【トベラ】晩秋のビーチコーミングついでの海浜植物観察@三戸浜
三戸浜で晩秋のビーチコーミングついでの海浜植物観察シリーズ⑦
① ハマボウフウ
② ネコノシタ
③ コマツヨイグサ
④ ツワブキ
⑤ イソギク
⑥ イワダレソウ に続いて…
▼トベラ(セリ目トベラ科)
👆トベラの果実が裂開して、赤い種子が目立ちます。
👇トベラの果実がいっぱい! 裂開している実はまだ少し。
トベラ|Wikipedia より…
『枝葉は切ると悪臭を発するため、節分にイワシの頭などとともに鬼を払う魔よけとして戸口に掲げられた風習があったことから「扉の木」とよばれ、これが転訛してトベラとなった』そうです。そして、
『トベラ(扉、学名: Pittosporum tobira)』
え~!「トベラ」は漢字で「扉」だったんだ😱
さらに、学名の種小名は“tobira”=トビラ=扉 ですよ!
ということは、日本人が命名したの?
学名 Pittosporum tobira (Thunb.) W.T.Aiton(1811) で、ウィリアム・タウンゼント・エイトン『イギリスの植物学者 … 王立植物園(キューガーデン)の園長を務めた』人で、日本人ではありませんでした。
「扉 漢字 植物」で🔍すると、
『海桐花(トベラ)』とも書くそうですが、これスゴイ当て字ですね💧ぜんぜん読めない😅
海の近くに生えてるから「海」はまぁいいとして、「桐花」桐の花にぜんぜん似てないよ💧
あ、「桐花」で画像🔍すると、油桐花がトベラの花に似てるかも?
そうだ、トベラは『主に暖地の海岸に多く自生する』ので、海に行くとよく見かける植物なので、私の中では海浜植物なんですが、
海浜植物|Wikipedia によりますと『海岸ぎりぎりの森林を構成するのは中部日本以南であれば、クロマツ、トベラ、ウバメガシ、ヒメユズリハなどである。それより海に近づくと樹木はなくなり、草本だけが見られる。… この帯に生育する植物が海浜植物と呼ばれるものである。』ということで、海岸ぎりぎりの森林を構成する樹木(トベラを含む)は海浜植物ではないようなのです💧 あれ? でも、海浜植物の代表的な種には「トベラ」がある!🤔
まぁ、私の「海に行くとよく見かける植物=海浜植物」という認識は、厳密ではないけど間違ってはないよね😅
ということで、晩秋のビーチコーミングついでの海浜植物観察@三戸浜シリーズはこれにて〆🌿
あ~もうちょっと…
トベラ属|Wikipedia の「属名の由来」によりますと…
『属名の Pittosporum(ピットスポルム)は、pitta (ピッタ:樹脂の意)と sporos(スポロス:種子の意)の語からなっている。これは、ギリシャ語の「べたべたしたタネ」に由来し、果実が熟すと中の種子が樹脂状の粘液に覆われ、小鳥がついばんだときに嘴や羽毛などに付着し、遠くに運ばれて行くことに由来する。』
👇その「べたべたしたタネ」
あら?トベラは被食散布じゃなくて、付着散布なの?
※関連記事
2022/01/26 石垣島 貝殻拾いの旅 2022 で海浜植物観察【テリハクサトベラ】
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