蚤の綴り【ノミノツヅリ】…春の道端の小さな花
春の花咲く野川を三鷹大沢の里までお散歩して、相曽浦橋(あいそうらばし)付近の道端に濃い紫色のスミレ Viola mandshurica が咲いているのを観に行ったとき、歩道のアスファルトと縁石のコンクリートの隙間に生えるスミレと並んで、とっても小さな花を見つけました~
4mmほどの小さな白い花です。花弁は5枚、萼が星形になってます★
この小さな花は何でしょう?
Googleレンズで🔍したら「ノミノツヅリ」と出てきました🌿
「ノミノツヅリ」で画像検索すると… ん、ノミノツヅリですね😊
⇒ノミノツヅリ|Wikipedia には…
『非常に小さく、身近な植物ではあるが見逃されやすい。細い茎がよく分枝し、小さな葉と花をつける様子はよく見れば繊細な美しさがある。』
『和名は蚤の綴りで、綴りとは短衣のこと、その小さな葉をノミの衣服にたとえたものである由[牧野 新日本植物図鑑]』
綴(つづる。つなぐ。つなぎ合わせる。ぬい合わせる。)
では、よく見れば繊細な美しさがあるけど、非常に小さいゆえに見逃されやすい ノミノツヅリ(蚤の綴り)を観賞しましょう😊🌿
歩道のアスファルトと縁石のコンクリートの隙間に生えていました🌿
小さくて繊細な花
ん~ 儚い(はかない)のか、しぶといのか…🌿
…あ、花が咲いたあとは、実がなって種子ができますが、ノミノツヅリの種子はどんだけ小さいのでしょう?
ノミノツヅリの種子は 0.5mmほどのようですが、
⇒ネバリノミノツヅリ(粘り蚤の綴り)|松江の花図鑑
⇒ノミノツヅリ Arenaria serpyllifolia ナデシコ科|三河の植物観察
あら、「ノミノツヅリ 種子」で検索したら「ネバリノミノツヅリ」という変種が出てきてしまいました💧 私みたいなお気楽植物観察では(今まで知らなかった)ノミノツヅリを見つけた! だけで満足なのですが、そこに「変種」とか出てくると(覚えるの/同定するの)面倒なのよね😅
『全体に腺毛があるものをネバリノミノツヅリといい、変種扱いする。』
『日本の在来種のノミノツヅリは腺毛が全くなく、…』だそうです。
ところで「腺毛」って何?
トライコーム(毛状突起)とは違うの?
…と色々調べなくちゃ分らないことが増えるし😅
⇒毛状突起|Wikipedia によりますと『機能によって腺(腺毛)と非分泌性の毛状突起(非腺毛)に区分される。』
『植物の体表にあり、粘液や蜜を分泌する構造物を腺と呼ぶ。特に表皮だけに由来し、粘液や蜜を分泌する毛状の構造(毛状突起)を腺毛と呼ぶ。』 ふ~ん。
そうだ、ノミノツヅリはナデシコ科ですが、ノミノツヅリと似た小さな白い花「ハコベ」もナデシコ科でしたね。
2022/03/07 春の七草の一つ【ハコベ】の花弁は10枚じゃなくて5枚
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