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2025年6月11日 (水)

二枚貝【ナミマガシワ】合弁 観察 ~2つの閉殻筋痕の謎~

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6月6日に南知多・貝殻拾いの旅に行き、
鳶ヶ崎北の海岸が【ナミマガシワ】合弁まつり状態だったので、合弁のナミマガシワ
👇こんなにいっぱい拾ってきちゃいました😃
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では、この合弁のナミマガシワをじっくり観察してみましょうね😊
▼左殻(奥)と右殻(手前)
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二枚貝の殻は、右殻と左殻の2枚で構成されています。ナミマガシワの右殻には「足糸孔」という大きな孔が開いています。
足糸」は『二枚貝類が岩や海底などに付着するために、体から分泌する糸状の物質です。』
👉足糸|Wikipedia に(イガイ科)ムール貝の足糸の画像が載っています。また、鮮魚専門店などで(ハボウキガイ科)タイラギの足糸が見られることもあります。で、イガイ科やハボウキガイ科の足糸は「糸」って感じなんですが、ナミマガシワの足糸ってどんなの?
👉ナミマガシワ(殻幅があり、内側が白銀色のタイプ)|浦安水辺の生き物図鑑 👈ぜんぜん「糸」ぼくありません💧

▼左殻と右殻を並べて見る
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靭帯(2枚の貝殻をつなげる帯状の弾力性のある組織)
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▼靭帯でつながっているときの左殻(上側)と右殻(下側)
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▼フジツボが付着したナミマガシワを光に透かして撮る
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👆左殻側から
👇右殻側から
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👆黄色系
👇赤橙色系
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▼今回拾った合弁のナミマガシワの中で一番大きかったもの
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45mm

▼厚いのと薄いの
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👇薄いのも合弁です。
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ふ~🍵
ところで、疑問が一つ…
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左殻に丸い痕(あと)が2つ、いや3つ?ありますけど~
これ、クッキリした2つは「閉殻筋痕」ですよね!
では、もう一つの大きいのは?
対応する右殻のそこには「足糸孔」があるので、足糸がくっついていた痕(あと)のようです。「足糸痕」と言うのかな?
で、右殻の方にも閉殻筋痕がありますが、1つだけです!
閉殻筋痕が左殻に2つ、右殻に1つ。どゆこと???
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👉ナミマガシワ|浦安水辺の生き物図鑑にナミマガシワの内臓の画像があります。これを見ると閉殻筋(貝柱)は1つです。
ナミマガシワはイタヤガイ目・ナミマガシワ科です。
イタヤガイ目だから、閉殻筋は1つなの?
あ~👉ホタテの図解|ひらないホタテ貝議によりますと『ホタテも最初は貝柱が2つありますが、大きくなると一方が退化して1つになります。』だから、ナミマガシワも最初は2つあった閉殻筋の一方が退化して1つになるの? その2つあった閉殻筋の閉殻筋痕が2つなの? でも2つの閉殻筋痕は、ほぼ同じ大きさです。一方が退化したなら、その閉殻筋痕も小さくならない? それと2つの閉殻筋痕が近すぎる。
「ナミマガシワ 閉殻筋痕」で🔍すると、AIが「あうるの森」を引用してくるし💧 ということは、ナミマガシワの閉殻筋痕について私が求める日本語の情報はWeb上にはないみたいです🙁

▼ナミマガシワ(左殻)の閉殻筋痕が2つある謎🤔
250609n41ナミマガシワ左殻の2つの閉殻筋痕 250609n40b
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▼ナミマガシワ(右殻)の閉殻筋痕は1つなのに~
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ブログが解けない謎で終わると後味が悪いので😅
最後は貝殻✨キレイ~✨で終わりましょう😃

▼ナミマガシワの左殻を色分けしてみた
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👆これは乾いた状態ですが
👇濡れた状態だと✨キラキラ✨
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あ~でも、2つの閉殻筋痕の謎が気になって😅 しつこく🔍してたら「筋肉痕」という言葉に出会った!
「ナミマガシワ 筋肉痕」で🔍したら…
👉ナミマガシワモドキ|福井の打ち上げ貝
『ナミマガシワに似るが、左殻内側にある筋肉痕が一つしかない特徴がある。(ナミマガシワの筋肉痕は二つ)』
どうして「閉殻筋痕」ではなく「筋肉痕」なのでしょう?
一つは閉殻筋だけど、もう一つは閉殻筋以外の筋肉がくっついていたということ?

Google先生に質問しても答えが見つからないので、私でも質問できるAI:𝕏のGrok に質問してみた。
「ナミマガシワ(Anomia chinensis)の左殻には筋肉痕が2つある。1つは閉殻筋痕であるが、もう1つの筋肉痕についていた筋肉は何か?」
その答えが…
『ナミマガシワ(Anomia chinensis)の左殻にある2つの筋肉痕のうち、1つは閉殻筋痕ですが、もう1つの筋肉痕は**足糸筋(byssus muscle)**に関連しています。この筋肉は、貝が基質に付着するための足糸(byssus)を形成・操作するために使用されます。』
さらにGrokに質問
「ナミマガシワ(Anomia chinensis)の足糸筋(byssus muscle)とは、どんな働きをする筋肉か?」
『ナミマガシワ(Anomia chinensis)の足糸筋(byssus muscle)は、貝が足糸(byssus)と呼ばれる糸状の構造を生成・固定するために使用される筋肉です。この筋肉は以下のような働きをします:
・足糸の生成と固定:足糸筋は、貝の足から分泌されるタンパク質性の足糸を形成し、それを岩や他の基質に固定する役割を果たします。これにより、ナミマガシワは潮流や波の影響を受けても安定して付着できます。
・貝殻の位置調整:足糸筋は、貝が基質に対する位置を微調整する際にも使われます。筋肉の収縮や弛緩によって、足糸の張力や向きを調整し、貝の安定性を保ちます。
・環境適応:足糸筋の働きにより、ナミマガシワは岩礁や他の硬い表面に強力に付着し、潮の流れや捕食者から身を守ることができます。
この筋肉は、ナミマガシワのような付着性の二枚貝にとって、生存に不可欠な機能を支える重要な構造です。』

ふ~ん。ということは、👇こゆこと?
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この推測が正しいか?は、ナミマガシワの足糸筋と足糸の解剖学的な位置関係を確認しないと…なのですが、日本語の情報がWeb上にはなさそうなので、謎解きはとりあえずここまで😅

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