春の訪れを告げる小さな青い花【オオイヌノフグリ】【イヌノフグリ】【フラサバソウ】は クワガタソウ属
今日は暖かくて春の陽気だね~
では、久々に野川に散歩に行ってみましょうか。たぶん、春の訪れを告げる小さな青い花が咲いているでしょうから。
と、やっぱり咲いてました😊
▼オオイヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属)
今日は暖かくて、日も高くのぼった時間だから、自然観察園のイヌノフグリも咲いてるかな~?
咲いてました!
▼イヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属)
👆イヌノフグリの葉にもこんなに毛(トライコーム)が生えてるんですね~
👇イヌノフグリの花は小さくて、3mmほど
ところで、イヌノフグリもオオイヌノフグリもオオバコ科クワガタソウ属です。
どちらの花も2本の雄しべの間に雌しべがあります。
この2本の雄しべがクワガタムシの角の様に見えるから「クワガタソウ属」なんだ~! と思ったら… 違った😅
⇒クワガタソウ|Wikipedia によりますと
『「鍬形草」の意で、扁平な三角状扇形の果実と2個の萼片が、兜とその前にある角状の飾りである鍬形(クワガタ)に似るので、クワガタソウという。』⇒「クワガタソウ 果実」で画像検索
でも、
⇒クワガタムシ|Wikipedia
『平安時代以降の武将が戦闘の際に被っていた兜についている「鍬形」に似ていることに由来する』ので、クワガタムシと関係なくもない?😅
あ、でも「2本の雄しべ」じゃなくて「2個の萼片」が「鍬形」に似ているのか。
ところで、「鍬形」ってどんなの? ⇒「鍬形」で画像検索
鍬 は農具の「鍬」ですよね。
鍬を兜に付けてカッコイイ? 相手を威圧できないよね? と思ったら…
⇒兜について|甲冑の歴史|忠保の甲冑 の 立物『鍬形の源流』によりますと…
『鍬の形を表わしたというより、むしろ鹿の角をデフォルメしたのがその起源と言われています。』だそうです。
あ~ かなり脱線してますね💧
クワガタの角に見えてしまったオオイヌノフグリの雄しべには面白い話がありまして…
「オオイヌノフグリ めしべ おしべ 自家受粉」で検索すると…
⇒オオイヌノフグリの繁殖戦略|瀬戸内海国立公園 五色台ビジターセンター
オオイヌノフグリは春 真っ先に花を咲かせますが『チョウもハチもまだいません。花粉を運んでもらえません。花粉を運んでもらえないということは受粉できないということで、受粉できなければ繁殖のために必要な種子を作れないということで、あらら、困ったぞ・・・??』 ですよね~! その答えは👆の記事をご覧ください。
⇒オオイヌノフグリの自家受粉|フィンデルン 日本の植物・世界の植物 植物写真家 高橋修
こちらのページにはオオイヌノフグリの雄しべと雌しべの素晴らしい画像があります。
あ、このページでも(私と同じように)クワガタソウ属の2本の雄しべを「鍬形」だと思ってる! そう思っちゃいますよね~😅
※ツユクサも自家受粉するんだ~!
⇒ツユクサの受粉のしかた|NHK for School
さて、オオイヌノフグリとイヌノフグリを観察したから、フラサバソウはどうかな?
去年フラサバソウが群生していた所に行ってみると…
咲いてました!
▼フラサバソウ(オオバコ科クワガタソウ属)
フラサバソウは葉も茎も毛むくじゃらです。
今年も群生してました。
※この日お散歩してたら暑くて💦コート脱いじゃいました。
これは春の陽気じゃなくて夏だよ~と思ったら…
⇒関東で今年初の夏日 都心も24℃迫る 明日は真冬の寒さに逆戻り|tenki.jp
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