奄美大島 貝殻拾いの旅2024…植物観察編
ビーチコーミングで海岸を歩いていると色々な海浜植物を観ることができます。
奄美大島 貝殻拾いの旅 2024 でも特に明神崎展望台には上らず、浜に下りるために山下りをしたとき(南国 奄美ならではの植物を含む)色々な植物を観ることができました。
以下、奄美で観た植物を載せておきます🌿
※植物の和名はGoogleの画像検索結果にリンクしています。その名前で間違ってないよね!?という確認のため。
( )内の科名はWikipediaまたはGoogle検索で科名を確認できるページにリンクしています。
▼シロノセンダングサ(キク科)
この白い花が奄美のあちこちに咲いてました。
⇒センダングサの仲間|MIRACLE NATURE@世界自然遺産の島、奄美大島 によりますと…
『奄美の野山に一度出るとシロノセンダングサを目にしない場所は無いというぐらいあちこちで蔓延っていて…』👈そうそう、そうでした😃
※「蔓延る」は「はびこる」
⇒シロノセンダングサ(白の栴檀草)(キク科センダングサ属)|野田市
『コセンダングサの変種』そうなんだ。
⇒コセンダングサ|Wikipedia > 近縁変種
▼リュウキュウコスミレ(スミレ科)
このスミレも奄美のあちこちで見かけました。
⇒リュウキュウコスミレ 奄美の植物|サラノキの森によりますと…
『奄美の海岸近くで見られる野生のスミレはリュウキュウコスミレとリュウキュウシロスミレの2種類』
あ~私があちこちで見かけたのは、海岸にしか行ってないからか😅
▼リュウキュウシロスミレ(スミレ科)
⇒リュウキュウシロスミレ(琉球白菫)|野の花賛花
『南西諸島ではリュウキュウコスミレとともにごく普通のスミレである。』
明神崎展望台の駐車場から浜へ降りていく道の轍の間に咲いていました。
▼ボタンボウフウ(セリ科)
真上から見ると…
花は一斉には咲かず、枝分かれした茎の先の花のかたまりごとに蕾~開花しているものまで入り混じっているのが面白い。
👆こういうのが 散形花序(花軸の先に、柄をもつ花が放射状につくもの)なんですね。
👇茎
👇葉と散形花序状態に開く前の蕾?
👇まだ開花していないのに昆虫が来てた。
この昆虫は何でしょう? Googleレンズで🔍すると…
▽ツマグロキンバエ(クロバエ科)
👆あれ? 複眼が縞模様に写ってますね。画像検索して出てくる画像の多くも複眼が縞模様だ! これってモアレ?
「昆虫 複眼 撮影 モアレ」で🔍すると、複眼を撮影するとモアレが生じることがあるようです。
👆これモアレじゃない💧 と思ったのは、リュウキュウアサギマダラの複眼にも縞模様が写っていて、その記事を書いていて😅
モアレなら見る角度によって縞模様の向きや間隔が変わるのだけど、画像検索して出てくる複眼の縞模様の向きはどれも同じだし、複眼の後ろ胸部の縞模様と同じ向きだから。
▽ヤマイモハムシ(ハムシ科)
👇こっちのヤマイモハムシは開花している花に来てた。
👆花ひらく前からツンツン出ていた2本は雄しべなの?
「ボタンボウフウ 雄しべ」で🔍すると「5本」と出てくるのですが…
⇒ボタンボウフウ/ぼたんぼうふう/牡丹防風|庭木図鑑 植木ペディアには『5本ある雄しべは花弁の外に突き出すのが特徴』と記されているが、2本しか突き出してないよね🤔
あ!👇こっちの画像では雄しべが5本突き出していた!
⇒ボタンボウフウ|mirusiru.jp
『神奈川県南部「湘南・鎌倉・三浦半島」の花暦』あら、その辺にも生えてるんだ!
ハマボウフウは見たことあるから、ボタンボウフウも探してみよう。
▼シロバナミヤコグサ(マメ科)
👇こんな風に砂地を匍匐(ほふく)してました。
▼チガヤ 別名 ツバナ(イネ科)
チガヤ/ツバナはどこにでも生えている草ですが、島に行くとよく群生しているのを見るので、「チガヤ 海浜植物」で🔍してみると、あちこちの海岸に群生しているようですが、海浜植物というわけではないようです。
⇒チガヤ|Wikipedia によりますと…『地下にしっかりした匍匐茎があるため、大変しつこい雑草である。… 「世界最強の雑草」という称号すらある』なら、砂浜でもいけそうですね。
それと、こんなの見つけた。
⇒こどもの頃 食べた草のこと|やらまいか入野
『穂が出る前に、膨らんでいる時抜いて口に入れて噛むとほんのり甘いのです。』 へ~!
こんど試してみよ😋と思うのですが、「穂が出る前に」というのが課題。穂が出ないとチガヤだと分らないから😅
▼ソテツ(ソテツ科)
ソテツの葉がなく「ニョロニョロ」状態になっちゃってますが💧 これは…
⇒ソテツに被害を与えるカイガラムシについて|奄美市(2024年)
『被害葉は切り落として処分』されたのだと思います。
ソテツの幹をよくよく見れは…
👆鱗(うろこ)みたいですね。
『幹は、枯死した葉柄の基部が残って灰黒色のうろこ状に覆われている』by Wikipedia
▼サツマサンキライ(サルトリイバラ科)
このサルトリイバラに似てるけど、ちょっと違うつる植物は何? Googleレンズで🔍したら…
薩摩のサルトリイバラ=山帰来(さんきらい)で「サツマサンキライ」なのね。
サルトリイバラ|Wikipedia > 近縁種では…
『中国では近縁種のサンキライ(山帰来)も自生する。
中国の山帰来の代用品として、和の山帰来とするのは、サルトリイバラの根茎である。』とのこと。
▼アレカヤシ(ヤシ科)
明神崎展望台の駐車場のところに生えてました。
アレカヤシは観葉植物として出回っているようですが『原種は10m以上にもなる高木』で、ここのは自然に生えてるやつだから、10mぐらいありましたね。
👇これは「ヤシ~」って感じですが
👇茎を見ると「竹?」と思っちゃうけど、節の間隔が竹より狭い。
「アレカヤシ」という名前は「荒河椰子」とかじゃなくて
『現在においてはアレカ属(Areca, 和名ビンロウ属)とは関係が無い事が判明しており、本種がアレカ属分類されていた頃の名残りである』by Wikipedia
ここからは土盛海岸およびレスト&ロッジ翔の庭で
▼ゲッキツ(ミカン科)
ゲッツキとは ⇒ゲッキツ(月橘)|Wikipedia
ミカン科で、この実は食べられるんですね!
そうと知っていたら、1ついただいて食べてみるんだった😋
次に奄美に行ったら…
でも、2月の奄美は天気が悪いから次は別の季節にしようと思っている。そうするとゲッツキの実がなっていない💧
▼オオバギ(トウダイグサ科)
オオバギとは ⇒オオバギ(大葉木)|Wikipedia
生態など『特に石灰岩地域に多い』 ということは、サンゴ礁が発達する南の島に多いのか。
アリとの関係👈これは面白い😃 アリ共生植物/アリ植物 そんな共生関係があるんですね。
▼ヤブチョロギ(シソ科)
貝殻拾いの旅(3日目)日没の土盛海岸からあがるときに
👇こんなに群生しているのを見つけました。
「ヤブチョロギ 奄美」で🔍すると、群生してますね~
⇒大きな群生地 ヤブチョロギ|奄美自然観察
👇群生しているヤブチョロギを真上から撮ると面白い🙂
「ヤブチョロギ」って変な名前ですけど、その由来は?
『和名は野生種のチョロギの意からかと推測される』by GKZ植物事典・ヤブチョロギ
では「チョロギ」の由来は?
『中国語の 「朝露葱」 が日本語読みされたというものや、韓国語でミミズを意味する「チョロンイ」が転じたとされるものなど諸説あります』by 武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園
▼ハマユウ(ヒガンバナ科)
「ハマユウ」の「ユウ」って何? と思っていたんですが、
⇒ハマユウ|Wikipedia によりますと…
『花の様子は、コウゾなどの樹皮を細く裂いて作った繊維から作った布と似ており、神道神事で用いられる白い布をゆう(ゆふ)と呼ぶ。』 ふ~ん、木綿 (ゆう)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E7%B6%BF_(%E3%82%86%E3%81%86)
なんですか。
木綿子(ゆうこ)さんの「ゆう」ですね😊
※ところで、去年の👇この記事
2023/07/28 夏のビーチコーミングで海浜植物観察@三戸浜 にも ハマユウ を載せており、Wikipediaの同じ個所を引用してた💧
ん~1回で覚えられないから、復習ということで😅
旅先で見た「これ何だろね?」を撮って、Googleレンズで🔍すると、知らなかった植物の名前がわかって楽しい😊
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