黄色い小さな蝶形花【ミヤコグサ】初夏の海浜植物@黒崎の鼻(三浦半島)
5月8日に初夏の貝殻拾い@黒崎の鼻~三戸浜に行ったとき、黒崎の鼻の海岸に黄色い小さな花がいっぱい咲いてました😃
こっちにも!
いっぱい!
この花は何でしょうね? 蝶形花だからマメ科の植物であることは分るのですが~
Googleレンズで🔍したら「ミヤコグサ」と出てきた。
ミヤコグサ|Wikipedia によりますと
『花は典型的な蝶形花であり,栽培条件下においては,翼弁が開かずに自動自家受粉をする。』
あ~👇
👆まんなかの花弁が開いてないね。もっと太陽が高く昇ってから開くのかな?と思っていたら… 開かないんですか💧
それと「翼弁」で🔍 蝶形花の5枚の花弁には、旗弁(きべん)、翼弁(よくべん)、竜骨弁(りゅうこつべん)という名前がついているんですね。
「蝶形花」で🔍すると、「マメ科」ではなく「マメ亜科」と出てくるんですが?
👉マメ科|Wikipedia 『マメ科は花の形が大きく異なる3グループがあり、… 3亜科はジャケツイバラ亜科、ネムノキ亜科、マメ亜科と呼ばれる。』
そして、蝶形花をもつのは(マメ科を構成する3つの亜科のうち最大の)マメ亜科なんですね🫘 🫛
「自家受粉」は知ってますが、
「自動自家受粉」って何?🔍
『一部の植物では、送粉者を伴わずに同じ花の中で能動的におしべとめしべを接触させ送粉を行う仕組みを持っており、これらは自動自家受粉と呼ばれています。』東京都立大学【研究発表】より
そして、この【研究発表】が大変興味深い内容でした。
👉【研究発表】 植物の多種共存を説明する新たなメカニズムの発見 ~開花前の自家受粉の進化が引き起こす進化的救助~|東京都立大学
『“よく似た花を持つ植物種は同じ場所で同時には開花できない”とこれまで考えられてきました。植物の多くは、昆虫や鳥などの動物(送粉者)に花から花へと花粉を運んでもらうことで繁殖を行っています。そのため、似た花が同じ場所で、同時に開花すると、送粉者が花を見分けられず、異なる種の花の間で花粉が運ばれてしまうのです。このような異種間送粉による繁殖干渉は互いに種子生産量を低下させあい、やがて一方の植物種が他方の種を駆逐してしまうとされているからです。』へ~!
これって、もしかして… イヌノフグリとオオイヌノフグリの関係に当てはまる?
「繁殖干渉」で🔍
👉<生き物ヒトとなり>(104)オオイヌノフグリ 「繁殖干渉」で一大勢力に|佐賀新聞
『イヌノフグリの花にオオイヌノフグリの花粉がつくと、種子生産量が低下してしまうが、オオイヌノフグリの方はイヌノフグリの花粉にほとんど影響を受けないことが判明している。そして、近くにオオイヌノフグリが生えていると、イヌノフグリの種子がほとんど実らなくなることも示されている。』あら~😱 イヌノフグリが絶滅危惧種になってしまったのは、繁殖力がオオイヌノフグリより弱かったのではなく、オオイヌノフグリの花粉による「繁殖干渉」が原因だったのですね。でも直接の原因は「人が持ち込んだ」ことですよね💧(オオイヌノフグリは帰化植物)
ところで私、海岸で見かけた植物はみんな「海浜植物」だと思っちゃうのですが😅
ミヤコグサも海浜植物?
👉ミヤコグサ|mirusiru.jp
『神奈川県内では特に三浦半島の海に面した磯の付け根にある栄養が乏しく暴風にも晒される劣悪な低草地でコマツナギ(駒繋)あたりと同居しているものを特に多く見かける』だったら海浜植物だよね!と思ったら『が、耐塩性が高いだけで海浜植物というわけではなく、例えば相模原市といった内陸部にも分布がある。』🌿
ん~🤔『主に砂浜に生育する』という海浜植物の区分が微妙だ💧
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