瀬切れした野川で拾った【マシジミ】観察

瀬切れした野川で拾った【マシジミ】観察をしていたら、マシジミやタイワンシジミは精子側の遺伝子のみが遺伝する『雄性発生』であり、タイワンシジミによるマシジミへの遺伝子汚染も問題になっているということを知りました。え~😱 なにそれ⁉ これはもっと調べなくては!と、ブログ記事がそっちに流れてしまい、マシジミの貝殻観察ができていなかったので、改めて、
マシジミ(Corbicula leana Prime, 1864)の観察です。
▽マシジミの殻表
殻頂が白くなっているのは殻皮が剥れて、その下の炭酸カルシウムが露出しているからです。
貝殻の炭酸カルシウムは淡水では溶けやすい?
『貝殻の炭酸カルシウムは酸性の淡水環境下では溶けやすいという性質があります。
海水は弱アルカリ性であるため、炭酸カルシウムの貝殻は比較的安定して維持されます。一方、淡水環境は中性~酸性に傾くことが多いため、海水に比べると貝殻が溶けてしまう環境にあります。』
貝殻の殻皮は海産の貝より淡水産の貝の方が厚い?
『一般的に、海産の貝よりも淡水産の貝の方が、貝殻の表面を覆う殻皮が厚い傾向にあります。』
それでも殻頂の殻皮が剥れてしまうのは~
『そこが貝殻の中で最も古く、長い期間、物理的・化学的な摩擦や浸食にさらされている場所だから』
拾ったときのマシジミの貝殻の中には、殻頂の殻皮がべりっと剥れて、でもまだ剥がれ落ちずにくっついてるのもありました。
▽マシジミの貝殻の内側
マシジミの貝殻の内側は紫色です。特に貝殻の縁の紫色が濃いです。
ところで、
「後閉殻筋痕」はハッキリわかりますが、
「前閉殻筋痕」はどこ?
👇ここかな?
ん~🤔
シジミの閉殻筋痕がアサリやハマグリの様に前後均等ではなく、前閉殻筋痕が小さいのはなぜ?
シジミの閉殻筋(貝柱)の痕跡が、アサリやハマグリのような前後均等(等筋型)ではなく、
前閉殻筋痕が極端に小さい(不等筋型に近い)理由は、シジミ科特有の殻の形状と「殻頂(かくちょう)」の位置に深く関係しています。
以下の要因が複合的に影響しています。
- 殻頂の前方への偏り
アサリやハマグリは、殻のてっぺんである「殻頂」がほぼ中央に位置し、殻全体が楕円形やバランスの取れた三角形をしています。一方、シジミは殻頂が大きく前方に突き出した前傾した形をしています。
・物理的スペースの制約: 殻の前方が急激に細まり、殻頂が前方に寄っているため、内部で大きな前閉殻筋を配置するスペースが後方に比べて物理的に制限されます。 - 靭帯(じんたい)との位置関係
二枚貝は、殻を閉じる「閉殻筋」と、殻を押し開く「靭帯」の力のバランスで開閉を行います。
・シジミの靭帯は殻頂のすぐ後ろ(後方)に位置し、非常に強力です。
・靭帯が後方に寄っているため、これに対抗して殻を効率よく閉じるには、後方の閉殻筋(後閉殻筋)を大きく発達させて強い力をかける必要があります。結果として、相対的に前閉殻筋の役割が小さくなり、痕跡も小さくなります。 - 潜り方と「足」の配置
二枚貝は前方から「足」を出して砂泥に潜ります。
・シジミはアサリなどと比較して、より活動的に砂の中に潜り込む生態を持ちます。
・前方には足を動かすための筋肉(足筋)が密集しており、内部構造が足の動きを優先する配置になっていることも、前閉殻筋が小型化している一因と考えられています。
このように、シジミの前閉殻筋痕が小さいのは、進化の過程で砂泥底での生活に適応し、殻の重心や構造を前方にシフトさせた結果といえます。
ふ~ん。なるほどね~
では、もう一つの疑問…
マシジミの貝殻の蝶番の歯が長いのはなぜ?
次の検索結果を表示しています: しじみの貝殻の蝶番の歯が長いのはなぜ 👈あ~ということは、蝶番の歯が長いのはシジミ共通の特徴のようです。
しじみの貝殻の蝶番(ちょうつがい)部分にある歯(歯状突起)が長く、しっかりとしている主な理由は、砂や泥の中で殻がずれないように強固に固定し、開閉時の安定性を高めるためです。
具体的には以下の機能が挙げられます。
- 殻の安定と補強
しじみは汽水域(淡水と海水が混ざる場所)の砂泥底に生息しており、殻自体はそれほど厚くありません。蝶番の歯が長く、しっかり噛み合う構造(前側歯・後側歯)をしていることで、殻がずれたり、外側からの圧力で貝殻が破壊されたりするのを防ぐガイドの役割を果たしています。 - 潜る力の伝達
砂に潜る際、蝶番の歯が殻の支点となり、安定して力を伝え、効率的に砂に潜れるようにする役割があります。
シジミ科(Corbicula)の貝は、通常3つの主歯(Cardinal teeth)と、両側に伸びる長い側歯(Lateral teeth)を持っているのが特徴です。
最近、Google🔍していて思うのですが、Google先生(AIによる要約)は便利だね~😃
何かを疑問に思うと自分なりに推測をする。その推測が腑に落ちて「たぶんそうだよね!」と思っても、それを確認するのは大変だった。それがGoogle先生(AI)に質問して確認できるのはとってもイイ😊
🍵今日もGoogle先生とだいぶ貝殻のお勉強をしましたので、マシジミの貝殻を鑑賞して〆ましょう。
▽マシジミの蝶番の側歯がこんなに長い~
▽マシジミの靭帯はシッカリ!
そして、殻頂の殻皮は剥れてます💧
▽マシジミの貝殻の内側は紫色~
なのに1個だけ内側が白いのがあって、タイワンシジミを知り、『雄性発生』を知り、マシジミ絶滅の危機を知ることになったのでした。
※関連記事
2026/02/07 瀬切れした野川で拾った【マシジミ】を調べていて『雄性発生』と絶滅の危機を知る
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