☀
雨風対策に上着もしっかり着込んでいたので、汗をかくくらい暑くなった💧
駐車場から下ってきた山道を、帰りは上るんだよ~💦
ところで、明神崎をここから見ると…
…横から見た王蟲みたいに見えませんか?😅
さらに、ところで、横から見た王蟲の画像の多くが、頭が左向きで、明神崎展望台(王蟲頭頂部)が右側の画像と向きが合わないのですが… 王蟲の画像の多くが頭を左向きにしているのは、尾頭付きの魚は頭を左にするという日本人の「集合的無意識」が発現しているのでしょうか?
…なんてことを考えてしまったのは、この記事で👉【鯛の鯛】をコレクションする
多くの【鯛の鯛】の目(頭)が左向きで撮られていることに気づいたから🐟
そして今、新たな発見が!
「馬 横」で画像検索すると、頭が左向きの画像が断然多い!
これはなぜ!?🤔
かなり脱線しましたね😅
明神崎の下の浜は新たな貝殻拾いポイントではないということが判明したので💧 確実に貝殻が拾える土盛海岸に行きましょう🐚
当初予定の土浜海岸はパス💧
16:00 この日の宿 レスト&ロッジ翔にチェックイン
最終日は早朝から貝殻拾いをするためにこの宿にしました。
そして日没までの短い時間ですが、土盛海岸で貝殻拾いできます😊
ロッジを出て目の前の海岸に向かう途中で…
あ! 青い蝶だ🦋
そして、とまった!
そ~っと寄って
🔍したら、この蝶は リュウキュウアサギマダラでした。
お友達がこの蝶に引っかかって(蝶の撮影に夢中になって)なかなか海岸に行けない。日没前の貴重な時間が~💧
16:45に海岸に出て、日没までの1時間ほどの間に拾ったものは…
▼タマゴウニ(タマゴウニ科)
今日はタマゴウニを拾う頻度が高い。
▼シロシノマキ(フジツガイ科)
2018年に沖縄・恩納村・仲泊ビーチで拾ってる
▼サバダカラ(タカラガイ科)
今回拾ってるサバ系はサバダカラばっかり💧
▼ハイイロミナシ(イモガイ科)
2つ拾った。殻口の狭いタカラガイやイモガイは、殻口に砂粒がびっしり詰まって、後で砂粒をホジホジするのが面倒だ😅
ところで、ハイイロミナシはあうるの森に初登場だったのか。
まもなく日没の土盛海岸
貝殻を探すには光が足りなくなってきた海岸で…
▼大きなイモガイ!
真っ白に摩耗して、殻表は凸凹に溶解してますが、こんなに大きく育つこともあるんですね😲
隣に並べたハイイロミナシが4cmほどで、その3倍、12cmほどのイモガイです。
▼パンダ🐼イガレイシ
摩耗したムラサキイガレイシですけど、この白地に黒い模様がパンダ🐼みたいですよね~🤣 と「パンダイガレイシ」で🔍すると、1日目のブログ記事にコメントをいただいたシンケンさんの沖縄の貝の画像が出てきます😃
もう日没だ~という時間に、ちょっと奄美らしい海の色
ずっと曇雨模様の空で、コバルトブルーの海には出会えてませんが💧
さて、ロッジに戻って、お疲れさま~🍻しましょうか😊
※関連記事
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