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2024年11月25日 (月)

【ハマボウフウ】晩秋のビーチコーミングついでの海浜植物観察@三戸浜

三戸浜で晩秋のビーチコーミングをしつつ、海浜植物観察もしてきました~🌿
ビーチコーミングしていて、打ち上げラインにあんまり拾うものが無いときは、ちょっと浜を上がって「どんな植物があるかな~?」と探します。そして…
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この葉の形と鋸歯(葉の縁のギザギザ)と紫色の葉柄は~
ハマボウフウだよね!
そして面白いことに、左側の葉には朝露が残っているのに、右側の葉に朝露はありません。
これは、日が右側(東)から差していて(時刻は10時)、右側の葉には日光がよく当たり朝露は蒸発したけど、左側の葉は(西側に傾いているので)日光がまだよく当たらず朝露が残っているのですね🌿
三戸浜に来るまでに、高菜・大根・人参の葉に朝露の観察をしてきたのですが、ハマボウフウの葉でも朝露を見られて、この日は朝露日和😅
👇朝露を大きく鑑賞~
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そのあたりを見回すと、ハマボウフウはあちこちに生えていて
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👆まだ生えたばかり。
👇ちょっと大きくなった。
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👇紫色の葉柄が良く伸びてる。
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👇もっと大きくなった。
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でも、どれも葉だけで、花とか実はありません。
ハマボウフウ|Wikipedia によりますと『花期は初夏から夏(5月下旬 - 8月ごろ)』
私がハマボウフウの実を見たのは、2017年7月2022年6月
ということは、8月頃にこぼれたタネが芽吹いて葉を出し、これで冬を越して、来年初夏に花を咲かせるのでしょうか? 継続観察ですね🌿

ところで、ハマボウフウの葉の縁には「鋸歯」があるのですが、
鋸歯|Wikipedia を見ると『鋸歯の有無・形状』がこんなに色々(14種)分類・命名されているんだ~🍃
そして『被子植物の広葉樹は年平均気温の上昇に伴い全縁の種が多くなるため、気温と鋸歯形成の関係性が指摘される』そうです。

もう少し調べようと「葉 鋸歯」で🔍しようとしたら「葉 鋸歯 役割」がGoogle先生からサジェストされ、AI による概要 に興味深いことが…
『鋸歯は、葉の縁にあるのこぎりの歯のようなギザギザの突起です。葉面境界層とは、葉の真上に存在する空気のよどみのことで、鋸歯があると空気の渦ができるため、この空気のよどみがかき混ぜられて平均境界層が薄くなります。葉面境界層が薄くなることで、ガス交換が容易になり、光合成速度が上昇します。』へ~🧐
👆この出典は👉植物の葉の形|植物生理学I 第2回講義|光合成の森|早稲田大学・教育学部
そして、Wikipediaの「気温と鋸歯形成の関係性が指摘される」に関しての解説がありました!
『寒冷地域は一般的に日が短く、さらに冬場には葉を落とす落葉樹が多い。そのため、温暖地域よりも光合成を短期間で効率的に行わなくてはならない。このような厳しい環境下で、CUC遺伝子のような鋸歯を形成する遺伝子が変異によって生じたのだとしたら、これをもつ植物が光合成をより効率的に行えて繁栄するに至ったのかもしれない。したがって古環境の推定において、全縁率が低い(鋸歯を持つ葉が多い)と当時の気温が低かったと言えるのだろう。』なるほど~🧐



晩秋のビーチコーミングついでの海浜植物観察@三戸浜で、他に ネコノシタコマツヨイグサイソギクイワダレソウ を載せようと書き始めたのですが、ハマボウフウで「鋸歯」にハマり💧長くなってしまったので、つづく😅

※関連記事
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