貝殻拾い

2025年5月20日 (火)

【ジンガサウニ】Colobocentrotus atratus のウニ殻ランプ~

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収集癖と偏愛づくめの蚤の市『東京蒐集』で蒐集(しゅうしゅう)してきたジンガサウニの殻16個
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これを2回にわたって偏愛(ウニ殻愛)に満ちたブログ記事に書いていたら…
ウニ殻蒐集@東京蒐集で【ジンガサウニ】
紫色系【ジンガサウニ】のウニ殻鑑賞~
このウニ殻が「ジンガサウニ:Colobocentrotus mertensii」ではなく、ジンガサウニ属の一種(ジンガサウニの仲間)Colobocentrotus atratus のウニ殻であることが判明してしまいました💧

Colobocentrotus mertensii 👈こちらが標準和名「ジンガサウニ」で、
Colobocentrotus atratus 👈こちらは標準和名はまだないようで、学名をカタカナ表記すると「コロボセントロトゥス・アトラトゥス」です。まぁ、どちらもジンガサウニ属(Colobocentrotus)ですので、「ジンガサウニ」で問題ないよね。鳥羽水族館飼育日記でも「ジンガサウニ」だったし😅

これまで2回の記事では、褐色系のジンガサウニ殻
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紫色系のジンガサウニ殻を観賞してきましたが、ウニ殻鑑賞の〆は「ウニ殻ランプ」で🌟

▼まずは紫色系ジンガサウニのウニ殻ランプ~
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ウニ殻ランプを真上から撮ると、頂上系の欠落した穴から光が大量に漏れるので眩しい(👈これが観察の邪魔💧)
このジンガサウニの殻は、頂上系の多孔板生殖板終板は残っているのですが、囲肛板は(肛門の開閉で動く(筋肉でつながっている)板なので)欠落しています。
Murasakiuni2004g2b👈囲肛板も残っていたムラサキウニの頂上系の図解

真上から撮ると欠落した囲肛板の穴からの光の漏れが眩しいのですが、斜めから撮れば…
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…いい感じ😊 この画像は下からの LEDベースライトの光の他に、外側からもライトを当てて撮ってます。
外からのライトを無くすと…
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夜のネオン街

ウニ殻ランプ鑑賞の「美の壺」は… 孔対から漏れる銀河のような光の煌めき~🌌
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はぁ~🍷が合いますかね?

ウニ殻の構造を観察するには…
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…こういう画像の方がいいんですが、ベースライトの鏡に映ったカメラのレンズが邪魔💧

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この画像だと間歩帯板の繋ぎ目が紫色の線となって分りますね。

▼つぎは褐色系ジンガサウニのウニ殻ランプ~
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あら!孔対の光が赤いよ‼
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これは「銀河」ではなく、火山から流れ出る「溶岩」
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👉ウニ殻図鑑No.2「ジンガサウニ」|なぎさひろい を見ると、子供サイズのウニ殻は紫色で、大きくなると紫色は薄れているのですが、紫色系(子供)と褐色系(大人)で孔対から漏れる光の色がこんなに違うとは予想外でした😃

外側からも光を当てて…
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棘疣ゴツゴツの岩肌を流れ落ちる溶岩流~😅

はぁ、ジンガサウニのウニ殻ランプ~🌟 楽しかった😊
3回にわたるジンガサウニの偏愛(ウニ殻愛)に満ちたブログ記事もこれで おしまい。



※関連記事
2020/04/29 ウニ殻コレクション【まとめ】
Unilamp10a

2020/04/27 ウニ殻コレクション【ウニ殻ランプ】撮影方法
2021/09/04 ウニ殻ランプ『ウニ殻観察キット』を 博物ふぇすてぃばる!7 に出品します
2022/09/25 ウニ殻ランプ『ウニ殻観察キット』を 博物ふぇすてぃばる!8 に出品します

2025年5月19日 (月)

紫色系【ジンガサウニ】のウニ殻鑑賞~

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ウニ殻蒐集@東京蒐集で【ジンガサウニ】の「つづき」です😊
東京蒐集』で蒐集(しゅうしゅう)してきたジンガサウニの殻は16個
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たまたま、褐色系8個、紫色系8個だった。
ジンガサウニの殻の色が違うのは👉ウニ殻図鑑No.2「ジンガサウニ」|なぎさひろい を見ると、子供サイズのウニ殻は紫色で、大きくなると紫色は薄れていくようだ。上の16個のジンガサウニ殻の画像を見ると、紫色系は褐色系より小さい。だから紫色系はまだ成長途中のジンガサウニなんだと思われます。
その紫色系の中の一つを観賞~しましょう😊

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前回の記事で『ナガウニ科のウニ殻を撮るときの「フォーマルな」向きは、縦長ではなく、横長に置いて、多孔板を上です!』と書きましたが『なぜそっちを上にするかというと、そっちが前だから。』という理由の他に、もう一つ…
歩帯に注目してみると、横長方向だと歩帯が「大」の字で左右対称で安定感があるのですが
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縦長方向だと安定感が無い💧

口側を見ると…
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周口部の穴は五角形なので…
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縦長より横長の方が安定感がありますよね😅

あ~ウニ殻鑑賞が変な方向に脱線しましたので💧
普通に鑑賞しましょうね。

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棘疣(とげいぼ)~
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昨日観賞したウニ殻の棘疣は擦れてましたが、このウニ殻の棘疣はツルツルです😊

頂上系
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多孔板の多数の孔も撮れた~😃
(あ、肉眼では見えなかった糸くずみたいな物がくっついてるのも写ってる💧)

▼頂上系~間歩帯の棘疣と、歩帯の孔対と棘疣~
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▼棘疣と孔対をドアップで
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棘疣の白い〇は、小さいものを撮るカメラ OLYMPUS Tough TG-6LEDライトガイドの光の写り込みです💧 そんなことより…
▼孔対が2列ありますね
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ウニ殻図鑑No.2「ジンガサウニ」|なぎさひろい を見ると、孔対は1列です。
ん~困った💧 このウニ殻は「ジンガサウニ」なのでしょうか?疑惑🤔

まぁ、とりあえずウニ殻鑑賞を済ませましょう😅

▼真横から見ると、口側(下面)は緩く湾曲しています。
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▼口側は管足数=孔対の数を増やし、強い波が打ち寄せる岩礁での吸着力を高めています。
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あ、周口部の中に…
耳状骨
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ウニの口器(アリストテレスの提灯)を動かす筋肉が耳状骨に繋がっています。

▼頂上系を内側から見る
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5枚の生殖板にそれぞれ1つ、5個の生殖孔があります。生殖板の1つは水管系に海水を通す複数の孔をもつ多孔板です。
生殖板の先には間歩帯板が繋がっています。内側から見ると間歩帯板が融合しているように見えますが、
▼ウニ殻ランプ~すると…
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間歩帯板が多数の殻板からなることが明るい光の筋で分りますね🌟
ウニ殻鑑賞の〆はウニ殻ランプ~なんですが、また長い記事になってしまったので、つづく…😅

つつき…👉【ジンガサウニ】Colobocentrotus atratus のウニ殻ランプ~



※それより、このウニ殻は「ジンガサウニ」なのか?疑惑を調べておかねばなりません!

BISMaLでジンガサウニの学名を調べると…
Colobocentrotus mertensii Brandt, 1835 ジンガサウニ(ナガウニ科)

Colobocentrotus mertensii shell”で画像検索すると、紫色のジンガサウニの画像があった!
👉Colobocentrotus|Wikipédia(フランス語版)
その紫色のジンガサウニの殻の画像は、私のウニ殻の特徴とよく一致し、孔対も2列あります!
でも、画像のタイトルが“Test de Colobocentrotus atratus.”って💧“Test”って何よ?
あ、“Test”にリンクがあった👉Test (zoologie)|Wikipédia(フランス語版)
『動物学では、テストは、ウニなどの特定の動物、または有孔虫などの微生物を保護する機能を持つ、石灰岩またはシリカ、キチン質または複合材料をベースにした、丸みを帯びていることが多い鉱物エンベロープです。』
『語源:「テスト」という用語は、ラテン語のtesta(「殻、甲羅」)に由来し…』
へ~ では「ジンガサウニの殻」なのね😃
でも、学名が違う~💦
今度は GBIF で検索
👉Colobocentrotus mertensii (Brandt, 1835) 👈これがジンガサウニ
👉Colobocentrotus atratus (Linnaeus, 1758) 👈私が入手したウニ殻

あ~ Colobocentrotus|Wikipédia このページは「ジンガサウニ:Colobocentrotus mertensii」という「種」ではなく「ジンガサウニ属:Colobocentrotus」の説明だったのですね。

ということで、私が入手したウニ殻は「ジンガサウニ:Colobocentrotus mertensii」ではなく、ジンガサウニ属の一種(ジンガサウニの仲間)のウニ殻でした😅

ところで、Colobocentrotus atratus shell”で画像検索すると「在庫あり」ます😃 例えば…
👉Oursin tortue violet|DEYROLLE  👈なかなかのお値段です
海外では「ジンガサ(陣笠)ウニ」の一般名は“Oursin tortue”(亀ウニ)なんですね🐢
👉OURSIN ECHINOMETIRIDAE COLOBOCENTROTUS PODOPHORA ATRATUS  👈こちらのページの画像で孔対の並びも見られます。ところで、10.00 € っていくら?

レユニオン島ではジンガサウニ属が岩礁にいっぱい貼りついている😱
👉Les oursins tortues sur les rochers de l'île de La Réunion.

Colobocentrotus atratusOursin tortue|Wikipédia(フランス語版)のページがあった。このウニはレユニオン島フランスの海外県)に多数生息するので、フランス語版Wikipédiaに解説が多いようです。
このページを訳してもらうと、Colobocentrotus atratus のカタカナ表記は「コロボセントロトゥス・アトラトゥス」でした。

2025年5月18日 (日)

ウニ殻蒐集@東京蒐集で【ジンガサウニ】

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収集癖と偏愛づくめの蚤の市東京蒐集(しゅうしゅう)』に行ってきました~😃
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今回 第4回で、私が行くのは2回目。
2日前に昭和記念公園の『東京蚤の市』に行って貝殻/ウニ殻蒐集してきましたが、今回も「ウニ殻蒐集」してきました😊
東京蚤の市は会場が広くて+立川駅から昭和記念公園まで徒歩20分かかるので、疲れます😅が、
東京蒐集は京王多摩川駅から徒歩5分と近く、会場もコンパクトで、お散歩気分で疲れません。それと『収集癖と偏愛づくめの蚤の市』なので、出品されてる品々を見て回るだけでも楽しい。昭和記念公園の『東京蚤の市』の会場を歩いているとあちこちで「これカワイイ!」という女子の声が聞こえたのですが、『東京蒐集』は「カワイイ」より「面白い」という感じ。私は「何コレ?何コレ!面白い~😃」という物に出会えると楽しくなる。そして今回出会った逸品は…

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あ~!ナガウニがこんなにいっぱい‼
でも、私が知ってるナガウニの殻とはだいぶ色が違いますよ。これは、ナガウニ科の何でしょうね?
Googleレンズで🔍したら…「ジンガサウニ」が出てきた!
👉ウニコレ3|鳥羽水族館飼育日記「ジンガサウニ」
👉ウニ殻図鑑No.2「ジンガサウニ」|なぎさひろい
👉ジンガサウニ|UNI CLUB
ん!このウニ殻は「ジンガサウニ」ですね🧐
間歩帯の棘疣(とげいぼ)の並びが、鳥羽水族館飼育日記のジンガサウニの画像と一致します。殻の赤道部(一番膨らんだところ)で間歩帯の棘疣6個並んでいます。(他のナガウニ科の棘疣はこういう並びではないから、ジンガサウニですね。)
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「ジンガサウニ 殻」を画像検索してみると、間歩帯の棘疣の数がもっと多かったり、少なかったりするのですが、なぎさひろいさんによりますと『ジンガサウニは「成長していくにつれて形状が変化してジンガサウニっぽさが出てくる」のが特に面白い♪』そうで、小さい頃のジンガサウニの棘疣の数は少ないですね。それと、小さい頃のジンガサウニの殻は紫色なんですね。

UNI CLUB によりますと ジンガサウニの分布は『 伊豆諸島以南、薩南諸島以南、インド・西太平洋海域』です。
でも「ジンガサウニ 奄美大島」で検索しても 約64件しかありません。『外海に面した波の荒い岩礁域』に行っても、そこでジンガサウニの殻に巡り合う幸運は訪れそうにないから、今ここ『東京蒐集』でジンガサウニの殻に巡り合えた幸運に感謝して、ジンガサウニの殻は「買い」です😃
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ジンガサウニは『外海に面した波の荒い岩礁域』に生息しているためか、殻が分厚くしっかりしています。そのため、頂上系も欠落せずに残っているものが多かったので、頂上系が残っている殻をチョイスして、16個。殻の大きさは 45mm~60㎜

では、左上隅の1個を観賞~
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ナガウニ科のウニ殻を撮るときの「フォーマルな」向きは、縦長ではなく、横長に置いて、多孔板を上です!
ナガウニ科|UNI CLUB の向きも、そっち向きです。
なぜそっちを上にするかというと、そっちが前だから。
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▽口側
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頂上系を内側から見ると、5個の孔は生殖孔で、生殖孔のある殻板が生殖板です。『そのうち1枚は水管系に海水を通す複数の孔(水孔)をもち、多孔板とよばれる。』by ウニハンドブック

▽歩帯の孔対と、間歩帯・歩帯に並ぶ棘疣
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▽ちょっとダークに陰影をつけると重量感が増します😅
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▽孔対と棘疣をドアップ
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ジンガサウニの孔対は特定の配列はなく、とにかく「密」ですね。
歩帯の棘疣は2列ですが、
▽間歩帯の棘疣は(赤道部付近では)6列
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棘疣の表面は(生きてるときは)ツルツルですが、ゴチャとまとめて運ばれるうちに擦れ合って、摩耗してます💧

▽横から見ると口側(下面)は緩く湾曲しています。
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このように湾曲しているのは、岩礁や転石にくっついているとき、殻と岩/石との隙間を小さくできるからでしょうか?

ウニハンドブックによりますと『非常に強い波が打ち寄せる岩礁や転石に強く固着して生息する。
口側の管足数を増やし吸着力を高め…』

▽口側の管足数=孔対の数が増えている様子
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はぁ~🍵 ジンガサウニの殻を観賞してたら、だいぶ長くなってしまいました😅
あと、ムラサキ系ジンガサウニと、ジンガサウニ殻ランプ~の観賞も残っているのですが、それは別記事で(つづく…)

つづき…👉紫色系【ジンガサウニ】のウニ殻鑑賞~ 👈この記事を書いていて、このウニ殻は「ジンガサウニ:Colobocentrotus mertensii」ではなく、ジンガサウニ属の一種(ジンガサウニの仲間)Colobocentrotus atratus のウニ殻であることが判明しました💧

つづき…👉【ジンガサウニ】Colobocentrotus atratus のウニ殻ランプ~



「ジンガサウニ 奄美大島」で検索しても 約64件しかありませんでしたが、
「ジンガサウニ 沖縄」で検索したら、約1,150件あって、そのトップに出てきたこちらの記事…
👉固着特化!ジンガサウニが超かっこいい(そして味も悪くはないけど…)|平坂寛のフィールドノート
この記事を読むを分るんですが、そうか~砂浜を歩いてるビーチコーマーががジンガサウニを探すのは超難しいね😅


※関連記事
2020/04/22 ウニ殻コレクション【ナガウニ】
2023/08/21 すごいゾ! 熊本県立済々黌高等学校 生物部 ウニ班 … 放射相称であるウニ類の体に方向性があった!

2025年5月16日 (金)

貝殻/ウニ殻蒐集@東京蚤の市(昭和記念公園)

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東京蚤の市が 2025/5/16~18 昭和記念公園で開催されています。
250組超の出店者とアーティストによる3日間の祭典』で、骨董市好きの私としては行ってみたいイベントだったので、初日5/16(金)に行ってきました~😊

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🌿東京蚤の市🌿の植物で飾られたゲートを入ると、リストバンドと会場マップが渡されます。
会場の『みどりの文化ゾーンゆめひろば』の面積は約2.5ヘクタールもあるので、会場マップも大きな紙になりますが、
片手に収まるほどコンパクトに折り畳まれています。
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あ、これは「ミウラ折り」ですね‼
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『大きな紙でも、対角線部分(厚紙の表紙が貼ってある部分)を引っ張るだけで、一瞬で展開、または折りたたむことができます。』
ミウラ折りの会場マップはなかなかイイね😃と思いつつ、こういうイベントの会場は「隅から隅まで見て回る派」なので、マップを見ない私😅

そしてこの日のお買い物…

ヤシガイの仲間
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この貝殻キレイだね~🐚ヤシガイの仲間だよね。まぁ同定は帰ってから…
Googleレンズで🔍した中に
👉メロディアデマ磨き|貝殻の問屋さんが出てきて、こちらの画像が私が買ったのにすごく似てる。しかも、こっちの方が安い💧 でも送料入れたら同じくらいか😅
それより気になるのが『メロディアデマ磨き』の方!
メロディアデマ(Melo Diadema)は『ヤシガイの一種で大型に成長する種』であるが、「磨き」って何?
貝殻を磨いてあるの?
ヤシガイの殻表には模様があるんですが、私が買ったものは模様が無い。そして表面は磨いたようにツルツル✨💧
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殻の内側には模様があるね~と思ってたんですが、これ外側を磨いたから(外側の模様は無くなって)内側の模様だけ残ってるのか~💧 貝殻コレクターには嬉しくない状態ですね😢 一つ勉強になりました。

貝殻のマスキングテープ手紙社
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どのくらい貝殻が並んでいるかな~?と、貝殻の絵が一周するまで取り出してみたら…
👇こんなにあった‼
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👆これらの貝殻を同定しなくちゃ😅

▼小さなウニ殻
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頂上系が残っているウニ殻が3つありました。
これも帰ってから同定🧐

フシザオウニオウサマウニ科
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ノコギリウニオウサマウニ科
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「オウサマウニ」の名前の由来は?🔍『トゲを取り除いた殻が王冠のように見えるため』ですね👑



※関連記事
2025/05/18 ウニ殻蒐集@東京蒐集で【ジンガサウニ】
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2019/07/29 伊豆大島で貝殻拾えなかったから、貝の博物館『ぱれ・らめーる』で貝殻観賞~
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2020/03/27 博物マステ【ウニ】【放散虫】を見つけた~池袋ジュンク堂|ウサギノネドコ
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2025年5月 8日 (木)

初夏の貝殻拾い@黒崎の鼻~三戸浜(三浦半島)

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GW中はビーチコーマーさんたちの𝕏のポストを見て、いいな~私も海に行きた~い🤤と思っていたんですが、GWは人いっぱいだから💧 GW明けに貝殻拾いに行ってきました~😃
どこに行こうか? 鎌倉は『続・続・最後から二番目の恋』効果で、平日でも人が多いだろうし💧 ここは、定番の三戸浜ですかね😊
いつもは、まず三戸浜に行き、左側の初声漁港の方へ歩き、折り返して黒崎の鼻の方へ。そして潮が引いていれば黒崎の鼻へ。帰りは畑の中の(だらだらと長い)一本道を(トボトボと)歩く。👈これがとっても疲れるので、今回は先に黒崎の鼻に行くことにしました。

三崎口~黒崎の鼻に向かう畑の中の一本道
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道の先に海が見えます!
両側の畑の作物は、収穫も終わりに近づいたキャベツ、花が終わって実が成長中のカボチャ、苗から蔓を伸ばし始めたスイカ。でした。
そして…
▼ヒバリさえずる畑の上空🐦
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この時期(春~夏)に、この道を歩くと、ヒバリのさえずりがよく聞こえます。ほんとによく鳴いているんですが、見上げてもヒバリの姿は(私の目では)見えません😅
ヒバリのさえずりを聞いてみるなら、こちらがお薦め
👉ヒバリのさえずり|NHK for School

黒崎の鼻へ下る山道
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彼方に見えるのは、お隣の和田長浜。その台地の上にソレイユの丘があります。

黒崎の鼻の海岸
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(9:30)誰もいない海♪

では、そこで拾った貝殻/ウニ殻を、海で撮影した分だけ順に載せておきます。

▼「赤い靴」ではなくて、ヒラスカシガイスカシガイ科
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これを見つけると、クツ(靴)みっけ! え~っと「クツ」じゃなくて、何だっけ? と「ヒラスカシガイ」という標準和名が出てくるまで、ちょっと間が開くことに😅 そう言えば「コッペパン」は何だったっけ?・・・「ヤナギシボリダカラ」あ~出てきた。ヨカッタ💧ニックネームでばかり呼んでいると標準和名を忘れますね😅
でも、ニックネームの方がすぐに思い浮かぶんですよね。
ヒラスカシガイの殻の色は灰白色~赤と変異に富むので、赤いの見たら「赤い靴」

ウラウズガイの蓋
最初に見つけた1個なので、濡れた✨状態を撮りましたが、ちょっと欠けてたね💧
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ウラウズガイサザエ/リュウテン科
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ウラウズガイが中身入り(蓋付き)で打ち上がってました。
黒崎の鼻/三戸浜ではウラウズガイの蓋がたくさん拾えます。蓋がたくさんあるってことは、それと同じ数の貝殻も打ち上げられているのでしょうが、殻の方はたいてい割れてます。だから割れていないウラウズガイの貝殻はレアもの?

タワシウニナガウニ科
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棘も(半分ほど)残ってます。
タワシウニの棘は赤いんだ!

▽もう一つ拾ったタワシウニ殻
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これは棘無し、緑色、頂上系も残ってる良品😊

スガイサザエ/リュウテン科
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水の中にいて、動かない。ヤドカリさんがお住まいにはなっておらず、まだ現役? ならば腹足で岩にくっついていると思うんですが、蓋を閉じてた。スガイの蓋を観察して、元に戻しておきました🐚

ウラウズガイスガイサザエ/リュウテン科リュウテンサザエ科です。
サザエの仲間なので、サザエの蓋のように蓋が分厚く膨らんでます。
タマガイ科の蓋は薄っぺらです。👉ツメタガイ/オオネズミガイの蓋2つでハート型?

コシダカウニサンショウウニ科
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アカウニオオバフンウニ科
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殻は大きく破損してましたけど、棘を標本にしようかな。

キイロダカラタカラガイ科
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薄っすら黄色が残っていて、キイロダカラとしては良品😊

ハナビラダカラタカラガイ科
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花びらクッキリ残ってる😊

クロダカラタカラガイ科
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また、
コシダカウニサンショウウニ科
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見つけたときは「あ!茶色のバフンウニ? なんてことないよね😅 コシダカウニだよね」
コシダカウニの殻は色んな模様があって、こういう模様のコシダカウニも以前拾ってた

クロヅケガイニシキウズ/ニシキウズガイ科
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ガラスの銀化
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光が当たると赤系玉虫色に輝きます✨

さて、この日の貝殻拾いのタッパーの中は…
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なかなかのバリエーション😃
そして、この日一番の「へんなもの」は中央の
青いクモヒトデ
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このクモヒトデは何でしょうね?
Googleレンズで🔍した中で一番似てたのが…👉キタクシノハクモヒトデ|登別マリンパークニクス

(12:00)初夏の空を見上げて(トンビがいないか警戒しつつ)ランチタイム~😋
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(14:00)初夏の三戸浜~
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三戸浜の水面(みなも)はとっても穏やかでした。



ウラウズガイの蓋探し~
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👆この中にウラウズガイの蓋が何個あるか? 探してみよう~😃
👇ウラウズガイの蓋があるところに
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2025年4月19日 (土)

貝殻拾い【ウマノアゲマキ】か【キヌタアゲマキ】か? 和名の由来は? @由比ヶ浜

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ちかごろの由比ヶ浜に行っても「貝殻あんまりないね~💧」なんですが、4/19(土)に行ってきました。土日の鎌倉は人が多いから、貝殻拾いに行くなら平日の方がいいんですけど、「海おく」=『海からの贈りもの展』やってるから、「海おく」ついでの貝殻拾い&鎌倉観光😅

この日の由比ヶ浜は、いつもよりはチョッと打ち上がってた。
そこで拾った小さいけどキレイな二枚貝が…
ウマノアゲマキ(キヌタアゲマキ科)
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拾ったときは「ウマノアゲマキ拾った~😃」と喜んでたんですよ。
でもブログを書くにあたって、いつものように科名を確認しようと BISMaL で「ウマノアゲマキ」を🔍したら…『"ウマノアゲマキ"に一致する分類群情報はありません。』💧
え!「ウマノアゲマキ」が無い? 日本近海産貝類図鑑には「ウマノアゲマキ」載ってますよ。
👉ウマノアゲマキ|潮騒の宝箱 の画像とよく似てるし。でも解説を読んだら『キヌタアゲマキガイの異名となっていますが…』
あら、ウマノアゲマキ は キヌタアゲマキキヌタアゲマキ科)のシノニム(異名)なんですか!?

ウマノアゲマキの学名 Solecurtus dunkeriGBIF🔍すると…
👉Solecurtus dunkeri Kira, 1959
『~のシノニム Solecurtus divaricatus (Lischke, 1869)』となっており、「11 座標ありのレコード」は日本だけです。
※ウマノアゲマキ Solecurtus dunkeri Kira, 1959 は、Kiraさん=吉良哲明貝人列伝の一人)が記載したんですね。

ウマノアゲマキはキヌタアゲマキのシノニムのようですが、キヌタアゲマキを画像🔍すると、私が拾ったのと雰囲気が違う。(アラスジケマンガイとホソズジイナミガイのときは 画像を見比べても違いが分からなかったのですが💧 今回は何か違うと感じる)
先ほどの
👉ウマノアゲマキ|潮騒の宝箱 によりますと『キヌタアゲマキガイの異名となっていますが本種は殻頂部が前方に偏り、キヌタアゲマキに見られる後背部の石灰の付着が見られません。』とのこと。
他にも
👉キヌタアゲマキ|図鑑を作る(二枚貝編)
ウマノアゲマキは『キヌタアゲマキに比べ、幅が狭く後方の石灰の沈着はほとんどありません。
その部分は、くの字状のはっきりとした肋となります。』
👉三重県総合博物館所蔵 貝類コレクション -シオサザナミ科・キヌタアゲマキ科-[PDF]
『殻高が大きく,後背部に石灰が沈着して分枝状彫刻が不明瞭になる個体をキヌタアゲマキとし,ウマノアゲマキSolecurtus dunkeri Kira, 1959(次種)と区別してリストアップした.
ウマノアゲマキは,キヌタアゲマキに比べて殻が細長い形の個体をもって記載された.この形質は連続するため両種を区別ができないとされたが(波部,1981),本コレクションの中で,後背部にある彫刻が明瞭に隆起する特徴を有する個体は,この名でリストアップした.』
…ということで「後背部に石灰が沈着」するか/しないかが識別ポイントの一つらしいのですが、それどういうこと?誰か図解して~
こういうシノニムか否かの微妙な問題の調べものはこの辺までにしときまして😅
お気楽ビーチコーマーは別の視点で貝殻を楽しみましょう😊

とりあえず「ウマノアゲマキ」ということで、まずは貝殻鑑賞~
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海辺で見つけたときが一番キレイ✨
いろんな海藻ごみの打ち上げの中から「お宝」を探すので、見つけたときが一番テンション上がりますね😃
帰ってから、洗って、干して、撮ると…
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拾ったときの様に✨キラキラしてないんです💧
薄い貝殻が透けて見える様に撮るには、貝殻が濡れていて直射日光の下で撮らないと✨キラキラにならないみたい。
でも、合弁のウマノアゲマキだから、色んな角度から撮影~📷
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👆👇『後背部にある彫刻が明瞭に隆起する特徴』が撮れました😊
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貝殻鑑賞したら、次は「和名の由来」の🔍です。
「キヌタアゲマキ
「ウマノアゲマキ」どちらも「アゲマキ」とつくので、ここから🔍
👉アゲマキガイ|市場魚貝類図鑑
渚ノ丹敷(1803年享和3年 曾永年)より岩川友太郎。アゲマキは有明海周辺での呼び名。「あげまき」とは古く子供の髪型のひとつ。髪を左右で分けて角状に巻き上げたもの。この2つの角状のものがアゲマキガイのふたつの水管に似ているためだろう。広辞苑』
…ということで、「あげまき」は漢字で「総角
「総角 あげまき 髪型」で画像🔍 👈あ~!みすず学苑の広告の髪型だ~😂
総角(あげまき)の例として聖徳太子を挙げているのを幾つか見かけたので、
👇聖徳太子二王子像
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👆聖徳太子は大人なので総角(あげまき)ではないけど、二王子は子供なので総角(あげまき)です。
👇王子の総角(あげまき)とウマノアゲマキの画像を並べて見る…
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👆似てる!かも?😂
私的にはこれで十分納得できるのですが、しかし・・・

先ほどの👉アゲマキガイ|市場魚貝類図鑑で『この2つの角状のものがアゲマキガイのふたつの水管に似ているためだろう。広辞苑』とあった。
他にも👉アゲマキガイ (蟶貝)|改訂新版 世界大百科事典|コトバンク
『アゲマキは2本の水管が殻の上につきでているのを古代の子どもの髪形総角(あげまき)(角髪(つのがみ))に見たてた名である。』執筆者:波部忠重
あら、貝人列伝のお一人の波部忠重がそう記しているなら、これは無視できませんね💧
でも、アゲマキの水管が総角に見える?
アゲマキの水管は「アゲマキガイ バター焼き」で画像🔍すると、その形がよく分ります😅
でも、アゲマキの水管は髪型の総角(あげまき)には見えないよね~
しかし、・・・

『総角(あげまき)は、主に古代日本(特に古墳時代から奈良時代)の子供の髪型で、角髪(みずら)とも呼ばれます』とのことで、
「総角 角髪」で画像🔍した中に…
👉【装束小ネタ】みづら篇~古代美豆良表現の変遷、続・美豆良と総角、謎の『ひさごはな』|逆名|posfie 
この記事の中に『大日本国開闢由来記』に歌川国芳が描いた大国主の画像があり、
その画像の𝕏ポストが👉『大日本国開闢由来記』に歌川国芳が描いた大国主|逆名@sakana6634  👈あ~頭の上に2本の角が立ってるような髪型ですよ! これならアゲマキの水管に似てるかも😅
ん~🤔「アゲマキ」の由来は古代の髪型の総角(あげまき)ですが、その見立てが 水管なのか? 貝殻なのか? これ以上深掘りしてる時間は無いので、おしまい💧

では次の「キヌタ」の🔍
👉キヌタアゲマキ|市場魚貝類図鑑
『岩川友太郎の命名。アゲマキ(ナタマメガイ科)に似ていて、民具の砧に似ているため。砧(きぬた)は布をたたき、皺を伸ばしたり、布を軟らかくする道具。』
こんな形👉「砧」画像🔍
ん~🤔 チャイロキヌタ(茶色砧)もそうなんですが、「」に見える?

で、最後に「ウマノアゲマキ」の「ウマ」なんですが、これは「ウマノアゲマキ 貝 由来」で🔍して…
👉形も色もちょっとユニーク! 来年の干支・ウマにちなんだ貝の展覧会 兵庫・西宮市貝類館|産経ニュース(2013/12/18)
『干支の午は方角では南にあたるため、ウマノアゲマキのように南洋に生息する貝に「ウマ」と名付けられることが多かった』そうです。👈あ~!これは面白い😃
👇高尾山薬王院の方位石
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👆南が(ウマ)ですね。🧭
ちなみに「正午」の由来は、太陽が南中する時刻で、十二支の「午」の刻の中央で「正午」です。🕛

あ、拾ったウマノアゲマキの大きさが分る画像を載せてませんでした。
👇どれも 20mmちょいで、小さいです😊
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※関連記事
2017/10/09 貝殻拾い【ウマノキヌタアゲマキ】…千葉・館山・休暇村前
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👆「ウマノキヌタアゲマキ」は日本近海産貝類図鑑には載ってません💧
この記事では(たぶん)と書いてます😅
2017年は貝殻拾い5年生で、日本近海産貝類図鑑を買ったのは6年生のときでした

2025年3月18日 (火)

石垣島 貝殻拾いの旅 2025【まとめ】

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石垣島 貝殻拾いの旅 2025 3/13(木)~17(月) 5日間の貝殻拾いログのまとめです。
いつものように拾った貝殻を拾った順にブログに載せているので、それそれの記事がと~っても長くなってます😅 ブログ上での貝殻拾いをお楽しみください😊

▼3/13(木) 初日は大雨😭
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👆画像はRBC 琉球放送より

▼3/14(金) 竹富島・アイヤル浜
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▼3/15(土)午前 舟蔵公園
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▼3/15(土)午後 崎枝南浜~大崎ビーチ
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▼3/16(日) 伊原間ビーチ と民謡居酒屋『海物語』
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▼3/17(月)最終日 とどろきビーチで小さなウニ殻いっぱい!
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※関連記事
2022/01/19(水)~22(土) 石垣島 貝殻拾いの旅 2022【まとめ】
2020/06/20(土)~23(火) 石垣島 貝殻拾いの旅

2025年3月17日 (月)

石垣島 貝殻拾いの旅 2025(5日目:最終日)とどろきビーチで小さなウニ殻いっぱい!

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石垣島 貝殻拾いの旅 2025 最終日は(飛行機に乗り遅れることがないように)「石垣空港から一番近いビーチ」とどろきビーチ
ところで「とどろきビーチ」はとってもマイナーな海岸だと思うのですが、「とどろきビーチ」で🔍すると👉石垣空港から1番近いビーチ!「とどろきビーチ」|石垣・八重山つーしん が出てくる。そんなキャッチコピーがつくくらい、ちょっとだけ認知度上がった?😅

今回の(今回も)貝殻拾いの旅では天気に恵まれず💧連日たびたび雨に降られ😢 でも、この日の予報は5日間の中で初めて☔マークが無い! けど、風速 15m/sの強風予報😱 実際には 7m/sでしたが、それでも強風!

08:30 強風のとどろきビーチ着
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とどろきビーチは漂着ゴミの多い海岸です💧
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2022年に来たときは「その状況をお伝えしなければ!」と漂着ゴミのことをブログに書いてた💧
今回はそれほどゴミは多くなかったですが、石垣島ならではの漂着物がありました!
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パイナップルが打ち上がってた~🤣

で、貝殻は? あんまり無いね~💧
貝殻が無いときは海浜植物観察~

ハマボッスサクラソウ科オカトラノオ属
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ハマボッス|Wikipedia によりますと
『海岸に生育する海浜植物。漢字では「浜払子」と綴り、花の咲く様子が払子に似ていることに由来する。』そうですが、
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👆払子(ほっす)に似てる?
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あ~最終日なんだから、海浜植物観察してないで、貝殻/ウニ殻を探さなきゃ!
打ち上げラインに目を凝らすと…
▼あった‼😃
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白い小さなウニ殻が👆この範囲に6個あります。探してみてね🧐
以下、小さなウニ殻画像を並べて行きます…
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👆これ、花紋が乱れて五放射になっておらず、形も歪(いびつ)なんですが、どうしちゃったの?💧 フリーク(奇形)?
(あ、Effe*さんが𝕏に「フリークメガボタンウニ」をポストしてた!)

これらの小さなウニ殻は、砂浜を走った車の轍(わだち)の凹みでよく見つけられた。強風で飛ばされたウニ殻が凹みが風よけになって溜まったのでしょうか? そのラインをせっせとウニ殻拾って行ったら…
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👆こんなにいっぱい!拾えた~w😃w
100個以上あります!
4日間のビーチコであまり拾えず燻っていたのが、最終日にウニ殻いっぱい拾って解消した~😃

さて、このウニ殻が何であるかを同定しないと!
これらは、ボタンウニ科マメウニ科の何かですが、ウニハンドブックにはボタンウニ科:8種、マメウニ科:6種 もあって、どれも形が似てるから同定は難しい😅
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帰ってから同定を試みるも、小さなウニ殻をハンディ顕微鏡越しに観察しながら見比べるの大変💦
いまのところ、ナンヨウボタンウニか、メガボタンウニかな~?
👉ナンヨウボタンウニ|UNI CLUB には『殻の内部には放射状に薄い小隔壁がある』と記されており、たまたま殻が割れた一つに…
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👆小隔壁があるから、ナンヨウボタンウニかな~?🤔
同定結果はそのうち… ディナーのあとで(節穴を塞いでから)😅

コブシメコウイカ科の甲貝殻の名残
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前日も伊原間ビーチでコブシメの甲が打ち上がっていましたが、前日の約40cmに対し、今日のは46cmでさらに大きい!
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そしてまた、コブシメの甲の表面を観賞~😅
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(09:40)気持ち明るくなった とどろきビーチ
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そろそろウニ殻スポットは終わりかな~
▼まだあった!
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👆この画像の中には3つあります。この画像の中のウニ殻のように背中?(花紋のある側)が上だと単なる白い粒ですが、100個も拾っていると「ウニ殻目👀」になってるから見逃しません😅
でも👇こういう風にお腹?(周口部囲肛部の穴がある側)を向けといてくれると見つけやすいね😊
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(10:05)とどろきビーチのだいぶ端までやってきました。
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ここはどの辺?とGoogleマップを見ると…
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あ~とどろきビーチの北側はこんなに空港の滑走路に近いんですね。
そして、Googleマップを拡大すると、あ!ここの海岸の写真が投稿されてる👈
へ~、この辺にもビーチに至る道があるんですね。私たちは南側の轟川に近いところから、轍の間に草の生えてる細い道を通って来てるんですが、もしかしてこの辺からの方がビーチへの🚗でのアクセスが楽かも?(次回トライしてみよう)

さて、そろそろ戻らなければ! だいぶ(2kmほど)歩いてきたから、戻る時間も見込んでおかなければならないのですが、そこは貝殻拾いの旅のタイムキーパーがいますので(ソーイングビーの司会者みたいに)「時間だよ~」と💦

(10:25)とどろきビーチの駐車スペースに戻ってきました。
ここにはハスノハギリの木がありますので、その実を観察。
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さぁ、これで 石垣島 貝殻拾いの旅 2025 もおしまいです。5日間天気には恵まれませんでしたが、最終日に小さなウニ殻いっぱい拾えたから、終わりよければすべてよし(新近効果)で、楽しかった記憶が残るでしょう。👈この楽しかった記憶が「貝殻拾いの旅」のログを書くゾ!というモチベーションになるのですよ。で、今回も長~いログになってしまいました😃
👉2025/03/13~17 石垣島 貝殻拾いの旅 2025【まとめ】
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2014年の漂着物学会沖縄・石垣島大会のビーチコーミングがここ「とどろきビーチ」だったようですが、漂着物学会の第14回漂着物学会沖縄・石垣島大会のページでは「カラノシピ海岸」となっています。そして「カラノシピ海岸」で🔍すると… AIによる概要『「カラノシピ海岸」という場所は存在しません。』💧
マイナー過ぎて「カラノシピ海岸」という名前は絶滅してしまったのでしょうか?
「どどろきビーチ」という名前は「~海岸」ではなく「~ビーチ」だから、近年つけられた名前ですよね。
この海岸の端には「轟川」が流れているので「とどろきビーチ」になったのかな?
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2025年3月16日 (日)

石垣島 貝殻拾いの旅 2025(4日目)伊原間ビーチ と民謡居酒屋『海物語』

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石垣島 貝殻拾いの旅 2025 初日は大雨😭
(2日目)竹富島・アイヤル浜
(3日目)舟蔵公園崎枝南浜~大崎ビーチ
で、雨が降っては雨カッパを着、雨がやんで日が差すと暑くて雨カッパを脱ぎ日焼けして…これを繰り返しながらも貝殻拾いができました😃
でも(4日目)2025/3/16は全国的に大荒れの天気で「3月とは思えない寒さ」
石垣島も14日15日は22℃~25℃超えの気温だったのに、16日は17℃~20℃で寒いよ~💧
だから、防寒と雨に備えて雨カッパを着たままの一日でした。
晴れること前提の当初プランは、伊原間から北側の石垣島の海岸を巡るプラン。
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石垣島 貝殻拾いの旅(4日目)タイムテーブル

06:51 🌅
07:00 🚗(32分)
07:40 伊原間 🅿🚻
09:20 🚗(3分)
09:30 サビチ鍾乳洞(海へ抜ける鍾乳洞)🅿🚻
10:30 🚗(10分)
10:40 久宇良の浜 🅿
   石垣島サンセットビーチ 🅿¥500🚻
11:50 🚗(4分)
12:00 平久保ビーチ 🅿 隣の浜への入口
   平久保サンセットビーチ(25/4/5
OPEN)

13:20 🚗(9分)
13:30 平久保灯台 🅿🚻
13:50 🚗(6分)
14:00 平野ビーチ 🅿
15:00 🚗(47分)
15:50 ぱいぬ島リゾート
16:14 🚌太陽の里前
16:35 離島ターミナル🚶‍♀️🚶(8分)
16:45 ゆらてぃく市場
17:20 🚶‍♀️🚶(8分)
17:30🍻海物語
20:00(出)🚕
20:30 ぱいぬ島リゾート💤
🚗全ルート

しかし、行けたのは伊原間ビーチサビチ鍾乳洞まで💧
ほとんど貝殻拾えてませんけど、貝殻拾いの旅の記録しておきます✎

07:00に宿を出る予定だったのですが、予報通り「大荒れの天気」💧 明け方は大雨と強風😱 これでは外に出られません😢
昨日拾った貝殻を洗い、それを並べて眺めながら、雨と風がおさまるのを待ちます。
09:30 宿を出て、
10:20 伊原間に到着
伊原間には2022年にも来ているので、勝手知ったる伊原間ビーチって感じで…
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ジャングルのような海岸林のトンネルを抜けて海岸へ
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空はどんより曇り空☁
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打ち上げラインはできてますが、たいした物はありません💧

▼この毛むくじゃらの…海藻?
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Googleレンズで同定できず💧
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モンパキノムラサキ科
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貝殻拾えないときは海浜植物観察😅

▼モンパノキの花にやってきたリュウキュウアサギマダラタテハチョウ科
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サバダカラタカラガイ科
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コブシメコウイカ科)の甲(貝殻の名残
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イカの甲に添えて置いた竹ピンセット(ビーチコーミング用「箔箸」)が 20cmなので、甲の長さは40cmほどですね。

▼コブシメの甲の表面の凸凹
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なぜコブシメの甲の表面にこんな凸凹ができるのでしょうね?

タマゴウニタマゴウニ科
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南の島ならタマゴウニをもっと拾えるハズなのに… 今回の旅でやっと拾えたタマゴウニ。
タマゴウニの殻の穴の内、中ほどにある左に偏った三角形が周口部で、下側の縦長楕円形のが囲肛部なんですが、なんでタマゴウニの周口部は「偏った三角形」なのでしょう? タマゴウニのアリストテレスの提灯はどんな形をしているのでしょう?
👉タマゴウニ目|日本のウニによりますと
『化石種の多くは正形類に似た口器を持っていましたが、現生種では口器が痕跡的なものに退化しており、幼体の時期に一時的に見られるのみです。』ということで、タマゴウニは口器(アリストテレスの提灯)が無いんだ‼
また『ジュラ紀には非常に繁栄していましたが、その後の衰退により、現生種はわずか3種のみが生き残っています。…「生きた化石」とみなされる存在です。』へ~、ならタマゴウニはレアものなんだ!

クダサンゴクダサンゴ科)の欠片(かけら)
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ノシガイエゾバイ科
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殻頂の欠けが小さいけど、なかなか完品には出会えません。

テリハボクの実を食べているオカヤドカリ
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ビーチの掃除屋さん活動中~😃

伊原間ビーチをGoogleマップで見ると2km以上続く砂浜なんですが、
12:40(2時間20分経過)これ以上歩いても変わり映えしないし、
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雲行きも怪しいので戻りましょうか。

13:15 伊原間公民館の道端に咲いていた
この花 なぁに?
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Googleレンズで🔍すると…ターネラ・ウルミフォリアトケイソウ科
👉ターネラ・ウルミフォリア|2016年度 沖縄市の自然 によりますと
『もともとはメキシコなど中南米が原産で、あたたかい沖縄では野外でも一年中育つことができます。沖縄の植物図鑑にはのっていないので、最近になって逃げだした外来植物だと考えられます。こういった育てていた草が逃げ出して外来植物になる例も多く、注意が必要です。』あ~「逸出帰化」しちゃったんですね💧
👉ターネラ・ウルミフォリア|Wikipedia には…『沖縄県内では植栽される他、道端に逸出帰化』だそうです。
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あ、伊原間公民館の庭?には…
▼馬がいます🐎
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2022年に来たときにも🐎いました😊

伊原間ビーチの次は(13:30)
サビチ鍾乳洞にやってきました。
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ここは『海へ抜ける鍾乳洞』なので、鍾乳洞を抜けた先を見てみたかったの😅
鍾乳洞だから、鍾乳石~
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「鍾乳石」で画像検索して出てくるような鍾乳石を期待していくと期待外れに終わりますので💧『海へ抜ける鍾乳洞』の方で…
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海へ抜けた先には沖縄の海岸でよく見られる「キノコ岩」がありました。
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砂浜もあります。
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観光客が頻繁に来るところですから、貝殻はありません。
でも、キイロダカラを拾ったので、鍾乳洞の中にお賽銭代わりに置いてきました😅

14:30 鍾乳洞を出て、この時点で予定から4時間過ぎ💧さらに北側の海岸を巡っている時間は無いので、宿に戻る方向の海岸に寄って帰りましょう。ということで、昨日行けなかった米原(よねはら)ビーチへ🚗 途中、雨がザーーッと降ってきて、今日はもう無理? かと思ったんですが、米原ビーチに着いたときは雨あがってた。
でも、
▼米原ビーチには…
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…拾うようなものは無かった💧 2022年に来たときもあんまり無かったけど、今回はさらに無かった💧

16:30 今日の海岸巡りはこれにて終了。
さぁ、帰って「お疲れさま~🍻」しましょう😃

今回の旅の3-4泊目の宿は『ぱいぬ島リゾート石垣島2022年の旅でも利用したリピーター🛌💤
コテージスタイルのお部屋はゆったりくつろげるのですが、繁華街からは離れているので、夜は居酒屋で🍻スタイルの私たちはバスで移動しなければならないのが面倒😅
でも、バス停でパスを待つ間に見つけた…

オオベニゴウカンマメ科ネムノキ亜科
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オオベニゴウカン|Wikipedia によりますと
『糸状に飛び出している赤い部分は雄蕊(おしべ)である。
花弁は中心付近に集まっており…』ということは~
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👆この蕾の中から雄しべがニューーっと伸びで来るんですね。その様子をタイムラプス撮影した動画ないかな~?と探したら…
ありました!(オオベニゴウカンではないですが、同じネムノキ亜科のネムノキの開花です)

そうか、この小さい蕾の中から、その何倍も長い雄しべがスーーっと真っ直ぐ伸びてくるわけありませんね。蕾の中で縮れていた雄しべが真っ直ぐに伸びるんですね。(縮れ毛をストレートヘアーにする感じ? 違うな😅 ストローの紙包みを縮めて、それに息を吹き込むとピューっと伸びる感じ?)ネムノキの雄しべと雌しべを詳しく観察している記事👉ネムノキの花を検分する|樹の散歩道

その他に石垣の街中で見かけた花
ブーゲンビリアオシロイバナ科
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ブーゲンビリア|Wikipedia によりますと
『ブーゲンビリアという名前は、1768年にブラジルで木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来する』で、
ルイ・アントワーヌ・ド・ブーガンヴィル(Louis Antoine de Bougainville)から“Bougainvillea”だから「ブーゲンビレア」とも呼ばれるんですね。

テイキンザクラトウダイグサ科ナンヨウアブラギリ属
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テイキンザクラ|Wikipedia によりますと
提琴とはバイオリンのことで、葉の形がバイオリンを連想させることによる』そうですが、
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👆この葉の形、バイオリンに見える?
しかも「提琴」って、どこが「桜」なの?

あら、貝殻拾いの旅ブログなのに、貝殻より花の画像の方が多い😅

石垣島最後の夜の🍻は
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海物語』です。
貝殻拾いの旅の「お疲れさま~🍻」は海鮮系の居酒屋を料理(お刺身)画像の美味しそうなところで予約してますが、予約した後で気づいた。ここ「民謡ライブ🎶」があるお店なんですね。17:30 わりかし早い時間に入ったらステージ正面の席に案内された。まだお客さんも少なくて、民謡ライブのお兄さん(歌、三線)お姉さん(太鼓)の正面で🍻するのは、最初はちょっと気恥ずかしい😅 そんな中「リクエストは?」と振られてしまったので…「 を」リクエスト♪

ライブ第1部は♪泣きなさ~い♪笑いなさ~い♪いついつまでも いついつまでも 花を咲かそうよ~♪の余韻とともに終わり、その後次々と予約のお客さんが来店し、「予約してないけど9人 入れますか?」という団体さんが入って賑わってきたところで、ライブ第2部。ライブはやっぱり観客がいっぱいいると盛り上がりますね~ 私たちも泡盛モードに入って楽しくなってきた😃 そして「リクエストは?」に先ほどの団体さんの中から「オジー自慢のオリオンビール!」の声。え、何その曲? と、ここで聞くまで知らなかった私たち。
BEGIN/オジー自慢のオリオンビール ♪美味しいさー♪のところをみんな一緒に歌って、すっごく楽しかった~😃😃🍻

🎶(ハイ)★★★三ツ星かざして高々と
ビールに託したウチナーの
夢と飲むから美味しいさ
オジー自慢のオリオンビール🍻
ワッター自慢のオリオンビール🍻

お店に入って席についたときは、民謡ライブ居酒屋って私たちに合ってないんじゃない?とも思いましたが、オジー自慢のオリオンビールの大盛り上がりで最初の思いはすっ飛びました。『海物語』の民謡ライブ🎶すっごく楽しかった~😃
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ところで👆看板の下についてるのは「ヤモリ」でしょうか?🦎
👉石垣島旅行でびっくりしないための心準備。生き物編ブログによりますと
『どんな新しいリゾート施設でも清潔感あふれるホテルでもたとえ市街地でも
 ほぼ、必ずいます。』そうなのか~ でも残念なことにヤモリさんとの出会いはありませんでした😅
そうそう『海物語』のお店の中、天井が✨キラキラ✨してますが
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天井から焼酎のビンが吊下げられていた~😃
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👆これは「焼酎のなる木」ですかね?😂

今回の石垣島 貝殻拾いの旅での4軒の居酒屋の中で『海物語』が一番楽しめました🍻〆の居酒屋が楽しくてヨカッタ😊

さて、明日は最終日。とどろきビーチに行きますが、なにかイイもの拾えるか?
👉 とどろきビーチで小さなウニ殻いっぱい!
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沖縄の歌といえば…「島唄」もいいね♪

「島唄」については是非👉島唄 (THE BOOM)島唄 (THE BOOM)|Wikipedia >歌詞 をお読みください。


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2025年3月15日 (土)

石垣島 貝殻拾いの旅 2025(3日目)崎枝南浜~大崎ビーチ

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石垣島 貝殻拾いの旅 2025(3日目)舟蔵公園のつづきです🐚
舟蔵公園の先の砂浜でのビーチコーミングが予定を90分も超えていたので、名蔵湾沿いのマングローブの海岸は、ちょっと立ち寄って「ん~ここでは拾えそうにないね」ということで、崎枝南浜から午後のビーチコーミングです。
あ~崎枝南浜の手前の海岸で拾ったものがありました。

マルマメウニマメウニ科
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たった2粒ですが、今回石垣島に来て初めて拾えたウニ殻です😃 嬉しい~😊

(13:00)崎枝南浜の駐車スペースに到着。
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崎枝南浜
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海岸に出ると、サンゴ砂の砂浜が電信屋跡まで続いているようです。前回(2022年)電信屋までの凸凹道を経験しているので、ここから砂浜づたいに電信屋まで行けば凸凹道を通らなくて済むじゃん✌というのがドライバーのお友達の目論み。往復で3kmほどになりますが😅

さて、歩き出した崎枝南浜にあったものは…

▼これ何? 海藻だとは思うんですが…
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穴ポコポコの海藻ですよ!
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Googleレンズで🔍したら、
カゴメノリカヤモノリ科
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カゴメノリ|海藻図鑑 によりますと…
『からだは膜質の袋状で,からだ全体に円形から楕円形の穴が多数空いている。… このようにからだに穴の空いた様子が籠(カゴ)の目のようであることにちなんで和名が付けられた。』なるほど~

クモガイソデボラ/スイショウガイ科
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棘は折れ、白く摩耗し、内側は汚れてるので、パス😅

ナンヨウクロミナシイモガイ科
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もう1つ拾った。どちらも殻頂まで残ってました😊
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ノシガイエゾバイ科
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ノシガイの殻頂は、欠けてた💧

リュウキュウアオガイユキノカサガイ/コガモガイ科
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拾ったときに「クサイロアオガイ」に似てるけど「草色」じゃないね~と思ったので、Googleレンズで🔍したら「リュウキュウアオガイ」でした。

崎枝南浜の海岸林は
テリハボクテリハボク科
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テリハボクの大木の枝には漂着浮きのブランコがありました。

そして
テリハボクの実
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丸いφ35mmぐらいの実がいっぱい! とか見ていたら… 雨降ってきた💧

雨に備えてリュックに入れてあるワークマン女子の雨カッパを着てビーチコーミング続行!
しかし、雨ザァーザァーになってきたので、テリハボクの木の下で雨宿り。でも、テリハボクのツルツルの葉は雨が流れ落ちやすいのか? 木の下で雨カッパ着てても「もう無理😱」というほどの豪雨になってきたので、駐車スペースまで戻り、車の中に退避~(このとき雨カッパを脱ぐのに一苦労💧)
「すごい雨だね~💧」初日ほどの豪雨じゃないけど「このあとどうしようか~?」と思案してたら、雨やんだ😅 ほんと、南の島では雨がザーーッと降ったかと思うと、すぐやみますね🏝🌦
車に乗ってるし、崎枝南浜はここまでにして、電信屋の凸凹道は通りたくないから、その先の大崎ビーチに行きましょう🚗
大崎ビーチは道路脇に駐車スペースがあるので、電信屋の凸凹道を通るよりずっと楽😅
駐車スペースの端の階段を下ると…
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▼大崎ビーチ(14:15)
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干潮の時刻で潮は大きく引いています。
さっきの雨はどこへ? 海岸は明るい😃
彼方の岬を回り込んだ先が電信屋です。距離 2km。

▼緑色の藻に覆われた貝殻…コベルトカニモリオニノツノガイ科
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こういう緑色の貝殻が動いているのをよく見かけるのですが…
貝殻が緑色ってわけじゃありませんよね。緑色の藻がついているのでしょうね。
先ほどの潮の引いた海岸の石は、緑の藻に覆われていましたし。
この緑色の貝殻は動いてます=ヤドカリさんがお住まいです。だから拾いませんが、拾わなくても貝殻の鑑定眼を養うために写真だけ撮ってきた😅

▼オレンジ色のリュウキュウマスオシオサザナミガイ/リュウキュウマスオガイ科
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リュウキュウマスオって紫色だけじゃなくてオレンジ色もあるんですね~ と書いて、確認のために「リュウキュウマスオ オレンジ色」で🔍したら…
2020年の奄美・手広海岸で同じこと言ってる自分がいた😅

▼次は紫色のリュウキュウマスオ
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▼今度はオレンジ色のリュウキュウマスオ
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なんか、リュウキュウマスオ度高いね~

▼またまたリュウキュウマスオ(オレンジ系?)
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ちょっと砂まみれなので、波打ち際に行って、洗って写真を撮る
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…と、そこで気づいた!

何コレ?
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サンゴに付着しているのは、緑色だから、海藻?
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先端が破れて緑色が抜けて白くなってるのもある。
あ! 波打ち際にいっぱいいた👇
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緑色の先端を拡大すると👇こんなです。
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ん~これは何でしょう?
Googleレンズで🔍したら…
イソスギナ
フデノホ が似てるんですが、どちらも微妙に違うような…💧

あ~ 似た画像を見つけました!👉浜比嘉島|ちゅら海 👈フデノホが密集して生えている画像が似てる。
それと、表面のブツブツが写ってる画像👉フデノホ|生きもの好きの語る自然誌
私が見たのはフデノホのようです。

と、この謎の海藻(フデノホ?)を撮っていたら、別の海藻を見つけた!

カサノリカサノリ科
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こ、これは! いつかそのうち、沖縄の海中道路に行ったら見てみたいな~と思ってたカサノリではありませんか‼😃
石垣島にもカサノリが生育してたんですね。
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見て見て、この傘 カワイイ~😃 美しい~😊
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ところで、カサノリ|Wikipedia によりますと
『約1cmの円錐状のかさと、長さが最大10cmになる柄をもつ巨大な単細胞性の緑藻類である。』と記されているんですが、
「単細胞」なの!?
こんな目に見える大きさで単細胞?
卵の黄身も単細胞だけど…ほとんどが栄養分を蓄えているだけの均質な構造だけど、カサノリは柄があって、傘ががあって、傘は多数の小部屋に分れ、そこに緑色の粒々の胞子…という「構造」があるんですけど、それなのに単細胞?
「石垣島 カサノリ」で画像🔍した中に、
カサノリは本当に単細胞なのですか?と、そこんとこを詳しく説明しているページがありました!
👉カサノリ|高校生物の関連資料|西郷孝のホームページ
引用させていただきます。
『カサノリは教科書に書いてあるとおり基本的には「単細胞」です。
カサの部分は中心部から放射状に60ぐらいの袋状のものからできていますが、仮根の部分も柄の部分も
カサの袋状の部分もすべてつながっていて、一つの細胞でできています。核は仮根にあります。』へ~

カサノリが単細胞であることは、カサノリ属|Wikipedia にも記されていました。
『カサノリは単細胞生物であるが、体サイズが非常に大きく、複雑な形態をしていることから、細胞生物学の研究においてモデル生物として扱われている』そうです。

カサノリを🔍していたら、こちらのページを見つけました。
👉冬の海に人魚のワイングラスに会いに行く|SONOアクアプランツファーム水草・海藻情報局
「人魚のワイングラス」=“Mermaid's Wineglass”とはホソエガサやカサノリなどのカサノリ属の名前のようです。
「人魚のワイングラス」🍷おしゃれ😊

カサノリの撮影を終えて立ち上がり、干潮で潮の引いた海岸を見渡せば…
この海藻は何?(あ、「海藻」ではなく「海草」でした)
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アマモ? にしては短くない?
Googleレンズで🔍したら「ウミジグサ」かも?
ウミジグサ|植物の百科事典|PictureThis
『ウミジグサは、主に熱帯および亜熱帯の海に見られる浅い砂地に生息する海草の一種です。』とのこと。
アマモ|Wikipedia は『北半球の温帯から亜寒帯にかけて』だから、亜熱帯の石垣島ではウミジグサベニアマモ/シオニラ科)ですね。

さらに広範囲に潮の引いた海岸を見渡せば…
わ~!先ほど崎枝南浜で見たカゴメノリがいっぱいだ~😱
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しかも、千切れて砂浜に打ち上げられたのではなく、生きてます!
面白いゾ!カゴメノリ😃
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あ~ そろそろ干潮汀線(ていせん)の波打ち際を離れて、満潮汀線の貝殻打ち上げラインに戻りましょうね。

イワカワハゴロモハボウキガイ科
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いくつもイカワハゴロモが打ち上がってました。
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クモガイの幼貝ソデボラ/スイショウガイ科
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この貝殻は何だろう?と見ていたら、さきほど崎枝南浜で見たクモガイの棘の無い貝殻だよね。
貝殻の棘は老成すると伸びてくるようなので、これは「クモガイの幼貝」?と🔍したら…
👉クモガイ|貝の図鑑に『クモガイは幼貝の時は突起は見られず』と記されていました。

ナガウニナガウニ科
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あ~やっと、ナガウニの殻を拾うことができました。南の島ならもっとナガウニ拾えると思ってたのに…
頂上系は欠損し、大きく五角形の穴あいてるし💧
ところで、この五角形 そっち向きなの?
👉ホンナガウニ|UNI CLUB 👈ナガウニの多孔板って、長軸向きじゃなくて、短軸の方にあるんですね。ということは、そっち向き(多孔板のある方向)に移動するの?
あら👉ウニの常識が変わった! 高校生が新発見|NHK
ツマジロナガウニは多孔板とは反対方向に移動するんだ。

▼何かの貝の蓋
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クダサンゴクダサンゴ科)の欠片(かけら)
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小さなカケラを2つ。本日の逸品😊

マダラヒラシイノミオカミミガイ科
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2020年にも拾ってました👉【マダラヒラシイノミ】【クロヒラシイノミ】…石垣島で拾った貝殻

崎枝南浜で雨に降られたあと、大崎ビーチでは時々パラパラ雨程度
オオハマボウの花にも雨雫
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(16:00)空模様もあやしくなってきたので、そろそろあがりましょう。と、浜からあがる直前で雨ポツポツ→ザァザァ降ってきた💧
当初のプランではこのあと 崎枝浜→底地ビーチ→吉原海岸→米原ビーチを回る予定でしたが、もうその時間はありません。
大崎ビーチ なかなか楽しかったから満足です😊
さて、帰って「お疲れさま~🍻」しましょうか😃



4日目は全国的に大荒れの天気で、伊原間ビーチまでしか行けませんでしたが、民謡居酒屋『海物語』が楽しかった~🍻😃
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2025/03/13~17 石垣島 貝殻拾いの旅 2025【まとめ】
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