【リュウキュウアサギマダラ】奄美大島 貝殻拾いの旅2024…昆虫観察編
奄美大島 貝殻拾いの旅 2024 で(3日目)土盛海岸へと歩いているとき、あ! 青い蝶だ🦋
と、出会ったのが リュウキュウアサギマダラ(タテハチョウ科)でした。
このとき、お友達がこの蝶をしつこく(いえ、粘り強く)撮影チャンスをうかがい… 枝にとまった! そこからまたヒラヒラと飛び立つことなく、ときたま翅をヒラ~と広げてくれたりしたのを撮った画像を載せておきます🦋
あ~ また複眼が縞模様に撮れてる。これってモアレ?
「リュウキュウアサギマダラ 複眼」で画像🔍しても、複眼が大きく撮れている画像がない? あった!
⇒蝶の複眼|フォトン 👈このブログの画像は素晴らしい!👏👏
リュウキュウアサギマダラの複眼に縞模様があるし、頭部・胸部に生えている毛の1本1本まで撮れてますよ!
あ~ この複眼の縞模様が白いですけど、これモアレではなくて、体表の色と関係ある? リュウキュウアサギマダラの白い斑(まだら)模様と関係ありそう。次のツマグロヒョウモンの複眼の色は体色と同じ黄褐色だし。
そしてフォトンさんのブログで、ツマグロヒョウモンの複眼に現れる黒い点を「擬瞳孔」と言うことを知りました。
「擬瞳孔」で🔍
⇒教材 カマキリの偽瞳孔の仕組み|下関市|豊田ホタルの里ミュージアム
あら、「擬瞳孔」それとも「偽瞳孔」?
「擬瞳孔」…約 98,800 件
「偽瞳孔」…約 304,000 件 👈こっちだね
ところで、豊田ホタルの里ミュージアムさん、「偽瞳孔」というニッチなネタで教材を作ってるって、凄いね😲 そして、その説明の中にさらにニッチな情報が…
『(※これは連立像眼の時に見れるもので、夜になると個眼の仕切りがなくなる重複像眼になる昆虫の場合は夜は見れません)』
なに?「連立像眼」「重複像眼」って🧐
どちらを🔍してもトップに出てきたのはこちら
⇒Insect visual system - htmldocs - Invertebrate Brain Platform|INCF Japan Node
英語? かと思ったら、開けば日本語だ。
『昆虫の視覚受容器』蟻川謙太郎(総合研究大学院大学)
へ~ 昆虫の視覚受容器:複眼/個眼はこんなに詳しく研究されているんですね!
教材 カマキリの偽瞳孔の仕組み に戻りまして…
『カマキリは夜になると個眼の色素を移動させてより感度をあげる眼に変化するので、夜の黒い眼の時は(偽瞳孔は)見れません。』
その「夜の黒い眼」の画像がこちらにあった。
⇒虫の中でも最強のハンター “カマキリ” のなぜ?なに? 編|Honda Global
●カマキリは夜になると目が黒くなるのはなぜ? に、明るい日中の偽瞳孔の見える画像と、暗くなったときの黒い眼の画像があります。
この黒い眼の説明…『複眼が広がってどの角度からも底の黒い部分が見えるようになります』の「複眼が広がって」が???だったのですが、「個眼の色素を移動させて」個眼の仕切りをなくし「重複像眼」になるんですね。昆虫の眼は凄い!w(*゚o゚*)w
あ~ だいぶ脇道にそれてしまったので、リュウキュウアサギマダラに戻りまして、
次の疑問😅
蝶はいつもヒラヒラ飛んでいて、なかなか一ヶ所に長くとまっていてくれないので撮影が難しいのですが、このリュウキュウアサギマダラはなぜ長い間とまったままだったのでしょう? カメラを近づけても逃げないし、夢中になって撮影していたお友達が「もういいや」と撮影を切り上げたときも、そこにとまったままでした。
リュウキュウアサギマダラ|Wikipedia によりますと…
『食草のキョウチクトウ科植物に含まれるアルカロイドを体内に持ったまま成虫になるので、本種を食べても苦い。それによって鳥に食べられるのを防いでいる。それを知らしめるように緩やかに飛び、人を恐れず近寄ってくることもある。』
それで、人を恐れず、とまったままだったの?
あ。そうじゃなくて、こっちかも…
『日本の南西諸島に生息する。移動性はなく、… 越冬態は成虫。枝などにぶら下がって越冬する。』
…2月のこの日はまだ越冬中で、たまたま何かの要因で飛ばざるをえない状況になったけど、寝ぼけ複眼(まなこ)だったのかな?😅
ではもう一度、翅を広げたリュウキュウアサギマダラを観賞~
𝕏 でハッシュタグ #リュウキュウアサギマダラを見たら…
喜界町地域おこし協力隊(公式) の👇このポストがスゴイ🦋🦋🦋
リュウキュウアサギマダラの越冬風景を喜界島島内でも発見しました!
— 喜界町地域おこし協力隊(公式) (@kikai_okoshi) February 14, 2022
風に揺られながらも必死にぶら下がっている姿がなんとも愛らしい!#喜界島 #リュウキュウアサギマダラ pic.twitter.com/DZ8eJgKVUr
リュウキュウアサギマダラはこんなに集まって越冬してるんですね~w(*゚o゚*)w
👆これを見て思い出した。何百万匹もの蝶が北米で渡りをして越冬するというのをTVで見たことある。「なんたらマダラ」という名前の蝶だったけど~🔍
⇒オオカバマダラ|Wikipedia
⇒「オオカバマダラ 越冬」で画像検索すると、凄いよ~😱
⇒アサギマダラとオオカバマダラ 渡りをする蝶|東京大学総合研究博物館
⇒4800キロ渡るチョウ、オオカバマダラの秘密は羽の斑点?|ナショナル ジオグラフィック 👈『この研究は革命をもたらすでしょう』👈そうかも🧐
※関連記事
2024/02/28 奄美大島 貝殻拾いの旅2024…植物観察編
植物観察をしていると必然的に昆虫観察もするようになるのですが、このとき撮ったツマグロキンバエの複眼にも縞模様があった。
リュウキュウアサギマダラ|Wikipedia に『幼虫はツルモウリンカを始めとする旧ガガイモ科植物を食草とする。』 ということは、奄美に旧ガガイモ科(APG分類体系ではキョウチクトウ科)の植物があって、それはガガイモの実みたいに種髪を飛ばすのかな?
⇒「ツルモウリンカ 種髪」で画像🔍 あった!
⇒ツルモウリンカ|さらさらきらきら
『11月、果実が割れて種子が飛び出していた。』 そうか、11月か~
『ツルモウリンカは海岸の崖の上や、海近くの林縁や草原に生える。波のかぶるようなところまでには進出しないが潮風の届かないところには生えない。』 へ~! 観てみたい🌿
「ツルモウリンカ」は「蔓毛輪花」
2021/05/24 モンシロチョウ・ナミアゲハ・クロアゲハの井戸端会議?
2023/05/10 ウマノスズクサに【ジャコウアゲハ】…麝香(じゃこう)の香りは「ムスク」
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