ウニ殻蒐集@東京蒐集で【ジンガサウニ】
収集癖と偏愛づくめの蚤の市『東京蒐集(しゅうしゅう)』に行ってきました~😃
今回 第4回で、私が行くのは2回目。
2日前に昭和記念公園の『東京蚤の市』に行って貝殻/ウニ殻蒐集してきましたが、今回も「ウニ殻蒐集」してきました😊
東京蚤の市は会場が広くて+立川駅から昭和記念公園まで徒歩20分かかるので、疲れます😅が、
東京蒐集は京王多摩川駅から徒歩5分と近く、会場もコンパクトで、お散歩気分で疲れません。それと『収集癖と偏愛づくめの蚤の市』なので、出品されてる品々を見て回るだけでも楽しい。昭和記念公園の『東京蚤の市』の会場を歩いているとあちこちで「これカワイイ!」という女子の声が聞こえたのですが、『東京蒐集』は「カワイイ」より「面白い」という感じ。私は「何コレ?何コレ!面白い~😃」という物に出会えると楽しくなる。そして今回出会った逸品は…
あ~!ナガウニがこんなにいっぱい‼
でも、私が知ってるナガウニの殻とはだいぶ色が違いますよ。これは、ナガウニ科の何でしょうね?
Googleレンズで🔍したら…「ジンガサウニ」が出てきた!
👉ウニコレ3|鳥羽水族館飼育日記「ジンガサウニ」
👉ウニ殻図鑑No.2「ジンガサウニ」|なぎさひろい
👉ジンガサウニ|UNI CLUB
ん!このウニ殻は「ジンガサウニ」ですね🧐
間歩帯の棘疣(とげいぼ)の並びが、鳥羽水族館飼育日記のジンガサウニの画像と一致します。殻の赤道部(一番膨らんだところ)で間歩帯の棘疣6個並んでいます。(他のナガウニ科の棘疣はこういう並びではないから、ジンガサウニですね。)
「ジンガサウニ 殻」を画像検索してみると、間歩帯の棘疣の数がもっと多かったり、少なかったりするのですが、なぎさひろいさんによりますと『ジンガサウニは「成長していくにつれて形状が変化してジンガサウニっぽさが出てくる」のが特に面白い♪』そうで、小さい頃のジンガサウニの棘疣の数は少ないですね。それと、小さい頃のジンガサウニの殻は紫色なんですね。
UNI CLUB によりますと ジンガサウニの分布は『 伊豆諸島以南、薩南諸島以南、インド・西太平洋海域』です。
でも「ジンガサウニ 奄美大島」で検索しても 約64件しかありません。『外海に面した波の荒い岩礁域』に行っても、そこでジンガサウニの殻に巡り合う幸運は訪れそうにないから、今ここ『東京蒐集』でジンガサウニの殻に巡り合えた幸運に感謝して、ジンガサウニの殻は「買い」です😃
ジンガサウニは『外海に面した波の荒い岩礁域』に生息しているためか、殻が分厚くしっかりしています。そのため、頂上系も欠落せずに残っているものが多かったので、頂上系が残っている殻をチョイスして、16個。殻の大きさは 45mm~60㎜
では、左上隅の1個を観賞~
ナガウニ科のウニ殻を撮るときの「フォーマルな」向きは、縦長ではなく、横長に置いて、多孔板を上です!
ナガウニ科|UNI CLUB の向きも、そっち向きです。
なぜそっちを上にするかというと、そっちが前だから。
▽口側
頂上系を内側から見ると、5個の孔は生殖孔で、生殖孔のある殻板が生殖板です。『そのうち1枚は水管系に海水を通す複数の孔(水孔)をもち、多孔板とよばれる。』by ウニハンドブック
▽歩帯の孔対と、間歩帯・歩帯に並ぶ棘疣
▽ちょっとダークに陰影をつけると重量感が増します😅
▽孔対と棘疣をドアップで
ジンガサウニの孔対は特定の配列はなく、とにかく「密」ですね。
歩帯の棘疣は2列ですが、
▽間歩帯の棘疣は(赤道部付近では)6列
棘疣の表面は(生きてるときは)ツルツルですが、ゴチャとまとめて運ばれるうちに擦れ合って、摩耗してます💧
▽横から見ると口側(下面)は緩く湾曲しています。
このように湾曲しているのは、岩礁や転石にくっついているとき、殻と岩/石との隙間を小さくできるからでしょうか?
ウニハンドブックによりますと『非常に強い波が打ち寄せる岩礁や転石に強く固着して生息する。
口側の管足数を増やし吸着力を高め…』
▽口側の管足数=孔対の数が増えている様子
はぁ~🍵 ジンガサウニの殻を観賞してたら、だいぶ長くなってしまいました😅
あと、ムラサキ系ジンガサウニと、ジンガサウニ殻ランプ~の観賞も残っているのですが、それは別記事で(つづく…)
つづき…👉紫色系【ジンガサウニ】のウニ殻鑑賞~ 👈この記事を書いていて、このウニ殻は「ジンガサウニ:Colobocentrotus mertensii」ではなく、ジンガサウニ属の一種(ジンガサウニの仲間)Colobocentrotus atratus のウニ殻であることが判明しました💧
つづき…👉【ジンガサウニ】Colobocentrotus atratus のウニ殻ランプ~
※「ジンガサウニ 奄美大島」で検索しても 約64件しかありませんでしたが、
「ジンガサウニ 沖縄」で検索したら、約1,150件あって、そのトップに出てきたこちらの記事…
👉固着特化!ジンガサウニが超かっこいい(そして味も悪くはないけど…)|平坂寛のフィールドノート
この記事を読むを分るんですが、そうか~砂浜を歩いてるビーチコーマーががジンガサウニを探すのは超難しいね😅
※関連記事
2020/04/22 ウニ殻コレクション【ナガウニ】
2023/08/21 すごいゾ! 熊本県立済々黌高等学校 生物部 ウニ班 … 放射相称であるウニ類の体に方向性があった!
« 貝殻/ウニ殻蒐集@東京蚤の市(昭和記念公園) | トップページ | 紫色系【ジンガサウニ】のウニ殻鑑賞~ »
「貝殻拾い」カテゴリの記事
- 夏の貝殻拾い/ビーチコーミングは「へんなもの」が多いのか@三戸浜~黒崎の鼻(2025.07.01)
- 二枚貝【ナミマガシワ】合弁 観察 ~2つの閉殻筋痕の謎~(2025.06.11)
- 貝殻拾いの旅で【ナミマガシワ】合弁まつり@南知多・鳶ヶ崎北(2025.06.10)
- 貝殻拾いの旅…南知多・内海海岸でチビ【ハスノハカシパン】ウニ殻拾い(2025.06.06)
- 【ジンガサウニ】Colobocentrotus atratus のウニ殻ランプ~(2025.05.20)
「コレクション」カテゴリの記事
- 【ジンガサウニ】Colobocentrotus atratus のウニ殻ランプ~(2025.05.20)
- 紫色系【ジンガサウニ】のウニ殻鑑賞~(2025.05.19)
- ウニ殻蒐集@東京蒐集で【ジンガサウニ】(2025.05.18)
- 貝殻/ウニ殻蒐集@東京蚤の市(昭和記念公園)(2025.05.16)
- MOOMIN x Mary's【リトルミイの雪遊び】チョコ缶@ムーミン80周年(2025)(2025.02.02)
コメント